岩と雪 第24号-第28号(昭和47年)
第24号 昭和46年4月
座談会=海外登山・現状と問題点(安間荘/中島寛/原真)
これからの海外登山はどうあるべきか
カフカズ一九七一年(第二次RCCカフカズ登山隊)
シュロフスキーとシヘリダの登攀
ガンガプルナ登頂(長野県山岳協会ガンガプルナ登山隊)
一九七一年ポスト・モンスーンの記録
ランタン氷河最奥部踏査-未踏峰の宝庫(梶正彦)
一九七一年ポスト・モンスーンの記録
ワガルンチョ南東稜初登攀(ジェームズ・ジョーンズ)
一九七〇年ペルー・アンデスの記録
ヴェッターホルン北壁直登(加藤滝男)
一九七一年アルプスの記録
カラー口絵=K12周辺の山(市川山岳会)
アート口絵=ランタン・ヒマール(梶正彦)
ガンガプルナ(長野山岳協会)
岳界展望
国内主要登攀クロニクル
ダイジェスト-日本の刊行物から
ダイジェスト-海外の刊行物から
海外登山計画一覧
ブック・レビュー
英文解説
編集後記/原稿募集
地域研究=足拍子岳周辺の谷(東京雲稜会)
谷川岳の喧噪に隠れて、いまなお不遇をかこつ山だが-
奥只見・貝ノ嵓の登攀-新しい岩場(ごきぶり衆/樅の木会)
一九七一年十月の記録
ヒマラヤ、カラコルム、ヒンズー・クシュ一九七一年(吉沢一郎)
南・北アメリカの山一九七一年(H・アダムス・カーター)
一九七一年度出版の山岳図書一覧(岩瀬皓祐)
戦後登山風俗史ノート(1)(みなみかずお)
新連載-戦後の登山史を側面から考察する
『岩と雪』総目次20号~23号(能勢信二/編)
表紙のことば
いまや、都市は人間の生存をこばんでいる。自然の中の
生活を求めて原始に帰ろうという若者たちが増えている
という。若者たちは本格的なクライマーのいでたちを
カッコイイという。簡素で洗練された、心から信頼できる
イメージをもっているからだろう。
このロープは、一九六六年独英米隊がアイガー北壁冬期
直登のおり残したフィックス・ロープを、山学同志会隊
(遠藤二郎隊長)が持ち帰ったものです。(加藤)
(表紙構成・加藤秀夫/カメラ・武藤昭)
協力
東京四谷
欧州山荘
東京新橋
シャモニ
目次版画(三橋節子)
扉イラスト(加藤真紀子)
地図製作(千秋社)
本誌掲載広告索引(五十音順)
アート・スポーツ
アイガー・スポーツ
イイズカ・スポーツ
IBS石井スポーツ
ICI石井スポーツ
イワタ
エバニュー
欧州山荘
小川テント
K2
学習研究社
片桐
好日山荘
さかいや
キャラバン
ジャヌー
シャモニ
秀山荘
スバル・スポーツ
ダイワスポーツ
デュコ貿易
東京トップ
東洋羽毛
同和火災海上保険
ニチレイ・スポーツ
フェザー産業
二葉
ミヤコ・スポーツ
リーベルマン
山の店
山田テント
ワタヤベ運動具店
第25号 昭和46年6月
特集=海外登山”タブー”集
気軽に行こう海外登山、そして……(向後元彦)
過去の「幻想」にとらわれてはいないか
地域別にみた”タブー”-トラブルの予防と対処
ヒマラヤを中心として(沖允人)
ヒンズー・クシュを中心として(雁部貞夫)
ヨーロッパ・アルプスを中心として(小西政継)
アンケートにみる”タブー”とは
六三人の回答からその具体例を分析する
ナンパ試登-ネパール・ヒマラヤの未踏峰(ジョン・アレン)
一九七〇年マンチェスター隊の記録
ニュージーランド・ダーラン山群(国鉄山岳連盟親善登山隊)
一九七一年十二月-七二年一月の記録
マッキンリー南壁ウェスタン・リブ左稜試登(駒沢大学アラスカ遠征隊)
一九七一年七月-八月の記録
アラスカ/ユーコン クロニクル一九七一年
ガンガプルナ遭難の解明(長野県山岳協会ガンガプルナ登山隊)
一九七一年ポスト・モンスーンに起こった雪崩事故
パルシュイ谷でのアクシデント(拓殖大学ヒンズー・クシュ登山隊)
登頂断念を余儀なくされた盗難顛末記
日本アンデス会議の結成(横地康生)
第一回の会議から
ソ連登山界の近況
①アルピニスト制度とその昇格基準(高梨真)
②登山前の健康チェックについて(高田直樹)
氷壁登攀の新時代(ジェームズ・P・マッカーシー)
その進展を北アメリカにみる
ヒンズー・ラージの六○○○メートル峰(A・ディームベルガー)
地域研究=越後・足拍子岳周辺の谷(2)(東京雲稜会)
標高わずか千数百だが、周辺には興味のある谷が刻まれている
戦後登山風俗史ノート(2)(みなみ・かずお)
戦後の登山史を側面から考察する好評連載
本誌前号「座談会=海外登山・現状と問題点」を読んで
日本山岳協会の立場として(小島六郎)
日本山岳会の立場として(藤井運平)
ネパール・ヒマラヤ最新情報(五月女次男)
岳界展望
海外登山計画一覧〈4月10日現在〉
国内主要登攀クロニクル
ダイジェスト・海外の刊行物から
ダイジェスト・日本の刊行物から
ブック・レビュー〈三冊の本〉
ニコラス・クリンチからの贈り物
英文解説=岩と雪ニュース
編集後記/原稿募集
(表紙構成・加藤秀雄)
(カメラ・武藤昭)
(協力・キャラバン)
(扉イラスト・加藤真紀子)
(地図製作・千秋社)
表紙のことば
これは浦松佐美太郎さんが、戦前ドロミテ登山で使われた
もの。私は手にした瞬間、靴の底を見てビックリした。
キメ細く入念に仕上げられた、このスカルペティの針糸
からつくった人の息吹さえ感じる思いがした。きっと、
心ちよくドロミテの岩壁に、すいついたことだろう。
一足の靴にも職人の愛の手仕事があってこそ快適な登山
が望めるものだと、つくづく思った次第。
”バイコロジーバンザイ!”(加藤)
カラー口絵・アート絵
ビアフォ氷河周辺の山(立教大学遠征隊)
ダーラン山群(国鉄山岳連盟登山隊)
私の足あと②雪山単独登山者(舟田三郎)
本誌掲載広告索引
アート・スポーツ
アイガースポーツ
イイズカスポーツ
IBS石井スポーツ
ICI石井スポーツ
イワタ
エバニュー
欧州山荘
小川テント
K2
片桐
好日山荘
さかいや
キャラバン
ジャヌー
シャモニ
秀山荘
スバルスポーツ
ダイワスポーツ
デュコ貿易
東京トップ
東洋羽毛工業
ニチレイスポーツ
フェザー産業
二葉
ホープ
ミヤコ・スポーツ
楽山荘
リーベルマン
山の店
吉田テント
シャモアースポーツ
第26号 昭和47年8月
特集=ザイルのすべて
登山用ザイル-その概念について(篠田軍治)
ザイル・その変遷と問題点(辻阪新二)
強度理論にもふれて
ザイル切断事故・原因と分析(沢村幸蔵)
主な事故から要因をチェックする
ローピングについて(浅見正夫)
マカルー一九七〇年の経験をもとに
ザイルワークの問題点-主として確保技術について
自由登攀の場合(遠藤二郎)
人工登攀の場合(板垣孝統司)
補助ザイルに関連する登攀用具(細田充)
その種類と利用法について
市販ザイル一覧(三橋賢二・編)
海外登山推薦基準を考える
この春、日山協で設定した審査基準をアンケート構成で追求
エベレスト国際隊一九七二年(片山全平)
ふたたび分裂したオールスター・キャスト
ハンター北東稜登攀(東京北稜山岳会)
一九七一年アラスカの記録
コー・イ・ハーン初登頂(広島大学医学部山岳会パミール遠征隊)
一九七一年ワハン山脈の記録
モンブラン山群一九七一年(近藤等)
その主要な登攀クロニクル
ヒンズー・クシュ一九七一年-外国隊の記録(吉沢一郎)
七三〇〇メートル以上の高峰とその衛星峰(G・O・ディーレンフルト)
『ディ・アルペン』に発表された最新資料を再編
現地報告・安久一成氏の遭難(秋山正人)
今春、マナスルで遭難した韓国隊の詳報
エベレストは一九二四年に初登された……(トム・ホルゼル)
G・L・マロリーとA・Sアーヴァンの謎を探る
戦後登山風俗史ノート③(みなみ・かずお)
戦後の登山史を側面から考察する好評連載
ブータン・ヒマラヤ2色刷地図(吉沢一郎/小方全弘・編綴込)
パミール・天山・カフカズ一九七一年
私の足あと③厳冬の前穂東壁で(田山勝)
岳界展望
海外登山計画一覧〈6月20日現在〉
国内主要登攀クロニクル
ダイジェスト・海外の刊行物から
ダイジェスト・日本の刊行物から
ブック・レビュー〈二冊の本〉
英文解説=岩と雪ニュース
編集後記/原稿募集
(表紙構成・加藤秀雄)
(カメラ・武藤昭)
(協力・欧州山荘)
(扉イラスト・加藤真紀子)
(地図製作・千秋社)
表紙のことば
葛飾北斎の日本列島俯瞰図を見た。描いた本人の目が、
すみずみまでいきわたっていて、いつまで見ていても
あきなかった。地図には用途によっていろいろなもの
があるが、私には正確本位の地図が、またたのしい。
地図のほんとうの使い方を知らないけれど、いけるあ
てもないルートをたどってみたりして、ボンヤリすご
すのがよい。ながめたり、かざっていた地図が実用とし
て役立つ日がくるのをまつ次第。(加藤)
カラー口絵/アート口絵
ハンター北東稜(東京北稜山岳会)
セルセラ・ワハン(広島大学医学部山岳会)
コーエ・ゼバック(ポーランド隊)
本誌掲載広告
アイガースポーツ
イイズカスポーツ
IBS石井スポーツ
ICI石井スポーツ
イワタ
インド航空
欧州山荘
オガワ
小川テント
K2
片桐
好日山荘
さかいや
キャラバン
ジャヌ
シャモアースポーツ
シャモニ
秀山荘
ダイワスポーツ
チョゴリザ
デュコ貿易
東京トップ
東洋羽毛工業
ニチレイスポーツ
フェザー産業
ミナミスポーツ
ミヤコスポーツ
楽山荘
山の店
吉田テント
第27号 昭和47年10月
特集=ヒマラヤ・トレッキング-日本ヒマラヤ山岳協会
トレッキングの概念
ネパール・ヒマラヤ・トレッキング
概説
ネパール語日常会話・用語
エベレスト・ロールワリン
ランタン・ガネッシュ
アンナプルナ・ダウラギリ
西ネパール
インドのトレッキング
概説
ダージリン・シッキム
クル・マナリを中心として
カシミールの周辺
トレッキングに関する文献と地図
随想・ポカラの石だたみ(伊藤洋平)
ザイル事故を防止するために必要な措置についての見解(三重県山岳連盟)
ザイルの性能の限界を明らかにするのは誰の責任か
エコロジカル・パーティ序論(塚本珪一)
アルピニストという人間集団を生態学的に分析
ナンパ初登頂と遭難(青森県山岳連盟ヒマラヤ登山隊)
一九七二年プレ・モンスーンの記録
アンナプルナ南峰東山稜(千葉工業大学ヒマラヤ遠征隊)
一九七一年ポスト・モンスーンの記録
ローツェ・シャール試登(朴鉄岩)
一九七一年プレ・モンスーンの韓国隊々長手記
モンブラン・ブルイヤールの赤い岩稜(小川信之)
厳冬期初登攀とテクニカル・ノート
グラン・ドリュ南柱状岩稜(A・コンタミヌ/近藤等・訳)
新連載=モンブラン山郡のビッグ・ルート①
ウシュバ山塊(高田直樹)
カフカズの山-ルート解説①
コミュニズム峰のバリエーション・ルート(アントニー・ワラ)
ソ連最高峰に開拓された14ルートの概説
奥山章さんのこと(橋村一豊)
偉大なる庶民派登山家の死を惜しむ
新型埋込みボルト(徳永憲一)
その使用法にもふれて
戦後登山風俗史ノート④(みなみ・かずお)
戦後の登山史を側面から考察する
カトマンズ市街3色刷地図(五百沢智也・綴込)
コルディエラ・ブランカ-(L・オーテンバーガー)
私の足あと④マナスル登頂(田中基喜)
岳界展望
海外登山計画一覧〈8月20日現在〉
国内主要登攀クロニクル
ダイジェスト・海外の刊行物から
ダイジェスト・日本の刊行物から
ブック・レビュー〈エベレスト南壁〉
英文解説=岩と雪ニュース
編集後記/原稿募集
(表紙構成・加藤秀雄)
(カメラ・武藤昭)
(扉/本文イラスト・加藤真紀子)
(地図製作・千秋社)
表紙のことば
本間ゴルフクラブ製作所の本間敬啓氏にあったとき、
「クラブには顔があって、同じドライバーは一本もあり
ません」と手作りの精神を熱っぽく話された。弘法は筆
を選ばずという言葉がありますが、どんなものでも使う
人の気持にピッタリする用具でなければ、よい結果は得
られない。表紙のイタリア製のカシンのハンマーにはテ
ニスのラケットに巻く皮を柄に巻きつけてあり、持主の
愛着がにじみ出ているようです。(加藤)
カラー口絵/アート口絵
ガウリ・サンカール他(青木敏)
ナンパ(青森県山岳連盟ヒマラヤ登山隊)
アンナプルナ南峰(千葉工大ヒマラヤ遠征隊)
本誌掲載広告索引
アイガースポーツ
アルバイン・T・S
イイズカスポーツ
IBS石井スポーツ
ICI石井スポーツ
イワタ
インド航空
インド政府観光局
エバニュー
欧州山荘
オガワ
小川テント
K2
片桐
関西登高会
協進観光
好日山荘
さかいや
山友社たかはし
キャラバン
シャモアースポーツ
シャモニ
秀山荘
タイ国際航空
ダイワスポーツ
チョゴリザ
デュコ貿易
東京トップ
東洋羽毛工業
ニチレイスポーツ
HAAJ
白水社
フェザー産業
ホープ
ミナミスポーツ
ミヤコスポーツ
楽山荘
リーベルマン
山の店
吉田テント
第28号 昭和47年12月
ナイロンザイルの強度を考える
登山網-強度と確保の問題点(金坂一郎)
"岩角欠点"論争に関連して
前号「ザイル事故に関する見解」を読んで(村井葵)
一登山者として
ザイルの岩角での性能と安全装置の研究(三重県山岳連盟)
前号「付記1」の実験データと切断事故を防止する緩衝器
登山とアルピニズム(原真)
アルピニズムにおける日本的条件
雪上での制動確保(松永敏郎)
その体勢についての考察
ヒマラヤにおける最近の傾向
一九六九年以来の主要登攀と分析
エベレスト南壁登山計画(湯浅道男)
その意義と組織理念
キンヤン・キッシュ初登頂(アンドセイ・クス)
一九七一年ポーランド隊の記録
カンチェンジュンガ北西面の踏査(藤井正善)
一九七二年一月~二月の記録
シヘリダ山塊(高田直樹)
カフカズの山-ルート解説②
プチト・ジョラス西壁(A・コンタミヌ/近藤等・訳)
連載=モンブラン山群のビッグ・ルート②
東部ヒンズー・クシュ ゼバック山群とその周辺(イェルジー・ワラ)
一九七一年ポーランド隊の記録
マロリー、アーヴァンに何が起こったか-再びエベレストの謎を探る
ホルゼル論文への疑問点(サー・P・ウィン・ハリス)
山稜ルートの可能性について(ジョン・ペイン)
戦後登山風俗史ノート⑤(みなみ・かずお)
戦後の登山史を側面から考察する
中部ヒンズー・クシュ三色刷地図①(高木泰夫・綴込)
私の足あと⑤マッターホルンと老人-佐藤久一郎
「シェルパの質は低下した」か(鹿野勝彦)
岳界展望
ネパール・ヒマラヤ登山計画一覧〈10月20日現在〉
ブック・レビュー〈アンナプルナ南壁〉
ダイジェスト〈海外〉
ダイジェスト〈国内〉
ヨーロッパ・アルプスの冬期登攀'71~'72
クロニクル〈国内〉
英文解説=岩と雪ニュース
(表紙構成・加藤秀雄)
(カメラ・武藤昭)
(協力・シャモニ)
(イラスト・加藤真紀子/伊藤好一郎)
(地図製作・千秋社)
表紙のことば
今回のモチーフは、芳野満彦がこの夏、ヨーロッパから
持ち帰った新しい登行器≪SHUNT≫です。簡潔な
フォルムは量感にあふれていて、岩にたたきつけても、
ハンマーでなぐりつけても、びくともしない堅牢その
ものに見える。ある著名なデザイナーが「機能を徹底
的に追求したものは美しい」といったが、実用本位に
造られたであろう登行器が、私にはジェット機の一部
分のような緊張と充実感をたたえた優れた造形物とし
て目に映った。(加藤)
カラー口絵/アート口絵
ガネッシュ・ヒマールおよびカンチェンジュンガ山群(藤井正善)
コロンビア・アンデス ネヴァド・ウイラ-(吉富享)
本誌掲載広告索引
アイガースポーツ
イイズカスポーツ
IBS石井スポーツ
ICI石井スポーツ
イワタ
エア・インディア
エバニュー
欧州山荘
オガワ
小川テント
K2
片桐
好日山荘
さかいや
山友社たかはし
キャラバン
神戸・好日山荘
京都・ムラカミ
シャモアースポーツ
シャモニ
秀山荘
ダイワスポーツ
チョゴリザ
デュコ貿易
東京トップ
東洋羽毛工業
日仏貿易
ニチレイスポーツ
フェザー産業
二葉
ホープ
ミナミスポーツ
ミヤコスポーツ
楽山荘
山の店
吉田テント