文芸春秋 時局増刊 第20号-第22号(昭和14年5月~7月)
文藝春秋 現地報告
時局増刊20号=第17巻第10号
対支文化工作の理念(松村●)
英国の対日政策の検討(清澤洌)
作楽節之の心境(呉佩孚)
ロメル波蘭大使とポリテイス希臘公使に対枢軸外交を訊く(一原有常)
支那有力新聞の論調(小口五郎)
苦悶する欧米の声
第三期物価統制論(岩井良太郎)
興亜外交の人々(興亜中堅百人男の内)(齋藤陽太郎)
特集・傷兵問題
国民と傷痍軍人(本庄繁)
「傷兵はかく護られている」座談会
出席者
東日主幹・阿部眞之助
陸軍中将・蒲●
衆議院議員・片山哲
傷兵保護院・持永義夫
海軍省医務局長・高杉新一郎
厚生省労働局長・藤原孝夫
陸軍省医務局長・三木良英
傷兵に捧ぐ(宮城道雄)
わが更生記
更生の感想(藤川忠治)
なつかしきかな活字(松村益二)
素裸になって(前山賢次)
左腕癒ゆ(日比野士朗)
職場の勇士
運送店に田邊一照君を訪ふて
取引所街に本田軍曹を訪ふ
レンズ切断工・加藤興一君
東洋計器の失明勇士
好日善き人を見たり
施設訪問
日曜日の失明傷痍軍人寮
傷痍軍人千葉療養所見学記
屯墾病(宗光彦)
現地報告
銃眼
日人が恐い(竹田復)
支那人は倒まに生ず(富永生)
青年層への警告(岡山巌)
銃後に於る明暗二道(永井亨)
深く瞳を内に向ける(朝倉文夫)
陽光を浴びる子供たち(漫画)(加藤悦郎)
外山ヶ原母子アパートのぞ記(漫画)(岸丈夫)
従軍画
将校の顔(絵と文・高井貞二)
堕ちた蒋介石(絵と文・橋本徹郎)
南京より上海への線路(絵と文・高井貞二)
大同城壁外にて(服部正一郎)
新造の裏街にて(山崎省三)
小休止(酒井亮吉)
長江岸(服部正一郎)
残敵掃蕩隊新造街に入る(山崎省三)
作業(酒井亮吉)
鯉幟一番乗(絵と文・橋本徹郎)
楓橋の上に立って(新明正道)
女人剪影録(奥野信太郎)
半島軍国調(本誌特派員・池島信平)
上海放送商売往来(松隈敬三)
在留邦人から見た青島の諸相(由水盈)
南支夜話(和久田幸助)
従軍画家の鼻(山崎坤象)
「欧米の危機は支那事変にどう響くか」座談会
出席者
東朝東亜問題調査会・太田宇之助
支那評論家・神田正雄
読売新聞社東亜部次長・田中幸利
元全権公使・田村幸策
同盟通信社東亜部次長・半谷高雄
前線兵士の手記
小行李陣地(正治清英)
失った大臣旗(青木文八)
星落つ秋風五丈原(支那合戦譚)(大場彌平/鈴木朱雀画)
浙●鉄路(藤枝丈夫/生澤朗画)
扉絵(川島理一郎画)
編集後記
時局増刊21号=第17巻第12号
特集・事変第三年
事変以来の政治の動き(躐山政道)
戦時経済の二箇年(風早八十二)
日支文化問題の新しい着眼点(加田哲二)
支那事変第三年座談会
出席者
有馬頼寧、松井石根、賀屋興宣、松田千秋、竹内可吉、松村秀逸
船田中、松本忠雄
日支戦二年の回顧(大場彌平)
戦慄すべき感銘(宮川米次)
黄塵に塗れて(宮本武之輔)
防空壕(亀山孝一)
切断せる手足の後日物語(郷晃太郎)
国民生活現状報告
転失業者の更生振り(山都幸次)
労働者風俗時評(小倉正通)
サラリーマンさまざま(安斎玉雄)
印旛沼畔報告書(高橋恭介)
五臺を環って(武内義雄)
北京籠城前後(奥野信太郎)
上海の日本人に愬ふ(ノッテインガム)
香港・けふこの頃(河合俊三)
物価問題の検討(助川啓四郎/神近市子/間宮茂輔)
統制政策への注文(津村秀松/上司小剣/下村海南)
国民に與ふる言葉(松波仁一郎/小野武夫/高田保馬/徳川義親)
最も感銘した話(佐佐木信綱/石黑敬七/池崎忠孝/清澤冽/高木友三郎
安部磯雄/河野密/小笠原長生/櫻井忠温)
現地報告
銃眼
軍事と外交(植原悦二郎)
ナチスの「社会政策的秘密」(服部英太郎)
工業資源開発の第一線に働く勇士(永井彰一郎)
統制経済(中山伊知郎)
必然の線(杉森孝次郎)
遠大正確の見透(土屋喬雄)
民族のバロメータ(河野密)
支那に対する文化工作(林●)
大陸漫画通信(漫画)(池田さぶろ)
新東亜建設絵巻(漫画)(岸丈夫/加藤悦郎)
従軍画
大営鎮城壁(宮田重雄)
狙撃(向井潤吉)
野に立つ(伊原宇三郎)
山峪を征く(宮田重雄)
敵状監視(向井潤吉)
衛生隊の活躍(伊原宇三郎)
盧州(大野隆徳)
張家口(石井柏亭)
信陽にて(大野隆徳)
萬全縣(石井柏亭)
大陸急行視察(上田貞次郎)
慶州(小林秀雄)
大陸科学院と建国大学(本誌特派員・池島信平)
租界の裏街道(後藤和夫)
戦争と平和(今井登志喜)
防共強化の範囲を論ず(稲原勝治)
大陸文化工作の前衛者(興亜百人男の内)(永戸俊雄)
軍需町工場気焰録(酒井眞人)
前線兵士の手記
患者壕(川下米一)
車輛部隊(今井松太郎)
軍事同盟物語(匝瑳胤次)
支那の空中作戦(北村小松
編集後記
表紙(吉田謙吉撮影)
扉絵(生澤朗画)
時局増刊21号=第17巻第14号
現地思想戦の展望(赤松克麿)
支那中堅官僚の和平論(山本實彦)
内鮮一体の強調(南次郎)
特集・軍事同盟・租界問題
上海租界の運命(新明正道)
支那を喪ふ英國(中保興作)
租界と法幣への幻想(在上海・杉村廣藏)
経済封鎖恐るるに足らず(岩井良太郎)
白人は支那で何をしたか(出石誠彦)
「日獨伊軍事同盟と支那事変収拾」座談会
出席者
衆議院議員・亀井貫一郎
政治学博士・五来欣造
陸軍省情報部長陸軍砲兵大佐・清水盛明
大亜細亜協会理事・中谷武世
陸軍省情報部員陸軍歩兵中佐・福山寛邦
軍事評論家・三島康夫
対英海上封鎖の完成(斉藤忠)
対歐策決定と支那紙の狼狽振り(小口五郎)
軍事同盟が出来たら
日英同盟の轍を履むな(小池四郎)
世界新秩序建設のために(丸山勘治)
龍虎相打つのとき(小島精一)
新東亜建設第一(杉浦武雄)
人類発展への一里塚(清瀬一郎)
道理と実力(杉森孝次郎)
戦争防止の爲にも必要(大山卯次郎)
英仏を慴伏させた獨空軍(マーク・エー・ローズ)
ノモンハン血戦従軍記(在甘珠爾●・坂下健一)
汕頭占領と事変の見透し(藤田栄介)
チエッコ抹殺に日(藤井啓之助)
興亜科学者群像(永戸俊雄)
戦争と精神病(諏訪敬三郎)
銃眼
戦慄すべき事態(上泉秀信)
節約の問題(大熊信行)
日本文化と創造(古川晴男)
なめられる外交(本多顕彰)
衣食住と日本文化(三島一)
現地報告
支那街頭風景(漫画と文)(宮尾しげを)
従軍画
通州白塔(中澤弘光)
天津市役所戦跡(中澤弘光)
海南島海口の一角(吉田謙吉)
厦門よりコロンスを見る(吉田謙吉)
揚子江上船中(福田豊四郎)
武昌より漢口を望む(福田豊四郎)
戦塵を洗ふ(小早川秋声)
取乱した敵の参謀長室(小早川秋声)
胎動する満洲文化(在新京・杉村勇造)
江南砲艇隊誌(在上海・木村重)
宦官ききがき(在北京・瀧川政次郎)
支那人の性格(奥野信太郎)
盧山その他(絵と文)(恩地孝四郎)
南洋村報告書(岩崎栄)
山西交通列車(本誌特派員・池島信平)
便乗世相抄(高田保)
前線兵士の手記
飛行基地警備記(渡邊正治)
光州城まで(今井松太郎)
後方戦記(白石潔)
「スパイの科学」物語(海野十三)
編集後記
扉絵(宮田重雄画)