軍事史学 第40巻第2・3合併号 = 第158・159号(平成16年12月)
[序]
日露戦争100年・軍事史学会40年(高橋久志)
[巻頭言]
「軍人歴史家」と「純粋歴史家」(戸部良一)
第1篇 衝突への序曲
ウィッテの極東政策の破綻と開戦への道(飯島康夫)
日露戦争とロシア正教会イデオロギー-戦争の思想史的淵源-(仁井田崇)
日清戦後経営期の軍事支出と財政政策(小野圭司)
「明治三十三年艦團部将校作業書」と日露戦争-マハン流地政学的戦略の影響を中心にして-(高橋文雄)
第2編 政治と外交
日露戦争と中国の中立問題(川島真)
ポーツマス講和会議・幻の清国使節団-日露戦争下の米清関係-(平川幸子)
日露戦争と日英王室外交-明治天皇へのガーター勲章授与をめぐって-(君塚直隆)
ヨーロッパにおける〝広報担当大使”としての末松謙澄(松村正義)
ソフト、パワー、ハード・パワー-日露戦争前後のアメリカの対日イメージと日本人の自己イメージ、セオドア・ルーズヴェルト、マハン、朝河貫一、新渡戸稲造を中心に-(三輪公忠)
<資料紹介>
英国公使サー・アーネスト・サトウが北京から見た日露戦争-その日記と手紙から-(I・ラックストン/平川幸子訳)
スイス観戦武官の記録(中川晶夫)
第3篇 法と経済
日露戦争における国際法の発信-有賀長雄を起点として-(松下佐和子)
日露戦争の捕虜問題と国際法(喜多義人)
日露戦争とフランスの対ロシア借款(篠永宣孝)
日露戦争軍票の流通実態と日本の対応-満州通貨政策の起点として-(石川亮太)
鴨緑江沿岸森林利権問題と日本陸軍(菅野直樹)
第4篇 研究史と史料
日露戦争に関する最近の欧米の研究(横手慎二)
防衛研究所所蔵の日露戦争関連史料(原剛/菅野直樹)
アジア歴史資料センターにおける日露戦争関係資料-「日露戦争特別展」開催によせて-(大久保政博)
あとがき(等松春夫)
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