雑誌ユリイカ 160004273

ユリイカ 第48巻第16号 = 第690号(平成28年11月)

サブタイトル
こうの史代
著者名
出版者
青土社
出版年月
2016年(平成28年)11月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
253p
NDC(分類)
051
請求記号
051/Y99/690
保管場所
閉架雑誌
内容注記
和書
目次

■私が出会った人々*11
故旧哀傷・米川丹佳子(中村稔)

■シュタイネ*新連載
パピア・コルプ 他一篇(多和田葉子)

■詩
イズミ(橘上)

■今月の作品
神山紗良・草野青人・村崎友里恵・四塚麻衣・呉基禎
選=(三角みづ紀)

■われ発見せり
ライブアイドル・コミュニティ(竹田恵子)

特集*こうの史代――『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』『ぼおるぺん古事記』から『日の鳥』へ

■対談
片隅より愛をこめて(こうの史代)(西島大介)

■マンガ――こうの史代と私
失われた右手が描く世界(近藤ようこ)
こうのさんのこと(谷川史子)
山のあなたになほ遠く(おざわゆき)

■無数の〈わたし〉のための物語
『漫画アクション』の片隅に 『この世界の片隅に』の居場所(細馬宏通)
覚え損ねたあのひとの記憶/書き留められた大文字の歴史(雑賀恵子)
『この世界の片隅に』は「反戦マンガ」か(紙屋高雪)

■こうの史代 単行本未収録短篇
ナルカワの日々

■世界はふたたび色づきだす――映画『この世界の片隅に』
生活への敬意、記録への情熱(片渕須直)聞き手=(青木俊直)構成=(高瀬司)
私たちの右手の行方(土居伸彰)
アニメ史の中の『この世界の片隅に』(藤津亮太)
この声の居場所 のん 聞き手=(青木俊直)
のんさんにインタビューしてきました(青木俊直)
Music for all the corners of the world(コトリンゴ)

■“傷”の場所/“生”の時間
『長い道』から『夕凪の街 桜の国』へ こうの史代試論(檜垣立哉)
世界が混線する語り(中田健太郎)
夕凪の街に生まれたけれど(東直子)
こうの史代の言葉について 作中の方言使用を中心に(吉村和真)
原爆文学の系譜における『夕凪の街 桜の国』(村上陽子)

■こうの史代 鳥エッセイ四コマコレクション
ぷらづま記/たまのを草紙/へるめすの書(こうの史代)

■されど、どこにでも宿る愛
鳥を鳴かせずに鳥籠へ こうの史代の鳥(藤岡俊博)
「日本の夫婦」の不気味さ(水無田気流)
「あー、いいのいいの。わたし好きな人いるから」(早川茉莉)
行間を描く 『ぼおるぺん古事記』論(三浦佑之)
手がかりを探しあぐねてわたしたちは雄鶏の姿を探す『日の鳥』を読む(木村朗子)

■切れぎれのプロフィルから
もう一人の、こうの“先生” 「マンガを描き続けること」と「マンガで食べ続けること」(久保直子)
終わっている“萌え”の時代と、続く日常について(さやわか)
《記録することの力》 雑誌/生活/考現学(田中里尚)

■資料
こうの史代全単行本解題(森下達)