軍事史学 第41巻第1・2合併号 = 第161・162号(平成17年6月)
[序]
日本近現代のなかの日露戦争、そして世界のなかの日露戦争(黒沢文貴)
[巻頭言]
日露戦争-100年の後に-(イアン・ニッシュ/等松春夫・訳)
第1篇 戦場の諸相
歴史的展望の中の日露戦争(H・Pウィルモット/小谷賢・訳)
研究ノート・遼陽会戦と松石安治-殲滅戦の挫折-(篠原昌人)
戦場の食-日露戦争における日本陸軍の糧秣体系-(藤田昌雄)
戦場に響いた楽の音-日露戦争と陸海軍軍楽隊-(谷村政次郎)
「奇襲断行」か「威力偵察」か?-旅順口奇襲作戦をめぐる対立-(相澤淳)
研究余滴:日露戦争における海軍戦時教育(岩橋幹弘)
研究ノート:露日戦争におけるウラジオ巡洋艦戦隊の作戦(V・L・アガーポフ/堤明夫・訳)
解説:アガーポフ論文への補論(堤明夫)
ロシア陸軍の満州作戦(D・シンメルペンニンク/横山久幸・訳)
史料紹介:「明治三十七年五月一日-三十八年一月三十一日
攻城工兵廠陣中日誌」(白石博司)
第2篇 戦争と社会
戦時下の市民生活-京都の場合-(竹本知行)
日露戦争と仏教思想-乃木将軍と太田覚眠の邂逅をめぐって-(松本郁子)
研究ノート:在日ロシア軍捕虜に対する社会民主主義者たちの宣伝活動(タチヤナ・N・ヤスコ/松本郁子・訳)
研究余滴:アメリカとグアム、そして日露戦争(D・A・バレンドーフ/佐伯康子・訳)
第3篇 戦争の遺産
明治期日本の国家戦略における日清・日露戦争とその帰結(S・C・Mペイン/荒川憲一・訳)
南満州の獲得-小村寿太郎とその権益認識-(藤田賀久)
研究余滴:出来すぎた伝説-奉天からタンネンベルクへ-(大木毅)
歩兵中心の白兵主義の形成(原剛)
日露戦争と「総力戦」概念-ブロッホ『未来の戦争』を手がかりに-(等松春夫)
第4篇 文献目録
日露戦争研究 日本語文献目録(末吉洋文/北野剛/編集委員会)
あとがき(等松春夫)
執筆者一覧
英文タイトル