文芸春秋 時局増刊 第1号-第3号(昭和12年8月~11月)
臨時増刊第1号=第15年第9号 日支の全面激突
蒋介石に與ふる書(荒木貞夫)
支那膺懲論(黒田禮二)
対日外交の誤謬(松本忠雄)
暴戻二十九軍の将領(高木睦郎)
支那軍の特質(雨宮巽)
「北支事變」座談会 出席者
衆議院議員・頼母木桂吉
衆議院議員・小谷節夫
陸軍歩兵少佐・大久保弘一
陸軍砲兵少佐・星駒太郎
支那評論家・神田正雄
外務省情報部・大平進一
東洋協会・藤枝丈夫
危機に立つ日支貿易(木村増太郎)
天佑なる哉北支事變(小林一三)
陣中より(国民に対する挨拶)(香月清司)
英米はどう出るか(太田宇之助)
蘇聯はどう動くか(藤枝丈夫)
抗日支那の実体(吉岡文六)
抗日運動の現段階(波多野乾一)
中央軍の戦闘力(三島康夫)
支那共産黨最近の動向(田中香苗)
敵は支那か英国か(政界夜話)(城南隠士)
国民政府の資金網(梶原勝三郎)
忽ち成る国家總動員体制(伊達圭介)
北支那を如何にすべきか(葉書回答)(諸家)
北支事變と国際条約
北支事変と日支条約
北支事変と九國条約(古城胤秀)
世界は事変をどう見たか(山崎進之助)
支那を喰ふ歐米諸国の利権(大平進一)
日本の対支権益(山内保)
戦乱の天津から(現地通信)(特派記者・下島連)
在支日本人は斯く叫ぶ(小谷節夫)
支那は事變を如何に宣伝したか(S・V・C)
支那に躍る列強のスパイ(工藤貞雄)
蒋介石の機密室(山上正義)
怖るべき抗日教科書の内容(御手洗辰雄)
抗日英勇傳(平野零児)
好人不当兵(佐山英太郎)
支那好色譚(村松梢風)
北支事変の概要(陸軍省新聞班)
彙報「通州事件」以後(文芸春秋編輯部)
北支那方面要圖
編集後記
扉絵(吉田貫三郎)
臨時増刊第2号=第15年第11号 戦争と我等の覚悟
支那事変に対する日本の決意(高橋三吉)
蘇聯の真意(池崎忠孝)
英国に警告す(藤澤親雄)
支那事變の将来(大久保弘一)
事変は世界戦争にまで発展するか(伊藤正徳)
支那事變作戦第二期座談会 出席者
陸軍歩兵中佐・雨宮巽
衆議院議員・池崎忠孝
海軍中佐・大石堅志郎
陸軍歩兵中佐・林群喜
漢口総領事代理・松平忠久
善隣協会・三島康夫
海軍中佐・水野恭助
情報部第三課長・矢野征記
吉川英治
支那事變と第三国(船田中)
戦線報告書
北支戦跡ところごろ(加藤久米四郎)
上海激戦地区踏破行(原勝)
戦の上海から(中村伸康)
空襲・新京・東京(本社特派員・下島連)
世界大戦における独逸の戦時経済(有澤廣巳)
国民政府は崩壊するか(吉岡文六)
蘇支密約の決定的意義(藤枝丈夫)
支那空軍の飛行機と其性能(依田昌二)
この際政府に注文する(葉書回答)(諸家)
銃後の後援(遺族と救恤法)(灘尾弘吉)
戦争と財産(島田晋作)
支那事変と株式界(勝田貞次)
支那事変と経済界(野崎龍七)
経済も武装する(三宅晴輝)
国民政府は戦争を賄ひ得るか(小島精一)
戦争と我等の覚悟座談会 出席者
衆議院議員・大口喜六
大藏政務次官・太田正孝
衆議院議員・河野密
商学博士早大教授・小林行昌
經濟學博士法政教授・高木友三郎
世界に於ける支那事變の反響(長谷川了)
戦慄の科学戦(三島康夫)
戦時体制下の国民生活
戦争と農民(角田藤三郎)
労働者の生活(三輪壽壮)
戦争とサラリーマン(稲村順三)
敵前上陸(匝瑳胤次)
空爆日誌(平野零兒)
上海戦の概況(文芸春秋編輯部)
編集後記
扉絵(中村研一)
附録支那事變要圖‥資料なし
臨時増刊第3号=第15年第13号 事變・背後に迫るもの
民族的使命の達成(安井英二)
千古に意義あらしめよ(津田信吾)
北支経営の基調(関山茂太郎)
支那事變の史的意義と北支の建設(中谷武世)
満蘇国境を監視せよ(平竹傳三)
英国の支那侵略史(丸山幹治)
空中戦史より見たる南京空爆(大場彌平)
『戦争はこれからだ』座談会 出席者
陸軍歩兵中佐・安達久
陸軍歩兵大尉・岡田芳政
海軍大尉・菊地専治
海軍中佐・鈴木光信
外務省情報部第一課長・田代重徳
法政大学教授・中谷武世
衆議院議員・肥田琢司
前衆議院議員・鷲澤與四二
焦慮の英国と退嬰の米国(小室誠)
現地通信
戦ひの上海から(第四信-第九信)(在上海・中村伸康)
我が海上遮断線を往く(○○艦にて・猪伏清)
冬迫る綏遠を行く(本社特派員・柳澤彦三郎)
九・一八記念日の夜(在上海・松本辰雄)
これが最前線だ!(本社従軍記者・小坂英一)
事變費二五億は何を齎すか(美濃部亮吉)
事変と物価と生活(服部文四郎)
銃後堅守策(角田藤三郎)
治安維持会と星雲状態の北支政権運動(田中香苗)
世界に於ける南京空爆の反響(長谷川了)
支那事変と大学生
日本進展の一里標(梅木典男)
政府に對ソ方針を聴く(藤崎俊雄)
西にスペイン・東に支那(小川泉)
東亞ブロックの結成(松原弘雄)
親日転向への道(水島文雄)
また恥をかくか国際連盟(阿部眞之助)
支那事變に寄す(佐野学)
寺内・松井最高指揮官(大平進一)
第三艦隊論(伊藤正徳)
戦時体制と財界陣営(島田晋作)
支那経済の行衞(土屋計左右)
トハチエフスキー事件後の蘇聯(茂森唯士)
支那共産運動の二十年(東輝彦)
支那を害ふ三人女(竹内夏積)
桃李の花(竹内逸)
東亞政治の悲劇(中野正剛)
不安を懐きて還る(久米正雄)
詩 渡洋爆撃隊を讃ふる歌(佐藤惣之助)
戦死軍人に捧ぐる歌(佐藤春夫)
短歌 時事偶感(佐佐木信綱)
いくさの秋(与謝野晶子)
時事歌抄(齋藤茂吉)
時事感詠集(岡本かの子)
俳句 千人針(水原秋櫻子)
事変に関する句(矢田挿雲)
編集後記
扉絵(木村荘八)