日本史研究　第４８５号－第４９０号（平成１５年１月～６月）

４８５号
東洋モスリン争議「市街戦」の社会心理（三輪泰史）
－大恐慌期における労働者の怒りとその背景－
１９４８年における昭和天皇の退位問題（冨永望）
書評
東島誠著「公共圏の歴史的創造－江湖の思想へ－」
後藤みち子著「中世公家の家と女性」（神田裕理）
上山和雄編著「首都圏史叢書３　帝都と軍隊
－地域と民衆の視点から－」（一ノ瀬俊也）
米田佐代子著「平塚らいてう
－近代日本のデモクラシーとジェンダー－」
新刊紹介
「二千人が七百の村で聞き取った二万の地名，しこ名」
「近世の都市と祭礼」
例会・部会・委員会ニュース

４８６号
日本古代の浮浪政策における所在地主義と
二つの本貫地主義（大町健）
戦国期奥羽における保春院のはたらき
戦国時代の平和維持と女性（遠藤ゆり子）
書評
勝浦令子著「日本古代の僧尼と社会」（若井敏明）
島田次郎著「荘園制と中世村落」（辰田芳雄）
鈴木章生著「江戸の名所と都市文化」（岩淵令治）
源川真希著「近現代日本の地域政治構造－大正
デモクラシーの崩壊と普選体制の確立－」（河島真）
歴史万華鏡
日本最古の田図か（吉川敏子）
新刊紹介
「近世利根川水運史の研究」／
「近世日本の国家支配と街道」
例会・部会・委員会ニュース

４８７号
社会構造の変容と支配秩序
共同研究報告　統一テーマ
社会構造の変容と支配秩序
共同研究報告統一テーマ説明
第一分科会　古代史部会
律令国家の地域支配秩序
コメント（吉野秋二）
コメント（今津勝紀）
コメント（丸橋充拓）
第二分科会　中世史部会
近世における宗教者組織の歴史的展開
近世本所の成立と展開（井上智勝）
－神祇管領長上吉田家を中心に－
関連報告　陰陽道本所土御門家の組織展開（梅田千尋）
－近世本所支配の諸相－
第四分科会　近現代史部会　
近代日本社会における道徳と宗教（見城悌治）
日露戦争後～大正前期における
「道徳」と「宗教」の思想史的位相
コメント（重松正史）
コメント（宇野田尚哉）
コメント（福島栄寿）
総会ニュース
部会紹介
要望書
日向市宝菩提院廃寺「湯屋遺構」の十分な発掘調査と
保存・整備を求める要望書
部会・委員会ニュース

４８８号
２００２年度日本史研究会大会特集号
個別報告
郡司任用制度における譜第資格
－譜第選の確立を中心として－（須原祥二）
中世「材木」の地域社会論（田村憲美）
「説論」から「教育」へ
－幕末維新期における郷学の歴史的位置－（八鍬友広）
明治中後期の知事と議会（飯塚一幸）
書評
吉村豊雄著「近世大名家の権力と領主経済」（三宅正治）
藤田覚著「近世政治史と天皇」（井上勝生）
伊藤之雄著「立憲国家と日露戦争
外交と内政１８９８～１９０５」（井口治夫）
長谷川雄一編著「大正期日本のアメリカ認識」
（高原秀介）
歴史通信
歴史資料ネットワークの組織改革について（河野未央）
新刊紹介
「三重県久居市上野遺跡に関する総合研究」／
「天下統一と城」／「歴史教科書の可能性」
部会・委員会ニュース

４８９号
幕末期における結城氏由緒の復興（大友真一）
－川越藩松平大和守家と結城氏旧臣町人の同行－
研究ノート
平安中期貿易管理の基本構造（渡邊誠）
２００２年度日本史研究会大会報告批判
共同研究報告－古代史部会（大隈清陽）
中世史部会（河内将芳）
近世史部会（幡鎌一弘）
近現代史部会（林彰）
書評
池田温著「東アジアの文化交流史」（森公章）
下坂守著「中世寺院社会の研究」（衣川仁）
大藤修著「近世の村と生活文化
－村落から生まれた知恵と報徳仕法－」（大口勇次郎）
落合弘樹著「明治国家と士族」（濱名篤）
声明
対イラク戦争を引き起こした米英両国とこれを支持する
日本政府に強く抗議し、戦闘行為の即時停止を求める声明
有事法制関連三法案の廃案を求める声明
要望書
再び日向市宝菩提院廃寺「湯屋遺構」の十分な発掘調査と
保存・整備を求める要望書
新刊紹介
「近代移行期の家族と歴史」
「自由民権に輝いた青春」
例会・部会・委員会ニュース

４９０号
東大寺別当の成立（佐藤全敏）
明治後期における郵便事業の成長と鉄道逓送（田原啓裕）
書評
伊藤幸司著「中世日本の外交と禅宗」（川本慎自）
神谷智著「近世における百姓の土地所有
－中世から近代への展開－（大島真理夫）
本康宏史著「軍都の慰霊空間
－国民統合と戦死者たち－（白川哲夫）
記録
第３７回「建国記念の日」不承認（奈良勝司）
２．１１京都府民のつどい（白川哲夫）（入山洋子）
新刊紹介
「近世の畿内と西国」「掘り出された都市」
「洋学受容と地方の近代」
部会・委員会ニュース