文芸春秋 第5年第1号-第3号(昭和2年1月~3月)
文藝春秋第五巻第一號 目次
正月特別號
隋筆
追憶(芥川龍之介)
西洋文學黎明期(高田早苗)
精神大帝國見聞記(遠藤隆吉)
寒土集(短歌)(齋藤茂吉)
予の詩と文章(林田龜太郎)
無人境(詩)(河井酔茗)
日本アルプス(横井時敬)
問はずがたり(二荒芳徳)
宇野浩二の時評(三上於莵吉)
文藝春秋
断片語(武者小路実篤)
我國の経済生活(河津暹)
滞欧雑記(新關良三)
モダンガール(詩)(堀口大學)
最初の留學(稻畑勝太郎)
現代政治と競技運動(有馬賴寧)
マルクスの末娘(吉江喬松)
シーボルト先生(新村出)
大阪へ行つて(小島政二郎)
嬰児殺し(金子準二)
或る日の聯想(長谷川如是閑)
嫌な商賣(鈴木富士彌)
舞踊病(豊島與志雄)
麹町雑記(菊池寛)
奉祝(里見弴)
當代人者畫譜(岡本一平)
六號記事
明治文壇憶書
爐邊新聞漫語
閑散者倶楽部
漫語カクテル
小噺十題
勝繼棋戰
劇壇ニユース
江戸小噺
東西南北
美男三題
社中寓話
特別讀物
地代論と農民問題(高畠素之)
卯年政客漫談(山浦貫一)
文藝雑談(芥川龍之介)
無産政黨概評(室伏高信)
我戀愛觀(柳原燁子)
元龜天正時代の九州耶蘇教靑年(木下杢太郎)
醫學上より觀たる古今社會相(越智眞逸)
二大政黨か小黨分立か(鶴見祐介)
大衆文藝
靑年會寄宿舎(正木不如丘)
新訂雲母阪(直木三十五)
太郎冠者家康(土師淸二)
妾宅(國枝史郎)
創作九篇
夢魔(正宗白鳥)
演説(武者小路実篤)
小山の死(佐佐木茂策)
明君行状記(眞山靑果)
墓(徳田秋聲)
マギー(久米正雄)
蠣フライ(菊池寛)
貝殻(芥川龍之介)
日本と於けるクリツプン事件(谷崎潤一郎)
編輯後記(菊池寛)
文藝春秋第五巻第二號 目次
二月號
隋筆
追憶(芥川龍之介)
外交の道徳性(永井柳太郎)
春草(中村吉蔵)
面識反感(楚人冠)
讀嫌ひな商賣(鈴木富士彌)
米次郎漫言(野口米次郎)
シルクハツト(東郷實)
鯛と鰡(加能作次郎)
冬の奴(詩)(高村光太郎)
昭和の新勅(永井亨)
断片語(武者小路実篤)
文藝春秋
革堂にて(俳句)(荻原井泉水)
女房謡はず(小野武夫)
元日の朝(山川菊榮)
官業放送(十一谷義三郎)
法廷笑話(布施辰治)
初午に生れた素人狂言(三田村寫魚)
時計とステツキ(岸田國士)
政治家の夢(岩切重雄)
三峯日記抄(吉井勇)
夢と責任(木村泰賢)
今年の小作争議(矢作榮藏)
麹町雑記(菊池寛)
富(里見弴)
現代人間畫譜(岡本一平)
六號記事
小咄十二種
囈言
東西南北
嘘と本當
新年號雑誌月評
緩徐調
勝繼将棋
政界十二支
文藝雑感
社中寓話
特別讀物
芭蕉の一面(室生犀星)
知られざる傑作(深田康算)
政黨と其費用(千葉三郎)
藝術に於ける第一義的の問題(林癸未夫)
無産政黨の陣列を觀る(赤松克麿)
スポーツと議會政治(古島一雄)
スキーの面白味(河上壽雄)
文藝時評(久米正雄)
大衆文藝
鐘の岬由来(矢田挿雲)
創作
鷽(吉田絃二郎)
女と體操(藤澤桓夫)
沈丁花(中條百合子)
戀がたき(中河與一)
石が物云ふ時(長田秀雄)
無惨(近松秋江)
編輯後記(菊池寛)
文藝春秋第五巻第三號 目次
三月戯曲號
隋筆
追憶(芥川龍之介)
冷淡生涯(徳富蘇峯)
温泉と文藝(市島春城)
早春漫語(長田秀雄)
筆觸の妙(瀧精一)
最初の部分(直木三十五)
國を建つる者の生ひ立ち(別所梅之助)
小鳥の聲(短歌)(若山牧水)
我國宇宙論の發達(桑木或雄)
十月ぶり(荒畑寒村)
文藝春秋
断片語(武者小路実篤)
昭和二年度豫算に就いて(川崎克)
「日本」(岩田豊雄)
我れの待たざるものは一切なり(詩)(荻原朔太郎)
混沌たる日本の現状(槙原悦二郎)
實感から(徳田秋聲)
麹町雑記(菊池寛)
退轉(里見弴)
現代人間畫譜(岡本一平)
六號記事
閑散者倶楽部(一)
北斎の逸話
漫語カクテル
東西南北
劇壇ニユース
閑散者倶楽部(二)
笑咄
緩徐調
嘘と本當
社中寓話
特別讀物
小作法問答(末弘嚴太郎)
女の靴(秦豊吉)
昭和のスポーツ界(針重敬喜)
婦人記者十年の生活(太田菊子)
經濟生活の斷讀(土方成美)
政治時評
三黨首妥協問題(杉浦武雄)
専制政治の一代表型(大山郁夫)
社會時評(鈴木文治)
文藝時評(久米正雄)
徳富蘇峰氏座談會
大衆文藝
刹那の錯誤(小酒井不木)
癲狂院の半時間(甲賀三郎)
戯曲九篇
楽屋(藤森成吉)
多神教(泉鏡花)
仕事行進曲(村山知義)
一夜(十一谷義三郎)
捨子(岡榮一郎)
愛の挨拶(横光利一)
歸朝(水木京太)
盗まれた男(豊島與志雄)
おその(久保田万太郎)
編輯後記(菊池寛)