調査報告書(仙台市歴史民俗資料館) 第24号-第28号(平成18~22年)
調査報告書第24集
『会津農書』にみる稲と藁と暮らし
講演会配布レジュメ「『会津農書』にみる稲と藁と暮らし」
講演会配布資料
民俗と藁
1
2
3
4
5
子どもの遊び
はじめに
1 大正時代の仙台地方の子どもの遊び
2 昭和時代の仙台地方の子どもの遊び
おわりに
近代仙台における庶民の生活暦
はじめに
1 近代仙台の祭りと年中行事
(1)明治の改暦と年中行事の変遷
(2)民間行事
(3)地域の祭りと年中行事
(4)国家的行事
(5)地域の公的行事
(6)天皇の代替わりにおける歌舞音曲の遠慮と停止
2 近代仙台の戦没者祭祀と招魂祭
(1)戌辰戦争戦没者の供養と弔魂祭
(2)戦争と招魂祭-西南戦争と招魂祭-
(3)対外戦争(戦闘)と招魂祭
①壬午事変と招魂祭
②甲申事変と招魂祭
③招魂祭と仙台祭
(4)日清戦争と招魂祭
①仙台と日清戦争
②日清戦争と招魂祭
③日清戦争後の第二師管下昭忠会による昭忠標の建設と弔祭・招魂祭の挙行
④常設招魂祭殿(招魂社)の建設
(5)日露戦争と招魂祭
①仙台と日露戦争
②日露戦争と招魂祭
(6)明治時代末期・大正時代と招魂祭
(7)満州事変と招魂祭・合同慰霊祭
①仙台と満州事変
②満州事変と招魂祭・合同慰霊祭
(8)日中戦争と招魂祭・合同慰霊祭
①日中戦争
②日中戦争と招魂祭・合同慰霊祭
(9)アジア太平洋戦争と合同慰霊祭
①アジア太平洋戦争と仙台
②アジア太平洋戦争と合同慰霊祭・招魂祭
おわりに
資料
研究ノート 博物館展示について(2)-特別展「木とくらしたころ」
1.はじめに
2.特別展「木とくらしたころ」
(1)展示の構成
3.展示手法の課題
(1)本展で目指した展示方法
(2)説示型展示と提示型展示
(3)歴史・民俗展示の課題
(4)説示型展示と提示型展示の融合
4.展示の実際
(1)展示室の概要と課題
(2)特別展の展示構成
調査報告書第25集
講演会記録
木が語る・暮し
木が語る・暮し
研究報告
近代仙台における庶民の生活暦(2)
はじめに
Ⅰ 明治時代における庶民の生活暦
1 生活暦と年中行事
(1)旧暦と新暦
①旧暦と新暦
②新撰年中行事と新暦の普及
(2)正月迎え行事(12月~2月)
①冬至
②降誕祭
③忘年会
④大祓式・正月迎え行事
(3)正月行事(12月~2月)
①正月行事(元朝参り,正月行事)
②消防出初式
③新年宴会
④七草(七種)行事
⑤小正月行事
⑥朝観音・夕薬師
⑦大崎八幡宮の松焚祭・暁参
⑧兎狩・新年の運動会
⑨節分・おにやらひ
(4)春の行事(3月~5月)
(5)夏の行事と七夕・盆行事(6月~8月)
(6)秋の行事(9月~11月)
2 講と年中行事
(1)契約講・自治団体(町内組織)
(2)若者組
(3)各種講組と子ども組・子ども仲間
3 国家と地域と年中行事
(1)地域の祭
①歳の市(年の市)
②初売・初荷(1月2日)
③元朝詣で(元朝参り)
④朝観音・夕薬師
⑤大崎八幡宮の松焚祭・裸参で(どんと祭)
⑥青葉神社祭典
⑦仙台開設三百年紀念祭
⑧仙台七夕祭
⑨盂蘭盆・燈籠流し
(2)祝祭日と国家祭祀
①教育に関する勅語謄本拝受式と奉読式
②紀元節
③天長節
④地久節
⑤軍旗祭
⑥陸軍観兵式
⑦陸軍記念日
⑧海軍記念日
(3)招魂祭と仙台祭
(4)歌舞音曲の遠慮と停止
Ⅱ 大正時代・昭和初期における庶民の生活暦
1生活暦と年中行事
(1)正月迎えと正月行事(12月~2月)
(2)春の行事(3月~5月)
(3)夏の行事と七夕・盆行事(6月~8月)
(4)秋の行事(9月~11月)
2講と年中行事
(1)契約講と若者組
3国家と地域と年中行事
(1)地域の祭
①大正6年10月「仙台藩戊辰殉難者五十年祭」
②昭和10年5月「伊達政宗三百年祭」
③昭和15年「紀元二千六百年紀念祭」
(2)祝祭日と国家祭祀
①軍旗祭
(3)招魂祭と慰霊祭
おわりに
調査報告
仙台の刃物鍛治
はじめに
Ⅰビデオ「仙台の刃物鍛治」ナレーション原稿
プロローグ
1 鉄砲町の村上鍛治屋
(1)地金を切る工程
(2)火入れ
(3)刃金を焼いて,たたいてのばす
(4)鋏一丁分の地金をつくる
(5)-①地金と刃金をねばす(鍛接)
(5)-②昔の鍛接の工程
(6)火造り工程
(7)-①手仕上げ
(7)-②昔の手仕上げ(センを使う)
(8)黒焼き
(9)焼き入れ
(10)研ぎ
(11)さび止めと仕上げ
エピローグ
Ⅱ「仙台の刃物鍛治」の補足・解説
おわりに
図版 仙台の刃物鍛治(1~92)
仙台の柳生和紙と松川達磨
はじめに
Ⅰビデオ「仙台の柳生和紙と松川達磨」のナレーション原稿
1 仙台の柳生和紙
はじめに(プロローグ)
(1)柳生和紙の原料と製作工程
①トロロアオイの伐採
②楮の伐採
③釜ゆでと水洗い
④楮の繊維を砕く
⑤紙漉き
⑥脱水(圧搾)
⑦乾燥
(2)強製紙の製作工程
(3)柳生和紙の製品と道具の紹介
2 仙台の松川達磨
(1)概観
(2)技術と製作工程
①木型から達磨紙を抜く
②ネバリの工程
③木型に食用油を塗る
④イセブカケの工程
⑤底作り
⑥達磨の目を切り抜く
⑦底付け
⑧乾燥
⑨宝船,恵比寿,大黒をつける
⑩胡粉塗り
⑪乾燥
⑫赤塗り
⑬顔びき
⑭スッコミ
⑮眉と髯を入れる
⑯絵付けの下拵え
⑰絵付け
(3)製品と道具の紹介
(4)達磨の信仰
おわりに(エピローグ)
Ⅱ「仙台の柳生和紙と松川達磨」の補足・解説
1仙台の柳生和紙
2強製紙
(1)強製紙の沿革
(2)強製紙の技術伝承
①強製紙製作のため用意したもの
②下準備
③製作工程1
④製作工程2
⑤製作工程3
⑥製作工程4
⑦製作工程5
⑧製作工程6
3仙台の松川達磨
おわりに
主な参考文献
図版 仙台の柳生和紙(1~48)
図版 仙台の松川達磨(1~81)
新聞で見る仙台地方の人々のくらし
はじめに
1新聞の値段
2米・大豆・麦などの値段
3賃金
4俸給
5乗り物の値段
6人口・戸数
7青物
8歳暮の諸物価
9その他
おわりに
調査報告書第27集
研究報告
近代仙台の慰霊と招魂-戦死者祭祀の変遷-
はじめに
1戊辰戦争戦死者の供養と祭祀の変遷
2国内戦争と招魂祭-西南戦争と招魂祭-
(1)西南戦争戦死者の祭祀空間の成立
(2)瑞鳳山の招魂祭と仙台鎮台・宮城県庁などの軍官合同の招魂祭の併存
3 対外戦争(戦闘)と招魂祭
(1)甲申事件と招魂祭
(2)招魂祭と仙台祭の合体
-軍官民合同の新たな招魂祭の成立-
(3)日清戦争と招魂祭
-日清戦争後まで続く招魂祭と仙台祭の合体-
4昭忠会の設立と昭忠標(昭忠碑)の建立
-仙台祭の消滅と昭忠会主催の招魂祭の登場-
5日露戦争と招魂祭-第二師団主催の日露戦争後最初の招魂祭と靖国神社と連動した昭忠会主催の招魂祭の成立-
(1)招魂社の建立と招魂祭
(2)日露戦争中の招魂祭
(3)日露戦争後の招魂祭
6明治時代末期の招魂祭
7大正時代と昭和初めの招魂祭
(1)大正時代の招魂祭
(2)昭和初めの招魂祭
8満州事変と招魂祭
(1)満州事変と招魂祭
(2)満州事変以後の招魂祭
9日中戦争と招魂祭
(1)招魂社と招魂祭
(2)護国神社と招魂祭
10アジア太平洋戦争と招魂祭-護国神社の招魂祭-
おわりに-敗戦直後の戦死者祭祀-
現代仙台における戦後の文化活動(1)
はじめに
1 観光とまつり
(1)概要
(2)文化振興と観光事業
(3)まつりと年中行事
①正月行事
②春の行事
③夏の行事
④七夕祭
⑤盆行事
⑥秋から冬にかけての行事
⑦クリスマス
⑧正月迎え
⑨祝祭日
⑩神社祭祀
⑪青葉神社祭典
⑫招魂祭
⑬その他のまつり
⑭温泉
(4)メーデー(労働祭)
(5)新憲法発布・施行記念行事
①新憲法発布記念行事
②新憲法施行記念行事
(6)仙台市制60周年記念行事
2 新しい文化施設の登場とさまざまな文化活動
(1)概要
(2)新しい文化施設の登場
①公民館
②図書館
③博物館
④さまざまな文化施設
(3)さまざまな文化活動
①ユネスコと国際文化
②「現代かなづかい」と「当用漢字」
③地域の組織
④文化勲章
⑤仙台の名誉市民
⑥仙台の文化活動
3新しい芸能活動-音楽・演劇・舞踊を中心に-
(1)概要
(2)急速に普及する音楽活動
(3)新しい演劇活動
(4)活発な舞踊活動
(5)さまざまな芸能活動
4史跡と文化財
(1)概要
(2)戦後の文化財行政と地域
(3)史蹟名勝と天然記念物
(4)文化財・無形文化財
おわりに
宮城県における「友情人形」(青い目の人形)その二
-人形のたどった道をさぐる-
はじめに
Ⅰ宮城県の「友情人形」(青い目の人形)
1「友情人形」(青い目の人形)とは
2全国の「友情人形」
3宮城県の「友情人形」(青い目の人形)
Ⅱ宮城県に現存する友情人形
1大崎市立川渡小学校
2登米市立米谷小学校
3登米市立上沼小学校
4石巻市立桃生小学校
5石巻市広渕保育所
6個人所蔵(元・大崎市立鳴子小学校)
7大崎市立三本木小学校
8村田町立村田第四小学校
9丸森町立金山小学校
10個人所蔵(元・丸森町立耕野小学校)
Ⅲ答札人形と「ミス宮城」
1答札人形とは
2答札人形「ミス宮城」について
(1)マーガレット・コルベット氏と,所蔵されている人形が「ミス宮城」であると判明するまでの経過
(2)「ミス宮城」について
3「ミス宮城」里帰り交流事業(里帰りが実現するまでの経過)
(1)コルベット氏と宮城県との交流のはじまりから里帰り決定まで
(2)コルベット氏と「ミス宮城」の受け入れ体制
Ⅳ友情人形の聞き取り調査
11927年に贈られた当時のようす
(1)アメリカ生まれの「青い目の人形使節」出迎えの回想
(2)アメリカ人形歓迎のころのようす
(3)歓迎会の写真が残っている学校
(4)学校日誌,沿革史(誌)等に記載されている学校
2贈られてきたころの子どもたちと人形のかかわり
3戦争中の人形について
4終戦直後の人形について
52002年以降の追加調査
(1)宮城県の人形
(2)宮城県以外の人形
Ⅴアンケート調査の報告
Ⅵ友情人形にかかわる宮城県の活動について
1友情人形についての宮城県における調査研究について
2「みやぎ青い目の人形を調査する会」の活動経過
(1)会の発足と当初の活動の概要
(2)県外関係活動
3友情人形をめぐる国際交流
(1)現在までの国際交流
(2)2003年答札人形「ミス宮城」里帰り交流事業
(3)ギューリック三世宮城県訪問交流事業
4友情人形にかかわる教育活動について
(1)学校教育における授業実践や学校行事での実践など
(2)社会教育などにおける普及活動
Ⅶ友情人形関係資料
表1宮城県内に現存する友情人形
表2宮城県内の新友情人形
表3戦後確認された全国の「友情人形」(青い目の人形)一覧表
表4答札人形一覧表
Ⅷ友情人形にかかわる史資料,関連資料,研究文献
調査報告
桶作り-仙台市太白区の桶職人-
1はじめに
2桶の歴史
3宮城県の桶職人
4桶のいろいろ-資料館所蔵の資料から-
5太白区大野田・千葉風呂店
6桶作り
7仕事場の道具
8おわりに
資料紹介
史料紹介「明治期の歩兵第29連隊兵士の日記-明治42,43年の兵の訓練と日常-」
1はじめに
2「日記帳」全文翻刻
講演会記録
靖国神社と国民
1「靖国問題」の推移
2靖国神社(陸海軍省管轄)
3国民の戦死者追悼と戦場での戦死者扱い
おわりに
関東軍・満州開拓団と宮城の農村
1はじめに
2関東軍・「満州事変」と宮城県
(1)関東軍発足
(2)「満州事変」開始時の関東軍
(3)15年戦争の最初の戦死者
3昭和初期の宮城の農村-不況・戦争・凶作の三重苦-
(1)農村を襲う世界的大不況
(2)戦争の痛手
(3)凶作(1934・1935)の追いうち
4満州開拓団・満州開拓青年義勇隊と宮城県
(1)満州移民政策の展開
(2)大量移民の方式-分県・分村移民
(3)満州移民・開拓政策の問題点
(4)ソ連侵攻と敗戦,引揚と残留
一般兵士から見たノモンハン事件
1はじめに
2ノモンハン事件
3『関東憲兵隊報告集』(1冊~24冊)
4検閲の結果,処分の対象となった記述内容
5第2師団とノモンハン事件-とくに片山支隊の場合-
6ノモンハン事件の教訓
関東軍憲兵隊資料から見た「満州国」の実態
-「五族協和」・「王道楽士」の現実-
1はじめに
2満州国建国の理念
3関東軍王国=満州国
4関東憲兵隊の満州国全土の監視と諜報活動
5満州国内の「五族」とその指導民族は
6民衆から見た「五族協和」・「王道楽士」の現実
7「満州」の日本人指導者のその後(歴史の教訓)
調査報告書第28集
口絵 資料紹介
カラー写真でみる昭和29年頃の仙台
-元米軍兵士ポンザール氏撮影写真-
研究報告
現代仙台における戦後の文化活動(2)
-仙台三大祭りを中心に-
はじめに
1観光とまつり-仙台三大祭りを中心に-
(1)文化振興と観光事業
(2)祭りと年中行事
(3)松焚祭(どんと祭)
①松焚祭(どんと祭)の由来
②戦後の松焚祭(どんと祭)
(4)青葉神社祭礼と仙台青葉まつり
①青葉神社祭礼と仙台青葉まつり(青葉祭)の由来
②戦後の青葉神社祭礼と仙台青葉まつり
(5)仙台七夕まつり
①近代の仙台七夕まつり
②戦後の仙台七夕まつり
2新しい芸能活動-音楽・演劇・舞踊を中心に-
(1)音楽活動
(2)演劇活動
(3)舞踊活動
おわりに
七北田川下流域の流通について
-木道社と明治初期の物流を中心に-
1はじめに
2七北田川下流域での生業の変化
3「木道社」資料から見える下流域の様子
4おわりに
調査報告
仙台竿の製作工程について
-ビデオ『仙台竿-田村政孝の技-』の補遺として-
1ビデオの構成について
2各製作工程について
3おわりに
絵馬-人々の祈り
1はじめに
2絵馬について
3県内の絵馬調査
4企画展から
5終わりに
講座記録
仙台・宮城の出版文化~メディアの変遷から
はじめに
1“メディア”ってなぁーに
2先史時代のメディア(狼火と噴墓)
3中世までのメディア(権力者と仏教)
4藩政時代のメディア(多彩な出版のはじまり)
5明治時代のメディア(近代印刷術の日進月歩,物流の迅速化)
6戦前・戦中のメディア(「出版警察報」に見る国家による統制強化)
7戦後のメディア(しのぎを削る商業主義・流行を作り出せ)