Intelligence 第15号(2015年3月)
Intelligence 第15号
特集 冷戦初期のインテリジェンスと情報政策
カストロ治政下のキューバにおけるカナダのインテリジェンス活動(ドン・マントン 訳 谷川舜)
冷戦初期におけるアメリカの核政策 1941-1955――ヘンリー・ウォーレスの視点から (島本マヤ子)
VUNC(国連軍総司令部放送)の廃止過程――国務省・USIA・国防総省の対立と妥協をめぐって (小林聡明)
冷戦初期における米国国防総省の映画製作――『二世部隊』(1951年)の製作協力をめぐって (志村三代子)
特集 占領期の文化研究の新局面
CIE図書館と敗戦後の美術情報 (五十殿利治)
「第二芸術」再考――GHQ占領期における文芸の近代化と古典化の視角から(川崎賢子)
<太宰治>と共産主義者たち――戦後における需要の変遷を中心に (滝口明祥)
【研究ノート】ある共産主義的作家の占領期における記述をめぐる問題――江口渙の作品と検閲 (下田太郎)
【資料紹介】占領期の東京・銀座におけるキャバレー/ダンスホール (松田さおり)
【特別寄稿】陸軍中野学校の考察 (牟田照雄)
毎日・朝日の二大新聞社における「東亜」の組織と記者たち(土屋礼子)
グローバル化した通信網と大衆民主政治時代の国家の対外情報政策――日本の事例から、1870-1945年 (赤見友子)
【研究ノート】日中戦争期上海総領事館の通信傍受活動 (宮杉浩泰)
【研究ノート】OSS体験を隠す日系一世 (山本武利)
【資料紹介】1980~1990年代 商務省とNSA、どちらが通信セキュリティを管理しているのか (スーザン・ランドー 解説・訳 平松純一)
<柔らかな統制>としての推薦図書制度――文部省及び日本出版文化協会における読書統制をめぐって (中野綾子)
【研究ノート】『満州日日新聞』の創刊と初代社長森山守次 (栄元)
新着図書紹介2014年
20世紀メディア研究所・活動報告
投稿規定・執筆要領
執筆者紹介
編集後記
英文目次