文芸春秋 第3年第1号-第6号(大正14年1月~6月)
第三年 第一號
新年特別付録號
侏儒の言葉(芥川龍之介)
信貴から笠置(伊原靑々園)
ペラホ物語(北原白秋)
小心小話(三上於莵吉)
感想五つ(加藤武雄)
砂糖の味(岡榮一郎)
私の好きな一隅(松本泰)
處世術(長興善郎)
文藝猥談(佐々木味津三)
文藝紙鐵砲(酒井眞人)
鵠沼行(馬海松)
作家の態度(藤澤清造)
投書家萬蔵(堀木克三)
文學異聞(能田太郎)
一年振り(鈴木氏亨)
わがこと二三(十一谷義三郎)
二重生活者(坂田行雄)
手紙(正宗白鳥)
文藝春秋(△○×)
海龍王寺(靑野季吉)
人物(森本巖夫)
文壇私語集(XYZ)
酒前 茶後(●太●治)
わが兒(申田正夫)
根津雜記(大木雄三)
貧乏日記(南幸夫)
寛永御前試合(△△△)
無題(三宅やす子)
偶感三つ(水守●之助)
-よ、汝の名は-(直木三十三)
夢想斷片(長田秀雄)
靜かな日(田山花袋)
歳暮酒話(葛西善臓)
所謂耳隠し問題(廣津和郎)
廣告制限(山本有三)
文藝月録(菊池寛)
友木放亭文壇の討入り(一平)
現代名家文範
創作
俊寛(芥川龍之介)
釣られる(中村武羅夫)
床甚(細田民樹)
傷供養(佐々木味津三)
佛法儈(瀧井孝作)
犬を拾ふ(南幸夫)
浪漫的(伊藤貴磨)
テリヤ(齋藤龍太郎)
未見の女(片岡鐡兵)
陽の下何の新しき物あらんや
(直木三十三)
馬を賣る夫人(菅忠雄)
一武請負(小島政二郎)
丁稚同志(加能作次郎)
不幸(菊池寛)
編輯後記(菊池寛)
二月特別付録號
第三年第二號
侏儒の言葉(芥川龍之介)
伊那の旅(島木赤彦)
言葉と沈黙(武者小路實篤)
竹馬遍路(田中純)
疲れな草(小島政二郎)
新刊紹介(△△△)
しゃべる(三宅周太郎)
世年(岡榮一郎)
産兒制限(能島武文)
「新時代」その他(川崎備寛)
目(松山省三)
キネマ左右帳(酒井眞人)
獨白(池谷信三郎)
文學異聞(能田太郎)
新しき情熱その他(伊藤永之介)
もく、もく、へいろく(夜國光珠)
學界餘談(尾崎昇)
断續語(志賀逍)
異本定本論(西田正一)
流行(戸川貞雄)
皮肉な話(悦田喜和雄)
文藝春秋(△□×)
あの事この事(千葉●雄)
街談小録(鈴木彦次郎)
文壇的発信(橋爪健)
酔狂記(土師淸二)
文藝雑誌の名前(東屋魏一郎)
同姓雜感(小島健三)
酒前茶後(●太●治)
-に答ふ(直木三十三)
書畫(伊藤松雄)
女囚猥談(澤田撫松)
馬鹿話(齋藤龍太郎)
文士姓名釋義(小店文多)
年末年始(南幸夫)
私の感傷癖(加宮貴一)
三都食道楽●書(神代種亮)
屠蘇危言(藤澤淸造)
續迫慕斷想(北尾●男)
私のヒロイズム(尾崎士郎)
酒の説(三上於菟吉)
よしなし言(徳田秋聲)
文藝月録(菊池寛)
友木放亭文壇討入り(一平)
創作
「村に居て」二題(宇野千代)
祖父の妾(川端康成)
神經素描(鈴木彦次郎)
田舎屋にて(武川重太郎)
二乗した警官(酒井眞人)
襟飾(室生犀星)
母の妾宅(佐々木茂索)
編輯後記(菊池寛)
第三年 第三号
三月特別付録号
侏儒の言葉(芥川龍之介)
神楽坂の唄(泉鏡花)
文學へ來なければ(小川未明)
自分のこと(米川正夫)
湯ガ島温泉(川端康成)
合評會の弊害(堀木克三)
色々問答覺書(○□)
餘りに器用な(川崎備寛)
郵便屋から(本山萬次郎)
雜學問答(木村毅)
文藝春秋衆議院議事速記録
第一人稱現在小説(三井光彌)
痩せ腕(小島健二)
酒前茶後(●太鋭冶)
太公の言葉(俚諺人)
小説作法(伊藤永之介)
時計大賣出し(×××)
美妙の尺牘(伊藤松雄)
其角堂永機(野口米次郎)
文藝春秋(□○△)
爐邊饒語(馬場弧蝶)
早春雜記(水守●之助)
諸事改良の事(直木三十三)
神戸雜記(伊藤貴麿)
ガングアルト(六笠武生)
フィルムの皿(酒井眞人)
江戸小咄選(○○○)
文藝猥談(佐々木味津三)
近頃雜筆(北尾●男)
光榮ある通俗作家(森本巖夫)
身邊近事(加宮貴一)
交友筆蹟小觀(伊福部隆輝)
奈良(關口次郎)
近代の戀愛神機(須木野庵之助)
泥古残念帖(燕雀生)
雑感一束(甲田正夫)
一筆(齋藤龍太郎)
街談小録(鈴木彦次郎)
勞働劇と通俗小説(藤井眞澄)
小話(岡田三郎)
埋草(佐佐木茂索)
講演、卓上演説(廣津和郎)
文藝月録(菊池寛)
友木放亭文壇討入り(一平)
<創作>
祖母のために(中條百合子)
ある夜の客(鷹野つぎ)
「ある日の運動」の續き(牧野信一)
父、繼母(久保泰三)
許された分量(細田源吉)
狐火(豊島興志雄)
第三年第四號
四月特別附録號
侏儒の言葉(芥川龍之介)
僕の歌十首(中村吉蔵)
敵(上司小劍)
ある夜のSさん(島田靑峰)
覺え帳より(宮地嘉六)
愚痴(南部修太郎)
ジョセフ話す(長谷川伸)
根津雑記(大木雄三)
演藝憎まれ口(齋藤龍太郎)
債権債務(北尾●男)
井蛙駄言(伊福部隆輝)
川中島合戦(×××)
ある昆蟲の聲(内藤辰雄)
通俗、非通俗(伊藤永之助)
新文藝異県(能田太郎)
いろいろな統計(文壇統計局)
おどけ病氣の記(中河興一)
魚妖人妖(岡本綺堂)
文壇大學豫科入學試験問題
文壇算術帳
文藝春秋(□×○)
カフェの話(谷崎精二)
雑學問答(木村毅)
「白村集」のこと(山本修二)
ショーの長編其他(志賀逍)
キネマ漫話(池田義信)
カンズメ(白井喬二)
述懐(戸川貞雄)
續新刊紹介(微郎吉)
書法愚考(南幸夫)
田舎より(井東憲)
踉風庵雑記(本荘可宗)
キネマ左右帳(酒井眞人)
麻雀小話(野人桃川)
雑記帳拔萃(藤澤淸造)
西洋に負けるな(中村武羅夫)
忘れられた文藝(千葉●雄)
句帖一枚(室生犀星)
早春(北原白秋)
木兎の家●興(吉植庄亮)
文藝月録(菊池寛)
今昔(久米正雄)
講演(土岐善麿)
身邊雑事(柳原燁子)
女七歳(岸田國士)
動かぬ神經(十一谷義三郎)
泥古殘念帖(燕雀生)
石濤の畫によって(武者小路實篤)
念仁波念遠入禮帳(大鵬生)
放亭文壇の討入り(一平)
<創作>
西風(加藤武雄)
不運な秀才(加宮貴一)
貸と借(宇野浩二)
澁面(小島政次郎)
編輯後記(菊池寛)
第三年第五號
五月一幕物號
侏儒の言葉(芥川龍之介)
雑記(相馬御風)
脚本のラヂオ放送權(奏豊吉)
ユーモラス・ストオリイ(横光利一)
文藝猥談(佐々木味津三)
のたべね風四月(橋爪健)
文壇新学解(×××)
春窓漫筆(馬場弧蝶)
根津雑記終篇(大木雄三)
原稿料(三宅やす子)
文藝講座第一回會員縣別表
泥古残念帖(燕雀生)
水の讃(生田春月)
著作権の擁護(服部嘉香)
自分のこと(小寺菊子)
湯崎温泉(熊楠生)
東京の魅力(村松正俊)
最初のシガア(石川欣一)
裁判傍聴(菊池寛)
耽々亭詠草(吉井勇)
文藝春秋(△○□)
自分を語る(加藤一夫)
瓦斯燈物語(稲垣足穂)
蒸し返し(六笠武生)
裁斷批評を必要とす(堀木克三)
小閑漫筆(伊藤貴麿)
静岡に住みて(田中貢太郎)
温泉通信(川端康成)
文壇地理學(XYZ)
のんきな随筆(犬養健)
北京(南部修太郎)
卓上小閑(加藤武雄)
鎌倉の春(立花寛一)
淸代説部の二系統(池田大伍)
最近の感想(中澤靜雄)
書法愚考(南幸夫)
屁理窟(甲田正夫)
時雨計外篇(閑養軒)
幇間の辯(長田幹彦)
わたぬき日記(日夏耿之助)
菊池さんと私(澤田正二郎)
今昔(久米正雄)
映畫崇拝(酒井眞人)
熊公の言説(齋藤龍太郎)
雑記帳(川崎備寛)
花時の憂鬱(藤澤淸造)
近頃のこと(廣津和郎)
海棠(田山花袋)
埋草(長谷川二葉亭さん)
着物(長興善郎)
ただ白き下着(高濱●子)
「當世いかもの考」開口(久保田万太郎)
<創作>
なだれ(室生犀星)
兵法(岡榮一郎)
秋情一景(富ノ澤麟太郎)
神はほほゑみ給ふ(金子洋文)
棺をかつぐ音(中河興一)
紙風船(岸田國士)
或る別れ(北尾●男)
論舞(水木京太)
無抵抗主義者(藤井眞澄)
編輯後記(菊池寛)
六月號
第三年第六號
侏儒の言葉(芥川龍之介)
ミュンヘン雑歌の中(齋藤茂吉)
それ鷹(露伴老漁)
角琴内唐之記(岸田劉生)
續晴雨計外篇(閑養軒)
I君の殺人(小酒井不木)
批評の秘訣(井汲淸治)
素晴らしい法螺(石川欣一)
門前雀羅以上(高須靑兒)
モオランの長編小説(堀口大學)
映画界、人を求む(近藤經一)
女流文藝雑誌(生田花世)
英語教師(大和資雄)
弧蝶氏に(伊藤松雄)
「出鱈目」は困る(北尾●男)
一口噺(加宮貴一)
國語にかへれ(楚人冠)
日本文壇春訊(米田祐太郎)
文藝春秋(△○□)
脚本のラジオ放送(秦豊吉)
小言頂戴など(島田靑峰)
再び支那から(池田桃川)
内容見本鬼集談(北斗生)
續わたぬき日記(日夏耿之介)
譯詩の話(大藤治郎)
雨の日曜(三宅幾三郎)
直言、ゴシップ其他(水守●之助)
文藝猥談(佐々木味津三)
のたびね風五月(橋爪健)
●言抄(尾崎士郎)
「三人姉妹」(中條百合子)
文學の事(岡田三郎)
語るに落つ(川崎備寛)
「ソクラテス」(戸川秋骨)
二十年前の話(安成二郎)
●蝪の尻尾(薄田泣菫)
岡村さんの事(三宅周太郎)
吾が家の随筆(牧野信一)
文壇風雲録(齋藤龍太郎)
島國的僻見(岸田國士)
少年追憶(關口次郎)
狸老一口噺(中川一政)
名陽雑記(木下杢太郎)
貯金の悲しみ(中村武羅夫)
昜と手相(菊池寛)
噂ばなし(高田保)
農民劇場の空想(中村星湖)
畑の仕事(高田保馬)
文壇クロスチード(某二大家)
友木放亭文壇打入(岡本一平)
<創作>
煤けた人生の風景畫(近松秋江)
壺(佐々木味津三)
死者に邂逅す(小川未明)
松風颯颯(伊藤貴麿)
春(十一谷吉三郎)
傳心(管忠雄)
縁談(正宗白鳥)
編輯後記(菊池寛)