芸術新潮 第63巻第7号-第12号(平成24年7月~12月)
第63巻第7号通巻751号
特集
いわさきちひろ
Love,Love,Love(橋本麻里)
グラフ
絵本の国のこどもたち
人生篇
女として、母として、人として
愛し、生きた人生
(文 橋本麻里)
かけはし年譜
作品篇
美術史から読み直す
いわさきちひろ試論
「紫陽花いろ」の画家
日本近代絵画史のなかのいわさきちひろ
(解説 北澤憲昭)
“にじみ”が語ること
いわさきちひろと宗達
解説 仲町啓子
「女」たちの場所
ちひろとローランサン
(解説 天野知香)
思い出を訪ねて
(文 編集部)
ちひろを語る
独学の尊さ(安野光雄)
私たちの時代(堀文子)
母との時間(松本猛)
無意識の伏線(イケムラレイコ)
贈り物に人気です(クレヨンハウス 大井五月)
秘められた強さに迫る
初のドキュメンタリー映画
文 編集部
ちひろパレット
おしゃれ
おとしより
おひさま色
あじさい色
骸骨狂雲集
写真(田中靖夫)選(橋本治)
ぼくの採点症
文(中原昌也)
ミュージック三昧
文(鈴木淳史)
わたし一人の美術時評
文(藤田一人)
唄めぐりの旅
百人百様の三崎
文(石田千)
ランプの肖像
PHILIPS INFRAOPHIL TYPE7529オランダ
写真+文(雜賀雄二)
伊藤まさこ 家事のニホヘト
最終回 一日の終わり方
失われたパリの復元
Ⅶナポレオンの甥、
ロンドンに亡命してパリ大改造を妄想する
文(鹿島茂)
デン・ハーグの“宝石箱”
マウリッツハイス美術館へ
トーマス・デマンドのパルプ・ノンフィクション
写真術
聞き手(光嶋裕介)
川内倫子 写真を生きる(文 鈴木理策)
初公開!
利休最後の直筆茶会記
浮世絵師たちの無国籍デザイン蘭字をご存じですか
線描の超人 吉川霊華、復活
歌舞伎を絵本にしちゃいました
(文 橋本治)
新連載
奇想の発見
ある美術史家の回想
①名古屋の幼年時代 文(橋本治)
「建築陶器のはじまり館」オープン
一ツ山チエ
荒木経惟
ホセ・ルイス・フェリイニャス
隠﨑隆一
光嶋裕介
鎌田克滋
「イメージの叫び パワーオブ・創作木版画」展
「ひっくりかえる展」よりChim↑Pom
Liverpool
「無垢と経験」展
NewYork
ムンク《叫び》、オークションで落札
Philadelphia
バーンズ財団新館オープン
Paris
「発見された身体」展
お薦めの書籍、映画、新聞
これから見られる展覧会案内
始めなかったことを終えること(文 堀江敏幸)
第63巻第8号通巻752号
特集 美女と幽霊
【案内役】(安村敏信)
対談
(辛酸なめ子×安村敏信)
全生庵で、幽霊について考えた
芝居気たっぷり、浮世絵の幽霊たち
【文】(奥田敦子)
グラフ
お菊 悲劇の美女は皿を数える
お岩 新出鬼没のお騒がせヒロイン
累 醜女の恨みはおそろしや
幽霊の益荒男ぶり
北斎の読本挿絵“奇マジュネーション”炸裂!
見聞記
東芋と観る大阪・謎の幽霊画
【文】東芋
インタビュー
いつかは消えゆくもののために
(松井冬子)最新作を語る
幽霊画とは何か?
何処から来て、何処へ行くのか?
【安村敏信】
グラフ
クセ者ぞろい
幽霊画キャラクター名鑑
絵から飛び出す3D系/
日本のサロメたち/
死んでも親バカ/
ガチンコ・ホラー軍団/
美幽女ベスト3/
ここらで一息、癒し系/
影に惑いて/
骨のあるみなさん/
生霊という名の怨念
工芸はどこへ向かうのか
前編 表現としての工芸
文(橋本麻里)
特別対談
原田マハ×宮下規久朗
ヴェネツィアで展開した「視覚の冒険」
仲條正義
アートとデザインのはざまで
芸術家たちを虜にする翼という魔物
文(前橋重二)
東北の寡黙なものたちの
晴れ舞台
連載・番外篇
伊藤まさこ 家事のニホヘト
飛騨高山にフィン・ユール
の家を見にゆく
(渡部雄吉/しりあがり寿/「コドモのチカラ」展/トマス・サラセ-ノ・重野克明/渓斎英泉/「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」/紫舟+チームラボ/國家誠二)
Oxford
「イングリッシュ・プライズウェストモーランド号の拿捕」展
NewYork
「トマス・サラセ-ノクラウド・シティ」展
Paris
「無秩序の支配者」展
これから見られる展覧会案内
お薦めの書籍、映画
骸骨狂雲集
写真(田中靖夫/選 橋本治)
ぼくの採点症
文(中原昌也)
ミュージック三昧
文(西加奈子)
わたし一人の美術時評
文(藤田一人)
失われたパリの復元
Ⅷこれより本編、マルシアル『いにしえのパリ』を
ひもときながら
文(鹿島茂)
ランプの肖像
HOFLAMPE ドイツ
写真+文(雜画雄二)
奇想の発見
ある美術史家の回想
岐阜の少年時代
文(辻惟雄)
次号予告
第63巻第9号通巻753号
巻頭エッセイ
(梨木香歩)イスタンブール今昔
はじめに
第Ⅰ章
ビザンティンの遺産
(解説/益田朋幸)
第Ⅱ章
二つの宮殿ものがたり
トプカプ・サライとドルマバフチェ・サライ
文ジラルデッリ(青木美由紀)
第Ⅲ章
イスタンブール
完食日記
インタヴュー
ハンデ・ボズドアンが作るトルコ料理新時代
第Ⅳ章
アッラーに捧げる書、スルタンが愛でた細密画
オスマンの都の美に酔う
文ジラルデッリ青木美由紀
インタヴュー
ウウル・ベイ
「私が20歳で書を始めた時、仲間はほとんどいませんでした」
インタヴュー
ギョヌル・パクソイの持続するデザイン
第Ⅴ章
ドームとアーチの巨匠
ミーマール・シナンの建てまくり一代記
文 ジラルデッリ青木美由紀
コラム1
アジアとヨーロッパを分かつ海
コラム2
おすすめミュージアム二つ
トルコとイスラム美術博物館&イスタンブール考古学博物館
コラム3
キリムを探しに
書き下ろし小説
原田マハ
預言者さまの猫
5分でわかる
イスタンブール3千年
ビザンティン帝国+オスマン帝国
歴史地図
オスマン朝スルタン系図
折込地図
イスタンブール中心部
トルコとその周辺
イスタンブール大都市圏
奈良美智“初挑戦”彫刻とともに凱旋
対談
奈良美智×町田康
すべての道は粘土に通ず
作品論
奈良美智-淋しい饒舌家
文 高橋秀爾
「工芸」はどこへ向かうのか
後編 産業としての工芸
文 橋本麻里
古代スコットランド紀行
5000年前の遺跡にふれる、もぐる
写真+談(津田直)
深澤直人の考える
日本民藝館は、「じわじわと自分の力で感じる場」
五十嵐威暢
つち、いろ、かたち うごめく体育館
安藤正子
伊藤純代
「館長 庵野秀明 特撮博物館
ミニチュアで見る昭和平成の技」展
デヴィッド・リンチ
窪田美樹
船田玉樹
「珍品ものがたり」展
川邊りえこ
橋本雅也
London
「シェイクスピア 世界を舞台に」展
Madrid
名物カフェとジョン・コンスタブル
《ザ・ロック》をめぐって
Paris
「ルイ・ステール」
Madrid
名物カフェとジョン・コンスタブル
《ザ・ロック》をめぐって
Paris
「ルイ・ステール 斬新さの揺さぶり展」
NewYork
「ゴースト・イン・ザ・マシーン」展
これから見られる展覧会案内
お薦めの書籍、映画、CD
今月のとんぼの本
文(光嶋裕介)
骸骨狂雲集
写真(田中靖夫)選(橋本治)
ぼくの採点症
文(中原昌也)
ミュージック三昧
文(松山晋也)
わたし一人の美術時評
文(藤田一人)
唄めぐりの旅
沖縄・やいまのまやぐわーはミャヲミャヲと鳴く
文(石田千)
失われたパリの復元
Ⅸ『従妹ベット』
または復讐する女の地図
文(鹿島茂)
ランプの肖像
JIELDEフランス
写真+文 雑賀雄二
奇想の発見
ある美術史家の回想
中学生時代
文(辻惟雄)
ものづくり温故知新
樺細工の茶筒
次号予告
第63巻第10号通巻754号
歪んだ世界は歪むレンズで撮る!
なぜ「サンタフェ」だったのか
カメラ小僧の眼は鋭い微視は巨視を上回る
「ハッと感じたらグッと寄って、バチバチ撮れ!」
クローズアップは伝家の宝刀!
歩いちゃいけない、踊れ!踊れ!
嘘の嘘は本当
時間は尊い
竣工写真じゃダメ、家は匂いと湿度だよ
カラー、いろいろ、色眼鏡
モノクロの想像力は写真力
デジタルの醍醐味
8×10の細密描写
1/3000秒の瞬間、
時間よ、止まれ!
写真は光だよ、光!
時間にも空間にも嘘をつく!
シノラマ
大きいことは、いいことだ!
写真と死
裸になるのは、いいことだ!
リスペクト、ラブ、ビリーブ、
モデルさんには最高級な気持ちで
有名人はなぜ「写真力」を持つのか
TOKYOにNUDEは必要か?
女優、それは最強の人物
モデルに愛されなくちゃあ!
モデルに犯されなくちゃあ!
そして一番最後はやっぱり
お客さんにも愛されなくちゃあ!
破格の写真家、篠山紀信
文(タカザワケンジ)
〈年譜〉篠山紀信 写真力の50年
リヒテンシュタイン侯爵家
500年にわたる芸術への情熱
松井冬子、
九州で九相図を観る
解説
死への想像力-九相図がつなぐ、過去と現在
文(山本聡美)
対談
(松井冬子×山本聡美)
描かれた“死”に探る
中世絵画のテクニック
鈴木理策が撮る
中国磁器の白という色
撮影(鈴木理策)
絵師も読み手も主人公も
御伽草子の下剋上
ドッビュッシーが描いた「音楽」
文(鈴木淳史)
人形文化最前線
DOLL EXPO2012を追え!
「水と土の芸術祭2012」より
(石川直樹、西野達)
「歴史の天使」展より鈴木理策
(浅見貴子)「二条城展」より初代五姓田芳柳
guse ars「ビーズインアフリカ」展
「中国山水画の20世紀」展より呉冠中
Caracas
アンリ・マティス《赤いパンタロンのオダリスク》の盗難事件をめぐって
Firenze
《モナ・リザ》のモデル(?)の遺骨発掘調査
NewYork
「児童の世紀」展
Berlin
「シークレット・ユニヴァース3モートン・バートレット」展
これから見られる展覽会案内
お薦めの書籍、映画
今月のとんぼの本
対談(山本勉×橋本麻里)
骸骨狂雲集
写真(田中靖夫)選(橋本治)
ぼくの採点症
文(中原昌也)
ミュージック三昧
文(鈴木淳史)
わたし一人の美術時評
文(藤田一人)
唄めぐりの旅
南部と津軽、歌と三味線の渡る道
文(石田千)
失われたパリの復元
X『ガンバラ』またはフロワマント一通りの破滅の音楽
文(鹿島茂)
ランプの肖像
ALARGENT ドイツ
写真+文(辻惟雄)
ものづくり温故知新
手吹きガラスの酒器
第63巻第11号通巻755号
縄文の手引き
「縄文革命」とは?
解説(小林達雄)
はじめに
第一章
縄文人の暮らし
1万年のサステイナビリティ
解説(小林達雄)
第二章
縄文人の心
自然の歌を聴きながら
解説(小林達雄)
年表
一目でわかる
JOMON年表
大特集 縄文の歩き方(橋本麻里)
グラフ
情熱の雪国・越後の奇蹟
海幸山幸ご馳走三昧
縄文の食卓
料理人(小口高×近藤康久)
縄文王国・諏訪をゆく
(梅原猛×津田直)対談
縄文が世界を救う
縄文と私 エッセイ
(坂本龍一/小川待子/杉本博司/藤森照信/佐藤卓)
コラム
もっと知りたい縄文
文(橋本麻里)
世界の中の縄文と東アジアの土器作り
数字から読む縄文ライフスタイル
帰ってきた股間若衆
文(木下直之)
高橋みどり×平松洋子
料理の本を読むということ、
作るということ
(棚田康司)
「年齢そして傷。木には人に近いところがあるんです」
静物と人物のあいだシャルダンの“語らない風俗画”の魅力
文(大野芳材)
1980年、ニューヨーク
大竹昭子の熟成写真
「判じ絵」も世につれ・・・
“油絵師”川村清雄の品格
タナダユキが描く普通の人々の生への執着
ライアン・マッギンレー
岩崎貴宏
「寺尾勝広・新木友行・湯元光男」
アトリエ インカーブ3人展より寺尾勝広
(原良介)(寄藤文平)(小西紀行)
(楊洲周延)(中井川由季)(濱田樹里)
(ミヒャエル・エンゲス)
London
「ラファエル前派ヴィクトリア朝の前衛」展
Washington,D.C.
「アフリカの宇宙 星の芸術」展
NewYork
「西野達 コロンブス発見」展
Paris
「モイ・ウォール 見開き」展
これから見られる展覧会案内
お薦めの書籍、映画
骸骨狂雲集
写真(田中靖夫)選(橋本治)
ぼくの採点症
文(中原昌也)
ミュージック三昧
文(西加奈子)
わたし一人の美術時評
文(藤田一人)
唄めぐりの旅
木曽のなかのりさんを探して
文(石田千)
失われたパリの復元
Ⅺ太陽小路で逢いましょう
老耄ユロ男爵の蜜の家
文(鹿島茂)
ランプの肖像
RADEMACHERドイツ
写真+文(雜賀雄二)
奇想の発見
ある美術史家の回想
大学生時代 その一
文(辻惟雄)
次号予告
第63巻第12号通巻756号
彫刻と詩のあいだ
トポスをめぐる考察
アントニー・ゴームリー作品の神奈川県立近代美術館
葉山設置にあたって
文(高橋睦郎)
メトロポリタン美術館
トマス・P・キャンベル館長
研究を犠牲にせず財政危機を
乗り切った、若きトップの定見と実践
聞き手(前橋重二)
舞い降りた浮遊物
青木野枝展を見て
文(西江雅之)
写真家・有田泰而が遺した
伝説の“家族の風景”
文(タカザワケンジ)
「東京駅復原工事完成記念展
始発電車を待ちながら」
小野元衛
小野佐世男
天明屋尚
岩城芳子
須田貴世子
「KAZU’S10thANNIVERSARY
COUTURE COLLECTION:An Elegant Cultural Bridge」
「中国 王朝の至宝」展
エルネスト・ネト
田中圭介
London
「ピーター・レリーリリカル・ヴィジョン」展
NewYork
「ベルニーニスカルプティング・イン・クレイ」展
NewYork
「リン・ティエンミャオバウンド・アンバウンド」展
Venezia
「カルロ・スカルパヴェニーニ1932-1942」展
これから見られる展覧会案内
お薦めの書籍、映画、CD
今月のとんぼの本
文(小川糸)
骸骨狂雲集 完
写真(田中靖夫)選(橋本治)
ぼくの採点症
文(中原昌也)
ミュージック三昧
文(松山晋也)
わたし一人の美術時評
文(藤田一人)
唄めぐりの旅
佐渡は居よいか住みよいか
文(石田千)
失われたパリの復元
去年の雪いまは何処
悪の殿堂
パレ・ロワイヤル盛衰史
文(鹿島茂)
ランプの肖像
HEYES WIGAN/WARDLE PRISMALUX
イギリス
写真+文 雜賀雄二
奇想の発見
ある美術史家の回想
大学生時代 その二
文(辻惟雄)