丸 エキストラ版 第15集(昭和46年3月)
丸(MARU ) エキストラ版 第十五集 陽春三月号
ゴールデン特集/大陸軍戦史
綴込長編戦記 ノロ高地(当時砲兵中隊長・元陸軍大尉・草葉栄)
二カ月にわたる大規模、惨烈、鬼神を哭かしむべき近代戦ノモンハン事件のソ連軍戦車せん滅戦記!
大東亜戦争に各師団はいかに戦ったか
謎に包まれた芦溝橋事件(当時歩兵第1連隊長・元陸軍中将・牟田口廉也)
当時芦溝橋付近にあった一連隊長が初めて明かした太平洋戦争の導火線芦溝橋事件勃発の真相秘録!
金沢師団血染めの奮戦(当時第9師団長・元陸軍大将・植田謙吉)
後方に友軍の督戦隊をひかえて手負獅子の如くたけりくるう支那軍をせん滅した第九師団の奮戦記!
上海ふきんの敵せん滅戦(当時第11師団長・元陸軍中将・山室宗武)
多数の死傷者を出しながらも羅店鎮から蕪錫まで破竹の進撃で敵陣を突破した第十一師団撃滅戦記!
台児荘攻略の真相(当時第10師団長・元陸軍中将・磯谷廉介)
果てしなくつづく泥濘の中で苦闘した姫路師団―〝日本軍全滅〟と報じられた台児荘攻略戦の真相!
南京の虐殺は確かに行なわれたか(当時支那派遣軍総司令官・元帥・畑俊六)
世界を衝動させた南京の虐殺は確かに行なわれたか?当時の支那派遣軍総司令官が語る真相秘話!
ドンダン、ランソン攻撃肉弾戦(当時第5師団長・元陸軍中将・中村明人)
平和進駐か武力進駐かをめぐって奇々怪々、いまだその真相をつきとめ得ぬナゾの仏印進駐の実相!
極東の牙城もろくも敗れたり(当時第18師団長・元陸軍中将・牟田口廉也)
開戦劈頭、疾風のごとくマレーを席巻して、わすが六十日の戦闘で成ったシンガポール攻略戦秘話!
インパール・アラカン作戦秘話(当時第52師団長・元陸軍中将・宮崎繁三郎)
折からの雨季にアラカン山中に立てこもった将兵たちが、次々と斃れた悲運のインバール作戦秘話!
グラビア
電撃戦のパイオニア
あゝ戦車第八連隊
出撃の日なき空母の終焉
北千島の巨人飛行艇
ビルマの白虎隊(当時第33師団長・元陸軍中将・桜井省三)
白虎の標識を胸につけ、人跡未踏の山岳を越え、潰走する英印軍を追撃する無敵の昭和白虎隊戦記!
レイテ島リモン付近五十日の激闘(当時第1師団長・元陸軍中将・片岡薫)
戦雲急をつげるレイテ決戦場へ駈せ参した将兵のほとんどが傷つき斃れた第一師団五十日間の激闘!
比島攻防戦末期の死闘(当時第41軍司令官・元陸軍中将・横山静雄)
苦闘のニューギニア作戦(当時第2軍司令官・元陸軍中将・豊島房太郎)
制空、制海権ともになき豪北の地に饑餓と玉砕相つぐ血みどろの苦闘の日々を送った第二軍の記録!
日本陸軍の真価を示した第十三師団(当時第11軍司令官・元陸軍中将・笹原幸雄)
戦いには敗れたけれど日本の伝統は消え失せたのではない―伝統を信じる元・軍司令官の回顧録!
京漢作戦と本土(四国)決戦準備(当時第15方面軍事司令官・元陸軍中将・内山英太郎)
背水の陣をもつて挑んだ京漢作戦から敗色濃厚な本土防衛に至るまでの第十二師団阿修羅の転戦記!
対談 陸海軍対立の実相 □語る人□ (海軍部作戦課長・元海軍大佐・大前敏一/陸軍部作戦課長・元陸軍大佐・服部卓四郎)
陸海空が一体になっていたら戦局の様相は一変したのではないかといわれるが果たしてどうか 陸海軍の作戦課長が語る対立の実相!
カラー・セクション
日本陸軍ミリタリー・ルック(小橋良夫)
ナチ・ミリタリールックに続き、さらに充実させた日本陸軍ミリタリールック・イラスト大特集!
ある撃墜王の人間記録(黒江豊)
「再会の日ありたるか、感無量なり」明日をも知れぬ大陸の戦場で兄と弟は劇的な邂逅を果たした!
餓鬼道戦線異状なし(葛原一嘉)
レストランの味エスカルゴ、そして本場江戸前の握りずし、ゲテモノ食いを感嘆させたその因縁は?
「薫」の三人(棟田博)
敵飛行場に強行着陸、敵を大混乱におとしいれた三人の特攻斬込隊員と棟田伍長とを結ぶ運命の絆!
スピンドルの味(井口朝生)
ゲリラとの戦いにあけくれる辺地の警備隊で幹部候補生がはじめて味わった古兵とスピンドルの味!
広東攻略従軍秘録(元・朝日新聞特派員・末常卓郎)
紙一枚の重さにあえぐ強行軍のなかで特派員が見た非情な戦火にその運命を狂わされた群衆の悲劇!
ノモンハン事件従軍秘録(当時朝日新聞特派員・入江徳郎)
日本陸軍がはじめて経験した近代戦の恐怖―報道もされなかった悪夢のようなノモンハン敗戦記!
ニューギニア戦線従軍秘録(元・西日本新聞記者・海軍報道班員・伊東浩三)
病魔とジャングルにおおわれた北部ニューギニアの戦線で最後まで戦いぬいた海軍航空部隊始末記!
ポートモレスビー作戦の真相(当時朝日新聞特派員・岡田誠三)
ポートモレスビーを目前に見ながら、大本営命令で長路の退却を余儀なくされた悲劇のM作戦秘話!
マレー戦線従軍秘録(元・朝日新聞南方特派員・酒井寅吉)
開戦と同時に快進撃ぶりをみせてマレー全土を席巻した陸軍部隊と共に歩いた従軍記者の電撃戦記!
精強無比だった日本の陸軍(ボールドウイン・他)
戦闘が絶望的であっても日本の将兵は死ぬまで戦いぬいた―米著名評論家による日本陸軍の真随!
文字・さしえ・カット(福井孝/塚谷政義/岡田章雄/石井三春)