軍事史学 第36巻-第37巻 = 第141号-第148号(平成12年6月~14年3月)
第36巻1号
特集・朝鮮戦争
朝鮮戦争への道ー革命路線の対立と統合ー(鐸木昌之)
朝鮮戦争とスターリンーソ連公開文書の検討ー(河原地英武)
米国の朝鮮戦争休戦に関する基本方針の形成ー中国参戦と国連軍総退却の中でー(阪田恭代)
中国の朝鮮戦争停戦交渉に関する一試論ー外国軍隊撤退問題と軍事分界線問題ー(安田淳)
日本での槍戦術の推移と特徴ー欧州の例との比較からー(久保田正志)
(書評)
W・ストゥーク著・豊島哲訳『朝鮮戦争 民俗の受難と国際政治』(細谷雄一)
Steven Hugh Lee,Outposts of Empire:Korea,
Vietnam and the Origins of the Cold War
in Asia,1949-1954(狩野直樹)
(文献目録)
朝鮮戦争関係文献目録(赤木完爾)
(文献紹介)
『陸軍火砲の写真集』『戦後史のなかの日本社会党』『旧制高校生の東京敗戦日記』
『軍用自動車入門』『陸軍と海軍』『軍人勅諭成立史』『大東亜共栄圏と日本語』「新版日中戦争』
軍事史関係史料館探訪26 北朝鮮・祖国解放戦争勝利記念館
私家版情報コーナー 38
第36巻2号
特集・安全保障と戦後構想
終戦史上の「戦後」-高木惣吉の終戦工作と戦後構想ー(樋口秀実)
重臣としての平沼騏一郎ー終戦と国体護持へむけてー(高橋勝浩)
米国の日韓安全保障認識
ー国務・国防総省日韓問題合同研究部会を中心にー(池田直隆)
米国の対日軍事援助と防衛力整備ーヘリ空母計画を事例としてー(植村秀樹)
(史料紹介)
「重ネテ当面ノ対策二付イテ」(昭和十九年九月一日、尾形記)(庄司潤一郎)
(研究ノート)
ドイツ留学時代の井口省吾(飯森明子)
(書評)
グレゴリー・カザ著・岡田良之助訳『大衆動員社会』(磯崎敦仁)
松本健一『日本の近代1 開国・維新 1853-1871』(亀掛川博正)
(特集関係・文献紹介)
『高木惣吉 日記と情報』全二冊
(文献紹介)
『失われた勝利 上・下』『ある戦犯の手記』『日英同盟』
『ユーラシアの世紀』『第二次世界大戦とフランス領インドシナ』
『幻の新秩序とアジア太平洋』『佐藤鉄太郎海軍中将伝』
軍事史関係史料館探訪27 重光葵元外相関連史料館
第34回(平成12年度)軍事史学会大会報告
第36巻3・4合併号
特集・20世紀の戦争
巻頭言
特集号に寄せて(伊藤隆)
日露戦争の影響ー戦争の矮小化と中国人蔑視感(原剛)
「大東亜戦争」の戦後ー一遺族の迷走ー(波多野澄雄)
朝鮮戦争の衝撃(赤木完爾)
ベトナム戦争の遺産とその変容(松岡完)
20世紀の戦争と東南アジア自治への探求(E・B・レイノルズ、永本義弘訳)
米国のシベリア撤兵と日本(1919~1920年)
-日米のパーセプション・ギャップの一時例ー(高原秀介)
軍戦備の闘いー潜水艦の場合ー(荒川憲一)
ポーランド軍捕虜問題と英・ソの戦争政策(松川克彦)
「抗米救国戦争」におけるベトナム労働党の戦略と資源動員
ーB2戦域の動向を中心として、1964~75年ー(野口博史)
現代戦における「勝利」の意味(B・ボンド、石津朋之訳)
(研究ノート)
「中国新軍閥混戦」と日本陸軍(佃隆一郎)
南方作戦への機動部隊投入の経緯(横谷英暁)
ヒトラーの対ソ戦争目的ー軍事戦略、経済、人種イデオロギーー(安藤公一)
ベトミンとともに戦った日本人(C・E・ゴシャ、立川京一)
(戦史史話)
関東軍林飛行機と中国空軍
ー中国空軍建設に協力した日本人の記録ー(新治毅)
(書評論文)
戦争を考えるーリデル・ハートと「欧米流の戦争方法」-(石津朋之)
(書評)
黒野耐『帝国国防方針の研究ー陸海軍国防思想の展開と特徴ー』(戸部良一)
国立歴史民俗博物館・監修『人類にとって戦いとは』(全3巻)(佐藤和夫)
Paul H,Kratoska,The Japanese Occupation of
Malaya:A Social and Economic History.1941-1945
(明石陽至)
Lennart Samuelson,Plans for Stalin’s War Machine:
Tukhnachevskii and Military-Economic Planning 1925-41
(角田俊晃)
(文献紹介)
柘植久慶『ヒトラー時代のデザイン』
G・モーゲンスターン著/渡邊明訳『真珠湾ー日米開戦の真相とルーズベルトの責任ー』
V・マザー著/守屋純訳『ヒトラーVSスターリン「独ソ開戦」密約から破約へ』
宮城晴美『母の残したものー沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言ー』
田中卓『平泉史学と皇国史観 田中卓評論集2』
奈良武次『侍従武官長奈良武次日記・回顧録』(全4巻)
小林一博『「支那通」一軍人の光と影 磯谷廉之介中将伝』
北條時宗関係出版物にみる蒙古襲来部分(太田弘毅)
軍事史関係史料館探訪28 北欧の軍事史料館(稲葉千晴)
第二十六回国際軍事史学会参加報告(石津朋之)
諸外国の軍事史学会・軍事史関係機関等からのお知らせ
例会報告
新入会員氏名
『軍事史学』バックナンバー在庫リスト
『国際軍事史学会年報』バックナンバー頒布のお知らせ
新会員募集のお知らせ
軍事史学会会則
『軍事史学』投稿要領
第36巻総目次
英文目次
編集後記
第37巻1号
特集・古代ローマ軍事史研究の最前線
特集にあたって(樋脇博敏)
古代ローマにおける戦争と宗教(毛利晶)
ローマの軍隊と軍医制度(小林雅夫)
(研究ノート)
ローマ帝国主義研究ー回顧と展望ー(長谷川岳男)
(書評)
塩野七生『ローマ人の物語6 パクス・ローマナ』(米山宏史)
(研究ノート)
太平洋戦争末期の戦災処理(古川由美子)
(研究余滴)
軍法務の文献に関する問題(北博昭)
(文献紹介)
『北条時宗と蒙古襲来』『亀船』『乱中日記ー壬辰倭乱の記録』『図解・海賊大全』
『秀吉の野望と誤算ー文禄・慶長の役と関ヶ原合戦ー』『日英交流史 1600~2000 3軍事』
『横浜英仏駐屯軍と外国人居留地』(私家版)『大湊警備府沿革史ー北海の護りー』
『提督高木武雄の生涯』
(特別研究会講演)
東亜研究所研究員の体験から見た日中関係(酒井忠夫)
野村實前会長を想う(伊藤隆)
第37巻4号
忠孝一致における軍隊思想と教育思想
ー明治末期における中学漢文教材からー(石毛慎一)
関東大震災における行政戒厳(安江聖也)
西イリアン問題をめぐる日本の対応
ーKLM機による兵員輸送問題を中心にー(池田直隆)
(研究ノート)
北朝鮮兵器廠の発展ー平壤兵器製造所から第六五工場へー(木村光彦、安部桂司)
(史料紹介)
「日清戦史第一第二編進達ニ関シ部長会議ニ一言ス」
(明治三十六年一月起 参謀本部 部長会議録 七月一日)(五十嵐憲一郎)
(書評)
黒沢文貴『大戦間期の日本陸軍』(小林道彦)
東郷尚武『海江田信義の幕末維新』(亀掛川博正)
(文献紹介)
『海軍病院船はなぜ沈められたかー第二氷川丸の航跡ー』『工兵入門』
『米軍による日本兵捕虜写真集』『謎とき 日本合戦史ー日本人はどう戦ってきたかー』
『天下人史観を疑うー英雄神話と日本人ー』『織田信長合戦全録』『海軍伏龍特攻隊』
軍事史関係史料館探訪30 ベルリンのふたつの歴史記念館
第三十五回(平成十三年度)軍事史学会大会報告
第二十七回国際軍事史学会参加報告
安井久善元会長を悼む(近藤新治)