記録と史料 第9号-第13号(平成10年~15年)
第9号
特集 公文書館法の10年ー法・制度面からの検証ー
特集にあたって(編集・出版委員・辻川敦)
公文書館の論理と文明社会の精神(佐藤弘文)
文書館等における個人情報の取り扱いを考える(渡辺佳子)
群馬県立文書館における公文書館法の普及(小暮隆志/岡田昭二)
(座談会)公文書館法成立の頃をふりかえる
(インタビュー)元国立公文書館長 菅野弘夫氏に聞く「公文書館行政にかかわって」
アーキビストの眼
アーカイブス/情報公開/文書管理/平等閲覧からアカウンタビリティへ(小川千代子)
アーカイブズ・ネットワーク
書評と紹介
徳島県立文書館編『徳島県立文書館学術調査報告書第1集 酒井家文書総合調査報告書』、
高野修著『日本の文書館』、全史料協監修・文書館用語研究会編『文書館用語集』、
白石健二著『震災の記録 史料保存機関職員の震災記録』
笠谷和比古著『近世武家文書の研究』、小川千代子著『DJIエグゼクティブシリーズ2 文書館入門』
京都府立総合資料館編『東寺百合文書にみる日本の中世』
国文学研究資料館史料館編『史料叢書2 松代藩庁と記録ー松代藩「日記繰出」-』
埼玉県地域史料保存活用連絡協議会編『地域文書館の設立に向けて5 地域史料の検索と活用』
安藤正人著『草の根文書館の思想』、安藤正人著『記録史料と現代』
資料ふぁいる
国立公文書館 公文書館専門職員養成課程
会員刊行物情報
全史料協この一年
第10号
研究
公文書の管理、移管、評価選別について(安藤福平)
会則及び組織改正に関するアンケート調査報告(全史料協組織・法制委員会事務局)
図書寮本の戦時疎開についてー大窪太郎氏の聞き書きをもとにー(田中悦子)
特別講演(第25回全史料協新潟大会)
文書館:世界の状況(マイケル・ローパー、翻訳・森本祥子)
アーカイブズ・ネットワーク
書評と紹介
中藤靖之著『古文書の補修と取扱い』、田中正弘著『近代日本と幕末外文書編纂の研究』、
大石学監修・太田尚宏・中村大介編『古文書解読事典ー文書館にいこう』、
群馬県立文書館編『ぐんまの古文書』、広瀬順晧企画・構成『史料管理の達人』、
サリー・ブキャナン著・小林昌樹他訳『図書館・文書館における災害対策』(シリーズ本を残す⑦)
歴史人類学会編『国民国家とアーカイブズ』、三多摩郷土資料研究会編『地域資料入門』
伊奈町史編纂委員会編『伊奈町史 史料編三-結城家文書ー』、
寺崎昌男他編著『大学史をつくるー沿革史編纂必携ー』
世界の窓
等身大の英国地方文書館の活動ー英国地方文書館の見学記ー(水口政次)
大湾総督府文書公開進む(高橋益代)
資料ふぁいる
行政機関の保有する情報の公開に関する法律
国立公文書館法・国立公文書館法の一部を改正する法律
会員刊行物情報
全史料協この一年
全史料協刊行物情報
第11号
特集
世紀をこえるアーカイブズ 特集にあたって(編集・出版委員・小暮隆志)
公文書館の役割とアーカイブ政策ー米国の事例ー(国際資料研究所・小川千代子)
臭化メチル代替法をめぐる新しい保存技術(東京国立文化財研究所・木川りか)
アーキビストの眼
断層性を意識した公文書目録の作成(沖縄県公文書館・豊見山和美)
公文書館の国際化と史料記述標準化問題について
ー21世紀にあたり公文書館・アーキビストは何をしていくべきかー(和歌山県立文書館・鎌田和栄)
アーカイブズ・ネットワーク
『日本銀行所蔵銭幣館古文書目録』の刊行と史料公開について(日本銀行金融研究所・藤井典子)
情報保存研究会について(元藤沢市文書館・高野修)
書評と紹介
石上英一・加藤友康・山口英男編『古代文書論』(執筆:堀江謙一)、
国立国会図書館編『電子情報の保存ー今われわれが考えるべきことー(第9回資料保存シンポジウム講演集)』(執筆:外山千里)
国文学研究資料館史料館(丑木幸男)編「史料叢書4 戸長役場の史料』(執筆:柴田友彰)
国立公文書館編『アーカイブス 創刊号~第5号』(執筆:古瀬誠三)
雄山閣出版発行『今日の古文書学第12巻 史料保存と文書館』(執筆:石川淳)、
小川千代子著『世界の文書館』(執筆:太田富康)、網野善彦著『古文書返却の旅ー戦後史学史の一齣』(執筆:田中聡)
『平成11年度刊行 都道府県公文書目録』(執筆:太田富康)
会員刊行物情報
全史料協この一年
第12号
特集
新設館が描く文書館像(編集・出版委員・太田富康)
福井県文書館の設置経過について(福井県総務部文書学事課公文書館建設準備グループ・平野俊幸)
松本市文書館の事業と課題(松本市文書館・小松芳郎)
「板橋区公文書館」のこれまでのこれから(板橋区公文書館・三浦喜代)
城川町文書館と「館員」制度(愛媛県歴史文化博物館/城川町文書館員・西山伸)
沈黙の背後にあるものー「震災・まちのアーカイブ」という可能性ー(震災・まちのアーカイブ・菅祥明)
研究
都道府県における文書管理 アンケートにみる現状と課題(公文書の管理・移管・評価選別に関する研究プロジェクト・チーム
アーカイブズ・ネットワーク
三郷市史収集史料の公開に向けた史料保存の取り組みと課題(三郷市総務部庶務課市史史料係・千代田光雄)
広島県因島市の文書管理について(広島県立文書館・数野文明)
国立公文書館をめぐる近年の動きー国立公文書館法と移管・公開基準についてー(独立行政法人国立公文書館・遠藤廉)
富史料協の動向について(富山県公文書館・高森邦男)
オープン・セミナー
「記録史料(アーカイブズ)の情報管理をめぐる国際動向」の開催(埼玉県立公文書館/アーカイブズ・インフォメーション研究会・太田富康)
兵庫県加古川市の史料登録制度(神戸深江生活文化史料館(個人会員)・大国正美)
『公文書保存の手引き』の作成を中心とした新史料協の活動について(新潟県立文書館・伊藤一億)
相模原市史編さん室の開設について(相模原市総務部総務課市史編さん室・浜田弘明)
震災資料調査事業の取り組み((㈶阪神・淡路大震災記念協会・佐々木和子)
公開シンポジウム『開かれた大学』とこれからの文書資料管理・情報公開(名古屋大学大学史資料室・神谷智)
鳥取西部地震・芸予地震後のアーカイブズ・ネットワーク
ー全史料協資料保存委員会研修会に向けてー(資料保存委員会委員長・小松芳郎)
書評と紹介
地方史研究協議会編『地方史・地域史研究の展望』(執筆者:小松徳年)
中野目徹著『近代史化学の射程』(執筆者:水野保)
杉山真紀子著『博物館の害虫防除ハンドブック』(執筆者:瀧野直樹)
稲葉政満著『図書館・文書館における環境管理』(執筆者:瀧沢典枝)
鈴江英一著『キリスト教解禁以前』(執筆者:沼倉延幸)
『新修 泉佐野市史 第5巻・史料編中世Ⅱ』(執筆者:福島紀子)
小松芳郎著『市史編纂から文書館へ』(執筆者:佐藤宥紹)
デジタルアーカイブ推進協議会『デジタルアーカイブ白書2001』(執筆者:毛塚万理)
新潟県立文書館編『古文書解読練習帳』第1集(執筆者:伊藤然)
平成12年度刊行 都道府県公文書目録『山口県文書館蔵行政文書目録』『長野県行政文書目録』(執筆者:太田富康)
世界の窓
アメリカの地方文書館事情ー地方歴史協会の視点からー(全アメリカ合衆国サドバリー歴史協会・森田貴之)
会員刊行物情報
全史料協この一年
全史料協刊行物情報
関東部会
近畿部会
第13号
研究
電子自治体の史料論(埼玉県文化財保護課・太田富康)
地方自治体における文書管理の転換と当面の課題(記録・史料管理研究所・松本吉之助)
情報公開法と歴史的公文書ー平成13年度国情報公開審査会答申からみたー(草加市役所・伊藤然)
アーキビストの眼
モンゴル国立公文書館(Chuluun Oyunchimeg・訳:嶺井優香)
アーカイブズ・ネットワーク
小城町立歴史資料館について(小城町立歴史資料館文化振興係長・古庄秀樹)
歴史事実の相互確認を目指して:アジア歴史資料センターの実験(国立公文書館 アジア歴史資料センター主任研究員・牟田昌平)
岡山県の文書館準備について(岡山県総務部総務学事課文書整備班・定兼学)
(報告)シンポジウム
公害・環境問題資料の保存・活用ネットワークをめざして(大阪大学出版会・大西愛)
人と防災未来センターにおける震災資料の保存と活用(阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター資料室)
書評と紹介
青山英幸著『記録から記録史料へ アーカイバル・コントロール論序説』(執筆者:坂口貴弘)
御厨貴著『オーラル・ヒストリー 現代史のための口述記録』(執筆者:森本敬子)
佐藤博樹・石田浩・池田謙一編『社会調査の公開データー2次分析への招待』(執筆者:藤吉圭二)
徳島博物館研究会編『地域に生きる博物館』(執筆者:細井守)
ロバート・B・スティネット著『真珠湾の真実ールーズベルト欺瞞の日々ー』(執筆者:伊藤然)
世界の窓
ハンプシャー州立文書館を訪問して(茨城県立歴史館館長・齋藤佳郎)
資料ふぁいる
市町村合併時における公文書等の保存に関するこれまでの動向(大会企画委員会事務局・新井浩文)
アーカイブズ学における大学院課程の指針(アメリカ・アーキビスト協会(訳:保坂裕興)
会員刊行物情報
全史料協この一年
全史料協会則