季刊戦争責任研究　３７号（平成１４年６月）

【特集】戦没者追悼をめぐって
戦後地域社会における戦死者「追悼」の論理（一ノ瀬俊也）
フィリピン戦没日本人慰霊の営みと戦争責任の記憶（中野聡）
小泉首相靖国参拝違憲アジア訴訟の意義（菱木政晴）
ドイツ戦没者追悼史と靖国・国立墓苑問題（中）　～第二次世界大戦後～（南守夫）
中国人強制連行・強制労働事件～福岡訴訟判決（松岡肇）
李秀英名誉毀損事件～東京地裁判決（渡辺春己）
戦争の惨禍を語りつぎ平和を学ぶ（東京大空襲・戦災資料センター）
東京裁判・ブレイクニー弁護人の弁論　～「原爆発言」をめぐる語訳と書き換え～（高取由紀）
「三光作戦」実行部隊の内部矛盾と将兵の心情　～安新県・中隊長射殺事件～（上羽修）
サンフランシスコ講和と安保　～調印から半世紀、アジアの差別的国際構造の歴史（三浦陽一）
連載　歴史観×メディア＝ウォッチング⑭　“有害図書”扶桑社本へのさらなる追及と公開質問状（高嶋伸欣）
【資料紹介】
復員局・陸軍軍法会議廃止に関する顚末書（吉田裕）
進展するアメリカの戦争関係資料の公開　～米国立公文書館資料調査報告（２）～（林博史）