日本史研究　第５０９号－第５１４号（平成１７年１月～６月）

２００５．１（５０９）
研究
「ポスト構造主義」と歴史学
－「従軍慰安婦」問題をめぐる
上野千鶴子・吉見義明の論争を素材に－
（上野輝将）
東国「惣無事」政策の展開と家康・景勝
－「私戦」の禁止と「公戦」の遂行－
（矢部健太郎）
書評
神田由築著『近世の芸能興業と地域社会』
（梅田千尋）
小林丈弘編著『都市下層の社会史』
（布川弘）
櫻井良樹著『帝都東京の近代政治史
－市政運営と地域政治－』
（能川泰治）
意見書
京奈和自動車道（大和北道路）の環境影響評価方法書
について環境保全の見地から意見書
新刊紹介
『日本近代法制史研究の現状と課題』
部会・委員会ニュース

２００５．２（５１０）
２００４年度　日本史研究会大会特集号
大会テーマ　統治の技術・戦略・正統性
大会テーマ説明
（研究委員会）
共同研究報告
古代史部会
律令制下の文書主義
（吉川聡）
中世史部会
室町幕府－守護体制と細川氏権力
（古野貢）
畿内戦国期守護と室町幕府
（小谷利明）
コメント
（長谷川博史）
近世史部会
徳川家康年忌行事にあらわれた神国意識
－家光期を対象として－
（曽根原理）
徳川家光の国家構想と日光東照宮
（野村玄）
近現代史部会
１９３０年代の台湾原住民をめぐる統治実戦と表象戦略
－「原始芸術」という言説の展開－
（松田京子）
１９３０年代生活綴方実戦における方言矯正
－内地周縁部における同化主義－
（小国喜弘）
総会ニュース
部会紹介
声明
イラクへの自衛隊派遣延長に反対する声明
部会・委員会ニュース

２００５．３（５１１）
２００４年度　日本史研究会大会特集号
個別報告
蝦夷と太平洋海上交通
（樋口知志）
神仏習合と神祇不拝
（佐藤弘夫）
「郡中」公共圏の形成
－郡中議定と権力－
（平川新）
「満洲国」における統治機構の形成と「国民」の創出
－在満朝鮮人問題を中心に－
（田中隆一）
書評
永田英明著『古代駅伝馬制度の研究』
（市大樹）
阿部浩一著『戦国期の徳政と地域社会』
酒入陽子
仙田善雄著『幕藩権力と寺院・門跡』
（澤博勝）
小林和幸著『明治立憲政治と貴族院』
（島村幸子）
時評
指定管理者制度から考える公立博物館の存続問題
（瀧端真理子）
新刊紹介
『近世後期都市政策の研究
／『地域史のなかの部落問題』
部会・委員会ニュース

２００５．４（５１２）
研究
後鳥羽院怨霊と後嵯峨皇統
（徳永誓子）
２００４年度日本史研究会大会報告批判
共同研究報告
古代史部会（前田禎彦）
中西部会（山田邦明）
近世史部会（高木昭作）
近現代史部会（長志珠絵）
書評
小谷利明著『畿内戦国期守護と地域社会』
（吉田賢司）
鈴木康子著『近世日蘭貿易史の研究』
（八百啓介）
菊池一隆著『日本人反戦兵士と日中戦争
－重慶国民政府地域の捕虜収容所と関連させて－』
（岡部牧夫）
時評
オオヤマト古墳群にみる古墳の保存と活用
（後藤真／植野良子）
要望書
資料館や博物館に対する指定管理者制度の
導入に関する要望書
新刊紹介
『オオヤマト古墳群と古代王権』
『思想史としての「精神主義」』
部会・委員会ニュース

２００５．５（５１３）
研究
陰性期摂関家と上東門院故実
（高松百香）
研究ノート
台湾・中国間防疫の変容と台湾総督府
－１９１０年代から第一次世界大戦期を中心に－
（谷ヶ城秀吉）
書評
二木謙一著『武家儀礼格式の研究』
（野田浩子）
黒住真著『近世日本社会と儒教』
（大川真）
宮地正人著『歴史のなかの新選組』
（家近良樹）
歴史通信
歴史資料ネットワークによる
被災資料救出活動について
－台風２３号への対応を中心に－
（松下正和）
時評
時代状況と歴史学
－「「九条の会」に賛同する関西歴史研究者の会」の
発足と活動について－
（小林啓治）
新刊紹介
『近世の学びと遊び』
『協調会の研究』
例会・部会・委員会ニュース

２００５・６（５１４）
研究
第一次幣原外交における満蒙政策の展開
－１９２６～１９２７年を中心として－
（西田敏宏）
研究ノート
日本古代における任官関係文書の特質
－地方官の任符と伝符を中心に－
（渡辺滋）
書評
繁田信一著『陰陽師と貴族社会』
（細井浩志）
高橋一樹著『中世荘園制と鎌倉幕府』
（工藤敬一）
時評
京都府向日市の宝菩提院廃寺
「湯屋遺構」保存活動の経過
（西山良平）
記録
第３９回２・１１「建国記念の日」
不承認・京都府民のつどい
（小森崇弘／藤本仁文）
新刊紹介
『近世畿内政治支配の諸相』
例会・部会・委員会ニュース