雑誌マル エキストラバン 160003082

丸 エキストラ版 第53集(昭和52年6月)

サブタイトル
秘められた戦記
著者名
出版者
潮書房
出版年月
1977年(昭和52年)6月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
272p
NDC(分類)
209
請求記号
209/Ma54/53
保管場所
閉架雑誌
内容注記
和書
目次

丸(MARU) エキストラ版 第五十三集 緑風六月号
ゴールデン特集/秘められた戦記
ガ島の〝飢餓街道〟は果てしなく(当時第三〇三連隊中隊長・元陸軍中尉・和田敏道)
凄惨苛烈なガタルカナルで、せまりくる飢えと戦友の死に耐えて生きぬいた一中隊長が得たものは!
たった一人の敵陣斬込み?末記(当時第六六連隊中隊長・元陸軍大尉・和久和)
刻々強くなる敵の反攻に敢然と起った一人の中隊長が、米兵を恐怖のドン底に追いやった快挙とは!
悲劇の島で送った孤独な一年間(当時陸軍牛山部隊・元陸軍兵長・黒沢森継)
昼なお暗きジャングルの洞窟で飢えと孤独におそわれながら耐えたサイパン島守備隊員の人間記録!
運命の分岐点(当時マニラ防衛隊・陸軍中尉・藤井一郎)
三六名の部下を救わんとして最後の日近いマニラを出て敵陣をさまようこと五日間、奇蹟の生還記!
三四三空〝剣〟部隊開隊始末(当時三四三空搭乗員・元上等飛行兵曹・笠井智一)
大戦末期、大挙来襲する米機を相手に海軍戦闘機隊の健在を誇示した三四三空開隊のころの思い出!
グラビア 
マリーン第一師団玉砕島に奮戦す
独占発表/艦偵「彩雲」・陸上哨戒機「東海」
連載グラフィック/世界の重巡洋艦発達史(二)
【カラー口絵】三式戦闘機〝飛燕〟一型
陸攻一家太平洋漂流苦闘の五時間(当時七五五空搭乗員・元飛行兵曹長・三瓶志郎)
不時着水して沈みゆく愛機を後に、傷ついた一人の戦友をはげましあって漂流を続ける六人の海鷲!
〝空の神兵〟パレンバン上空の誓い(当時挺身第二連隊・元陸軍大尉・奥本実)
純白のパラシュートに身をたくしてバレンバンの製油所と飛行場に挺身した陸軍落下傘部隊の壮挙!
乞食の行列セブ島に生きる(当時二〇一空通信員・元海軍兵曹長・中込五郎)
連日の砲爆撃に頼みの翼を失ってしまったセブ島の航空隊員たちがたどる非情無残な戦場始末!
酷寒の大要塞〝キスカ〟無血上陸の前後(当時キスカ島根拠地隊主計長・元海軍少佐・小林享)
ツンドラの島キスカに一大要塞をきずくべく派遣された設営隊の青年主計長が回想する上陸の前後!
パレンバン防空要塞咆哮す(当時高射砲一〇一連隊長・元陸軍大佐・山県諒)
新しい日本の動脈といわれたパレンバンの石油源防衛を命じられた新鋭一ニセンチ高射砲隊の奮戦!
東京は空襲したけれど(元米陸軍軍曹・D・ポール)
大日本帝国の鼻柱をへしおってやろうと東京初空襲を敢行した一パイロットがたどった意外な進展!
平和の密使マニラへ飛ぶ(当時マニラ派遣団随員・元海軍中佐・寺井義守)
オンボロ陸攻に飛び乗って敗戦直後の日本を出発、マッカーサーの命令を聞きに行った平和の使者!
コロンバンガラに降る巨弾の下で(当時横須賀特別陸戦隊・元海軍少尉・福山孝之)
すでに戦火の嵐吹きまくるコロンバンガラに無二の戦友とともに戦い抜いた〝貴様と俺〟の戦闘記録!
特命〝鉄牛部隊〟インパールへ急行せよ(当時戦車第一四連隊・元陸軍中佐・土屋英一)
無謀な命令に抗命を覚悟した青年将校は、部下の死を眼前にして壮烈なるトムライ合戦を敢行した!
ガダルカナル戦場の露(元米海兵隊伍長・J・D・セレオ)
日本軍を破ったのは物量だけではなかった。そこにはすさまじい米兵の闘魂と死への恐怖があった!
カラーセレクション
第二次大戦 陸・海・空世界記録100問100答
まぼろしの名軍用機列伝(第十一回)(秋本実)
図面もデータもあるのに写真がない。写真はあるが図面がないという陸軍のまばろしあれこれ!
特別読物 脅威の戦略爆撃機かくて誕生す(加藤明雄)
敵陣に石やレンガを投げおとす事から始まった爆撃機が、空の要塞と呼ばれるようになるまで!
玉兵団レイテ島に死せず(当時玉兵団・元陸軍伍長・神子清)
日本本土防衛のための最後の抵抗線、レイテに投入された玉兵団の一伍長が回想する奇蹟の生還記!
バターンに炸裂した巨弾の大鉄槌(元第一砲兵司令官・陸軍中将・北島驥子雄)
比島第一の要塞コレヒドール島にたてこもった米軍を粉みじんにした日本重包隊の一世一代の活躍!
かくて死のベンゲット道に抗命す(当時工兵第二三連隊・元陸軍大尉・落合秀正)
〝死の道〟といわれたペ゛ンゲット道を、苛酷な命令に抗しつつも死守した青年中隊長の苦悩と行動!
日本の伏魔殿 第九技研牒報活動の全貌(元第九技術研究所員・上野秋雄)
ニセ札から原爆、殺人光線にいたるまでありとあらゆる兵器と牒報を一手販売した第九技研の全て!
死闘おきなわ島の武器なき前進(当時第二三震洋隊隊長・元海軍大尉・豊広稔)
激戦のつづく沖繩にはせ参じた海の猛者が、勝手のちがう山岳戦に挑んでみせたみごとな戦いぶり!
玉砕島に生き残り得た条件
太平洋の孤島を舞台にくりひろげられた凄惨なる玉砕戦を奇蹟的に生きのびた四人の元兵士の回想!
日本海軍巡洋艦物語 平賀論文に見る重巡妙高への自信(福井静夫)
不世出の船匠といわれた平賀造船中将が最後に手がけた重巡〝妙高〟とはいかなる軍艦だったのか!
☆第三回ミリタリークイズ/第52集当選者発表
私の見た昭和動乱史―第十三回―日本軍東京を占領す
厳重な報道管制により日本国民がほとんど何も知らされない中に、二・二六事件の全貌は全世界に報道され、大きな衝撃をあたえていた!(中野五郎)
巻末特別企画 ミステリー・第二次大戦
ミッドウエー海戦の暗号を盗んだ男(中野五郎)
米軍ゲリラ〝略奪部隊〟の正体(中野五郎)
恐怖の硫黄島〝毒ガス作戦〟始末(中野五郎)
まぼろしの巨船ついに出現せず(三好喜太郎)
砂漠に蒸発した九人の爆撃隊員(市村資郎)
洩れたヒトラー秘密作戦の結末(市村資郎)
山本長官の戦死をめぐる諜報戦(木俣滋郎)
文字・さし絵・カット(伊勢田邦貴/伊東莫/佐藤勝美/佐藤輝宣/岡田章雄)