文芸春秋　第５年第４号－第６号（昭和２年４月～６月）

文藝春秋四月特別號目次
<随筆>
文藝的な餘に文藝的な（芥川龍之介）
葉書文章（小笠原長生）
食味（近松秋江）
捕物（鏑木淸方）
靴磨き（横山桐郎）
春の朝（詩）（室生犀星）
いかものぐひ（●秀三）
白色ロシヤ人（金子洋文）
北京へ（小村欣一）
斷片語（武者小路實篤）
夢と政治家（淸水長郷）
賴山陽の歌の短冊（佐佐木信網）
燕岳登行（短歌）（中村憲吉）
性慾に就いて（石川千代松）
飼鳥雑感（鷹司信輔）
山縣公の手紙（福地信世）
麹町雑記（菊池寛）
普遍性（里見弴）
後藤新平子座談會（後藤新平）
（鶴見祐輔/近松秋江/岡本一平/山本有三/久米正雄/菊池寛）
<六號記事>
文藝春秋欄
閑散者倶楽部
緩徐調
東西南北
小咄
嘘と本當
微苦笑通信
『ロシヤ』に於ける著作者の保護
東京小噺
警笛
社中偶語
後藤新平子の印象（近松秋江）
<特別讀物>
－外交問題－
経済的に眺めた國際形勢（米田實）
支那國民革命の本質（監崎観三）
震災手形問題（千葉三郎）
デパート漫談（濱田四郎）
誤れる農業不利論（石橋湛山）
野球心理（腰本壽）
－政治時評－
ステーツマン・シップミスポーツマン・シップ
（淸瀬一郎）
新興階級に依存す（北澤新次郎）
－大衆文藝－
深川の老漁夫（岡本綺堂）
川中島（直木三十五）
＜創作＞
隣同士（戯曲）
（正宗白鳥）
相見て（小説）
（小島政二郎）
汽車で（小説）
（宇野浩二）
見習記者（小説）
（瀧井孝作）
留守（戯曲）
（岸田國士）
Dと女の友（小説）
（武者小路實篤）
浅草公園（シナリオ）
（芥川龍之介）
忌明（葛西善臓）
情熱（戯曲）
（廣津和郎）

文藝春秋五月號目次
＜随筆＞
「道芝」の序（芥川龍之介）
袁世凱との會見（竹越興三郎）
植栽日（上原敬二）
「修正派」曝露（藤森成吉）
教育中毒（笹川臨風）
慈姑と鷲（石川欣一）
電車の中で（詩）（西條八十）
鉋くず（姉崎正治）
十九世紀の情熱（萩原朔太郎）
國史夜話（中村勝麻呂）
反對模倣（上杉愼吉）
斷片語（武者小路實篤）
大久保申東と李鴻章（勝田孫彌）
病●春光録（古泉千樫）
伊豆韮山行（古田絃二郎）
日記抄（正宗白鳥）
星亨の片影（中村吉臓）
小學生全集に就て（菊池寛）
大政治家の好意発表ぶり（尾崎行雄）
一札（里見弴）
新渡戸稲造博士座談會（第３回）
（新渡戸稲造/鶴見祐輔/久米正雄/菊池寛）
<六號記事>
文藝春秋欄
東西南北
勝繼将棋
スポーツ雑記帳
經済春秋
春の野球
政界春秋
社中偶語
閑散者倶樂部
編輯後期（菊池寛）
<特別讀物>
不滅衰傳導學説に就て（加藤元一）
音學雑談（兼常淸佐）
民衆政治の英雄（澤田謙）
目覺めたる列強（森賢吾）
－政治時評－
官製の泥仕合
（牧野良三）
政黨者の謬念と國民の誤解（永井亨）
－大衆文藝－
桃太郎病（白井喬二）
死の床に迎へて（英ジョン・ローレンス/延原謙譯）
現代人間畫譜（岡本一平）
<創作>
ある夜（小説）
（徳田秋聲）
第五短編集（小説）
（川端康成）
金など（小説）
（佐佐木茂索）
白日夢（小説）
（里見弴）
西郷と大久保（三幕戯曲）
（山本有三）

文藝春秋六月號目次
<随筆>
「我が日我が夢」の序（芥川龍之介）
金聖●（幸田露伴）
環境（高橋箒庵）
農村随筆（稲田昌植）
國を建つるものの生ひ立ち（二）
（別所梅之助）
玉川の草（泉鏡花）
「悪魔」を飲む（齋藤弔花）
隣（詩）（百田宗治）
伊豆の印象（川端康成）
「小學生全集」に就て（菊池寛）
斷片語（武者小路實篤）
アムンゼンの道樂（太田正孝）
プロ文學雑感（片岡鐡兵）
女と薔薇（秦豊吉）
硫黄の川（短歌）（土屋文明）
普遍妥當性といふ言葉（桑木巌翼）
繪畫、趣味について（小笠原長幹）
フローベルについて（正宗白鳥）
心配二つ（里見弴）
現代人間畫譜（喜八郎、百穂、亀雄）
（岡本一平）
堺利彦/長谷川如是閑
<座談會>（第４回）
（堺利彦/長谷川如是閑/藤森成吉/芥川龍之介/久米正雄/菊池寛）
<六號記事>
文藝春秋欄
東西南北
勝繼將棋
スポーツ雑記帳
經済春秋
リーグ戦の印象
微苦笑通信
閑散者倶楽部
嘘と本當
政界春秋
小咄
社中偶語
ご存知ですか？
編輯後期　（菊池寛）
<特別讀物>
現代政治の側面観（安部磯雄）
ディーニュの町（恒藤恭）
電鐡副業漫談（小林一三）
政界嘲笑録（伊藤金次郎）
－政治時評－
●銀問題を中心とする政界の渦巻（岩切重雄）
政黨よ汝は何處へ行く（杉山元治郎）
－社會時評－
當面の金融恐慌と無産階級の立場
田中内閣の「施政方針」（大山郁夫）
新聞「鬼言佛語」
－大衆文藝－
寛永相合傘（林不忘）
第二の泥棒（（米）タマス・マロオン作）
長編　暁の鐘は西北より（國枝史郎）
＜創作＞
ある夜（續篇）（小説）
（徳田秋聲）
見よその口に（小説）
（ささきふさ）
おその（戯曲）
（久保田万太郎）
同車（小説）
（久米正雄）
悪鬼（小説）
（宇野浩二）