日本史研究 第491号-第496号(平成15年7月~12月)
491号
研究
六波羅・守護体制の構造と展開(熊谷隆之)
戦後初期における農村社会運動の展開と地域社会
-埼玉県入間郡所沢町富岡地域を中心に-(鬼嶋淳)
研究ノート
天皇准母内親王に関する一考察
-その由来と下限を巡って-(山田彩起子)
書評
浦長瀬隆著「近代日本貨幣流通史
-取引手段の変化と要因-(安国良一)
高瀬弘一郎著「キリシタン時代の貿易と外交」
(岡美穂子)
鈴木しづ子著「明治天皇行幸と地方政治」(大内雅人)
荒川章二著「軍隊と地域」(三輪泰史)
(シリーズ日本近代からの問い⑥)
新刊紹介
「陰陽道の講義」/「ジェンダーで読み解く江戸時代」
/「伴林氏神社史料」
部会・委員会ニュース
492号
研究
明治六年松本小教院事件(谷川譲)
-教部省教化政策の地方的展開.あるいは
「教化」と「教育」のはざま-
研究ノート
祐清殺害事件新論(辰田芳雄)
-備中国新見荘における直務代官祐清の内実-
研究展望
荘園遺跡の行方(海津一朗)
書評
高橋昌明著「武士の成立・武士像の創出」(元木泰雄)
錦昭江著「刀裲と中世村落」(有馬香織)
渡辺信夫著「日本海運史の研究」(上村雅洋)
土方苑子著「東京の近代小学校
-「国民」教育制度の成立過程-」(籠谷次郎)
新刊紹介
「行基の考古学」/「庄屋日記にみる江戸の世相と
暮らし」/「鮫島尚信在欧外交書簡録」
部会・委員会ニュース
493号
研究
明治22年条約改正問題における帰化法(大石一男)
-井上毅の役割を中心に-
研究ノート
鎌倉時代の朝廷の険断権と幕府(西田友広)
-衾宣言・衾-
書評
増田繁夫著『源氏物語と貴族社会』(京樂真帆子)
上原兼善著『幕藩制形成期の琉球支配』(紙屋敦之)
川田稔・伊藤之雄編『20世紀日米関係と東アジア』
(蓑原俊洋)
鈴江英一著『近現代史料の管理と史料認識』
(中野目徹)
要望書
戦国時代乙訓・西岡の地域の歴史を語る貴重な歴史遺産
である
岡田城(長岡京市)の土塁跡を保存し、文化財として
活用することを求める要望書
新刊紹介
『日本考古学事典』/『都市-近代都市論の射程』/
『水産の社会史』
部会ニュース
494号
2003年度日本史研究会大会に向けて 研究委員会
全体テーマ 歴史学の継承
全体会シンポジウム
テーマ 「歴史教育」の現状と課題
岩城卓二/母利美和
共同研究報告
第一分科会-北康宏/佐藤全敏
第二分科会-宮田敬三
第三分科会-東幸代/高橋三貫
第四分科会-一ノ瀬俊也/粟津憲太
研究
台湾植民地戦争下の先住民政策
-撫墾署の設置と先住民の対応-(北村嘉恵)
研究ノート
中世東大寺による兵庫関係の経営とその組織
-関務権の所在を中心にして-(畠山聡)
書評
米家泰作著『中・近世山村の景観と構造』(白水智)
渡辺尚志編『幕末維新期萩村落社会の変動』(池田利彦)
記録
2003年度『第29回歴史学入門講座』の記録
(清水美奈子)
新刊紹介
『出土史料の古代史』/『京都市政史第4巻』
部会・委員会ニュース
495号
研究
江戸時代における朝廷の存在形態と役割
-「禁中兵并公家中諸法度」-の規定から-(吉田洋子)
新渡戸・内村門下の社会派官僚について(松井慎一郎)
書評
有元正雄著『近世日本の宗教社会史』(澤博勝)
重松正史著『大正デモクラシーの研究』(能川泰治)
沼尻晃伸著『工場立地と都市計画
-日本都市形成の特質1905-1954-』
(芝村篤樹)
時評
「陵墓」公開をめぐる動向と展望(福島幸宏)
新刊紹介
『日蘭交流史 その人・物・情報』/
『昭和天皇発言記録修正』
部会・委員会ニュース
496号
研究
陰陽師と鎌倉幕府(赤澤春彦)
研究ノート
局外中立撤廃の過程と徳川箱館出兵論(友田昌宏)
書評
木越隆三著『織豊期検地と石高の研究』(森下徹)
小林啓治著『国際秩序の形成と近代日本』(伊香俊哉)
歴史万華鏡
幕末・明治期のフランスへの渡航者の子孫探し
(田中隆二)
歴史通信
山科本願寺・寺内町遺跡について(安藤弥)
-国史跡化と今後の課題-
声明
都立四大学の統廃合について民主的改革と
教育環境の保障を要望する声明
新刊紹介
『出雲尼子史料集』(上・下)
『笹森儀助の軌跡』/山代巴獄中手記書簡集』
部会・委員会ニュース