立命館平和研究 第1号-第8号(平成12年~19年)
第1号
発刊にあたって(安斎育郎)
特集 第3回世界平和博物館会議歴史教科書ワークショップ報告
特集にあたって
アメリカの教科書に見る真珠湾攻撃と原爆投下についての記述の変遷(深山やよい)
日本の教科書制度の問題点(高嶋信欣)
ドイツの歴史教科書のパラダイムシフトとその展望(ヨハネス・ホフマン)
戦後ドイツにおけるナチス的過去の問題(アクセル・シルト)
歴史研究者の視点から見た中国の歴史教育(蔡錦松)
現代史教育における戦争責任問題の取り上げ方(荒井信一)
過去との折り合いをどうつけるか(ウラジミール・ボロジーイ)
韓国と日本の歴史教科書研究と改善のための提言(鄭在貞)
戦争を語り伝える(ローズマリー・バイヤー=デ・ハーン)
平和を開発する力を求めて(藤岡惇)
国民義勇隊と国民義勇戦闘隊(中山知華子)
中国での日本人反戦運動における天皇制認識について(山辺昌彦)
第2号
刊行にあたって(兵藤友博)
特集1 戦争と芸能
特集にあたって
戦時下の芸能(木津川計)
戦争と演芸(竹本浩三)
戦時下の音楽家・映画人の価値観を考える(安斎育郎)
戦時下における大衆芸能に関する考察(相原進)
戦争中の能楽(河村隆司)
戦中戦後の筝曲界と戦争体験ー筝屋「琴伝」畑伝兵衛氏の記憶ー(畑伝兵衛)
特集2 日本とオランダのインドネシア支配を考える
特集にあたって
展示会「オランダ人・日本人・インドネシア人」の意義と評価(エリック・ソーメルズ)
インドネシアにおける日本統治と「南方徴用作家」-阿部知二を中心にー(木村一信)
日本・オランダ・インドネシア三国間のわだかまり(中尾知代)
立命館大学国際平和ミュージアムの事業記録ー開館準備から1999年度まで
第3号
刊行にあたって(安斎育郎)
特集1 手塚治虫ー世紀をつなぐ作品とメッセージ
特集にあたって
手塚治虫を語るー「手塚治虫展」記念講演(松谷孝征)
「手塚治虫展」記念鼎談(松谷孝征・牧野圭一・安斎育郎)
マンガ作品における〈上手〉〈下手〉とは何か
-臨床医の視点からマンガを読み解く(牧野圭一)
手塚治虫の「思想」-いま、語ることの意義と課題(吉村和真)
~
過去に誠実に向き合うー和解と共生をめざして(安斎育郎)
消し去られた文字ー「満州国」における検閲の実相(岡田英樹)
学童集団疎開が人員疎開政策中に占めた位置と役割(飯田美季子)
立命館大学国際平和ミュージアム2000年度事業記録
第4号
刊行にあたって(岡田英樹)
特集1 平和のための博物館・市民ネットワーク第2回全国交流会報告
平和博物館をめぐる現状についてー特集にあたって(山辺昌彦)
平和博物館、平和博物館建設運動の現状と課題(山根和代)
学生の戦争観・平和意識と立命館大学国際平和ミュージアム(森下徹)
東京大空襲・戦災資料センター建設までの経過と建設後の反響と課題(梶慶一郎)
第五福竜丸展示館で若い世代に伝えるとりくみ(安田和也)
「教科書が伝える戦争」を軸に次世代への継承(吉岡数子)
特集2 舞鶴市明倫国民学校梅田学級児童画
特集にあたって
軍港舞鶴の児童画(吉田ちずゑ)
梅田作次郎先生の思い出(布川●)
~
核抑止論の虚構とブッシュ政権の核兵器政策(安斎育郎)
立命館大学国際平和ミュージアム2001年度事業記録
第5号
刊行にあたって(安斎育郎)
特集にあたって(安斎育郎)
国際平和ミュージアムへの提言ー地域社会と世界に向けてー
&特別展「影山光洋写真展」学生参加に関する報告(富岡与志子)
マックス・エルンストのコラージュー戦後世界における再生と希望(浅川朋美)
アメリカの核戦略と北東アジアの安全保障(安斎育郎)
シンポジウム記録 21世紀における共生の可能性を求めてー大学の挑戦
立命館大学国際平和ミュージアム2002年度事業記録
第6号
刊行にあたって(岡田英樹)
特集 国際シンポジウム「アジアにおける平和博物館の交流と協力」
日本の平和博物館はアジア・太平洋戦争をいかに展示しているか(山辺昌彦)
平和博物館が国際平和交流促進のなかで占める位置とその影響について
ー中日両国青年の南京大虐殺事件に対する歴史認識から(朱成山)
リニューアル課題を通して平和博物館のあり方を考える(岡田英樹)
ベトナム戦争の記憶の継承と新たな平和創造への挑戦(グエン・カ・ラン)
新しい平和運動としての新たな平和博物館運動をはじめる(リー・デフン)
韓国における新たな平和博物館運動(リー・スヒョー)
国家を超えた平和ネットワークのための平和博物館(キム・スンチュル)
討議概要
~
原爆被爆者集団訴訟の争点とその背景(安斎育郎/清水雅美)
ビバクの社会文化的影響ー核実験場とされたマーシャル諸島の現在(竹峰誠一郎)
第五福竜丸展示館からの報告ービキニ水爆被災50周年にとりくんで(安田和也)
「知里真志保と詩人たち」を論じるために(佐藤=ロスベアグ・ナナ)
知覧特攻平和会館をめぐる人々の戦後史(岡野紘子)
武器輸出3原則の緩和を巡る一考察ー武器の国際共同生産と日本の防衛産業(松村博行)
立命館大学国際平和ミュージアム2003年度事業記録
第7号
刊行にあたって
ミュージアムの調査・研究活動と『立命館平和研究』の役割(安斎育郎)
論文
「フォーラム」としての平和博物館は可能か?~吉田憲司の提言から考える~(福島在行)
立命館大学国際平和ミュージアム2004年度事業記録
編集後記
~
資料紹介
「若人の広場」旧蔵・戦没勤労動員学徒関係資料(文書)記録類2
川田文子さんの生活帳
豊橋松操高等女学校の豊川海軍工廠勤務日誌
飯田中学殉職学徒追悼録
第8号
刊行にあたって(安斎育郎)
論文
大学における学生参加型「平和学」講義の試み(安斎育郎)
国際福祉と平和研究・教育の重要性について
-あらたな平和・福祉社会のパラダイムモデルを求めてー(桂良太郎)
原爆の体験学習・対話・参画が日米の学生をどう変えたか
ー日米2大学が開発した「平和の旅」12年の教訓(藤岡惇)
東アジアの平和と日本国憲法ー施行60年目の再検討(君島東彦)
平和博物館と/の来歴の問い方
ー立命館大学国際平和ミュージアムが背負い込んだものー(福島在行)
「ヨーロッパ平和運動の母」ネルタ・フォン・ズットナーの業績に関する展示の今日的意義(山根和代)
日本のエコツーリズムの現状と課題(池谷りさ)
NPTにおける不平等性と積極的安全保証の論理
ー「秩序立った不平等」の維持と〈秩序立った平等〉からの別離ー(佐藤史郎)
平和研究機関ネットワーク構想(浅井基文)
北朝鮮の核実験実施報道についての館長声明
立命館大学国際平和ミュージアム事業報告(2005年度・2006年4月~12月)
編集後記