文芸春秋 第5年第1号-第9号(昭和2年7月~9月)
文藝春秋七月號 目次
文藝的な餘りに文藝的な(芥川龍之介)
ハイカラの思ひ出(三宅雪嶺)
ニ荷するは一荷するよりも易し(武藤山治)
土に愬ふ(砂田重政)
新八景の名稱について(横光利一)
星座の中(詩)(佐藤惣之助)
旅中小景(河東碧梧桐)
踏切みちの歌(詩)(犬養健)
アルゲマインギユルチヒ(長谷川如是閑)
小學生全集に就いて(菊池寛)
斷片語(武者小路実篤)
八十三歳まで(石黑忠悳)
狂者の事(建畠大夢)
草に坐る(歌)(前田夕暮)
天を摩するの高建物(横山又次郎)
動亂の支那を暼見して(松岡洋右)
南畫の眞精神(小室翠雲)
樫の花(里見弴)
現代人間畫譜(岡本一平)
六號記事
文藝春秋欄
東西南北
經濟春秋
アルチユル・ランボオ傳
政界春秋
潜望鏡
閑散者倶楽部
撒水車
ナフキン
社中寓語
特別讀物
考へすぎる(沖野岩三郎)
日本映畫及映畫界(直木三十五)
怪結社●の曹家橋掠奪記録(連修)
新聞鬼言佛語(伊藤金次郎)
時評
社會時評(大山郁夫)
文藝時評(廣津和郎)
大衆文藝
番太夜話(長谷川伸)
長篇暁の鐘は西北より(國枝史郎)
柳田國男 尾佐竹猛 座談會(第五回)
(柳田國男/尾佐竹猛/芥川龍之介/菊池寛)
創作
神も知らない(室生犀星)
新橋驛附近(石濱金作)
薄雪の降る夜(近松秋江)
女人涅槃経(古屋信子)
文藝春秋八月特別號 目次
讀芭蕉雑記(芥川龍之介)
陳言一則(徳富蘇峯)
戀愛以上(賀川豊彦)
寶石の趣味(脇水鐡五郎)
夏の夕(詩)(千家元麿)
でたらめ小説(辰野隆)
亂世と學者(新城新蔵)
國を建つる者の生ひ立ち(別所梅之介)
麹町雑記(菊池寛)
斷片語(武者小路実篤)
校長の經險より(永田靑嵐)
蛇汁と蛇酒(入澤達吉)
天魔峡谷(内ケ崎作三郎)
雑草(歌)(與謝野晶子)
女と薔薇(秦豊吉)
本能から文學を覗くと(杉田直樹)
旅興行(村山知義)
キリストの社會思想(金子鷹之助)
小野君(里見弴)
北原鐵雄氏へ(君塚勝彦)
現代人間書譜(雄幸、井泉水)(岡本一平)
泉鏡花座談會(泉鏡花/柳田國男/里見弴/久保田万次郎/菊池寛)
六號記事
文藝春秋欄
東西南北
勝繼將棋
經濟春秋
撒水車
政界春秋
アルチユル・ランボオ傳
リラダン小咄
噴水塔
日傘
明治初期書壇の願望
社中寓語
編輯後記(菊池寛)
特別讀物
原抱一庵(内田魯庵)
倭冠物語(大山覺威)
盛夏の死生譯(宮崎光男)
新聞文章規範(鬼言佛語)(伊藤金次郎)
MEN・ONLY(谷譲次)
社會時評
言論出版自由獲得運動と獨裁的險閲制度への抗争(大山郁夫)
大衆文藝
女性海濱心理(三上於莵吉)
長安の死語(本山荻舟)
長篇暁の鐘は西北より(國枝史郎)
石黑忠悳子座談會(石黑忠悳/菊池寛)
創作
圓タクの悲哀(戯曲)(小山内薰)
孕める頓兵衞(加能作次郎)
屏風(小説)(宮地嘉六)
「笑ひ」の日(戯曲)(關口二郎)
情人の頓死(小説)(德田秋聲)
文藝春秋九月號 目次
口繪 書斎に於ける芥川龍之介氏(南部修太郎氏撮影及び遺墨
遺稿
十本の針(芥川龍之介)
或舊友へ贈る手記(芥川龍之介)
芥川氏の書翰
追憶篇
芥川君の戯曲(山本有三)
れげんだ・おうれあ(内田魯庵)
芥川君との關係(中戸川吉二)
芥川君をしのびて(土屋文明)
芥川氏の(思想)死(藤森成吉)
星ヶ丘の一夜(尾佐竹猛)
芥川君の初期の文章(佐佐木信綱)
俊髦亡ぶ(日夏耿之介)
芥川氏と私(中村武羅夫)
追憶二三(長野草風)
深夜の誘惑(佐佐木味津三)
田端の坂(中條百合子)
芥川君の思出(野口功造)
自殺のための自殺(高畠素之)
交遊十年(南部修太郎)
田端(瀧井孝作)
七月二十四日(小島政二郎)
悩みと死と微笑(岸田國士)
追憶(里見弴)
芥川君(久保田万太郎)
芥川龍之介氏終焉の前後(下島勳)
心覚えなど(佐佐木茂策)
わたりがは(小穴隆一)
いたましき人(谷崎潤一郎)
芥川の事ども(菊池寛)
六號記事
文藝春秋
東西南北
經濟春秋
ろんぐあごう
勝繼將棋
社中寓語
風車
政界春秋
アルチユル・ランボオ傳
閑散者倶楽部
整形の流行
編輯後記(菊池寛)
特別讀物
友人芥川の追憶(恒藤恭)
宇野に對する彼の友情(廣津和郎)
作家としての芥川氏(片岡鐵兵)
不幸なる藝術(柳田國男)
「筆の男」を見る(新聞鬼言佛語)(伊藤金次郎)
社會時評
大衆文藝
名●(オルツイ夫人・作/牧逸馬譯)
長篇暁の鐘は西北より(國枝史郎)
現代醫學座談會(呉秀三/近藤次繁/土肥慶藏/菊池寛)
創作
雪景色(牧野信一)
雰圍氣(武者小路実篤)
七階の運動(横光利一)
情人の頓死(德田秋聲)
闇中問答(遺稿)(芥川龍之介)