日本史研究　第４６１号－第４６６号（平成１３年１月～６月）

第４６１号＝平成１３年１月
小特集 長岡京東院と平安遷都
特集にあたって（編集委員会）
研究
長岡京東院の構造と機能
―長岡京「北苑」の造営と東院―（山中章）
東院出土木簡の意義（清水みき）
長岡遷都の一背景（佐藤宗諄）
研究
七条院領の伝領と四辻親王家
―中世王家領伝領の一形態―（布谷陽子）
書評
中村博武著『宣教と受容
―明治期キリスト教の基礎的研究―』（家近良樹）
新刊紹介
『中世諸国一宮制の基礎的研究』／
『鹿王院文書の研究』
部会・委員会ニュース

第４６２号＝平成１３年２月
特集 「帝国の時代」としての近代日本
特集にあたって（編集委員会）
研究
衛生と帝国
―日英植民地主義の比較史的考察に向けて―
（飯島渉／脇村孝平）
植民地帝国日本の経済構造
―１９３０年代を中心に―（堀和生）
植民地主義と歴史の表象
―伊能嘉矩の「台湾史」記述をめぐって―
（松田京子）
臨界点としての漢字・漢学
―帝国の内なる「他者」の行方―（長志珠絵）
書評
増田知子著『天皇制と国家』（茶谷誠一）
安田浩著『天皇の政治史―睦仁・嘉仁・裕仁の時代』
（永井和）
伊藤之雄著『立憲国家の確立と伊藤博文』（高橋秀直）
部会・委員会ニュース

第４６３号＝平成１３年３月
２０００年度 日本研究会大会特集号
統一テーマ 国家像・社会像の再検討
全体会報告 テーマ 首都論の創造に向けて
大会統一テーマ説明（研究委員会）
摂関政治成立の歴史的意義
―摂関政治と母后―（古瀬奈津子）
中世仏教と「日本国」（上川通夫）
近世の武家儀礼と江戸・江戸城（大友一雄）
近代日本の政治社会の転回（住友陽文）
総会ニュース
部会紹介
書評
白根靖大著『中世の王朝社会と院政』（木村英一）
長島修著『日本戦時企業論序説―日本鋼管の場合―』
（長谷部宏一）
時評
鳥取県西部地震と山陰史料ネットの活動（小林准士）
部会・委員会ニュース

第４６４号＝平成１３年４月
２０００年度 日本研究会大会特集号
統一テーマ 国家像・社会像の再検討
共同研究報告
第一分科会 古代史部会
転換期の東アジア世界と日宋貿易
平安期日本の対外交流と中国海商（山内晋次）
コメント（榎本淳一）
第二分科会 中世史部会 中世後期の国家体制と地域権力
室町幕府―守護体制の変質と地域権力（川岡勉）
関連報告
戦国期における守護・守護代・国人（野田泰三）
コメント（伊藤俊一）
第三分科会 近世史部会 １９世紀藩社会の展開
長州藩の藩祖顕彰と藩政改革（岸本覚）
関連報告 １９世紀の藩社会と民衆意識
―「肥後の維新」考―（三澤純）
コメント（三宅紹宣）
第四分科会 近現代史部会
戦間期におけるデモクラシーと地域
―近代都市史研究の視点から―
都市化と「大正デモクラシー」（加藤千香子）
戦間期都市の地域と政治
―東京・「下町」を事例にして―（大岡聡）
コメント（外村大）
時評
「記憶」を「記録」するために
―「シンポジウム 阪神・淡路大震災をどう伝えるか」
から考える―（橋本唯子）
部会・委員会ニュース
今年度大会の日程と会場について

第４６５号＝平成１３年５月
研究
准母立后制にみる中世前期の王家（栗山圭子）
研究ノート
明治５年天皇地方巡幸
―廃藩置県後、太政官成立の観点から―（朴三憲）
２０００年度日本史研究会大会報告批判
共同研究報告―古代史部会（保立道久）／中世史部会
（山田康弘）／近世史部会（落合延孝）／近現代史
部会（源川真希／重松正史）
今年度大会の日程と新会場について
書評
梅本哲世著『戦前日本資本主義と電力』（白木沢涼子）
歴史通信
第１８期日本学術会議歴史学研究連絡委員会報告
「歴史資料の検証とその社会的活用について」
新刊紹介
『中世的武具の成立と武士』／『朝鮮日々記を読む』
部会・委員会ニュース

第４６６号＝平成１３年６月
研究
戦国期下野那須氏の権力構造（荒川善夫）
山城国における「室町幕府―守護体制」の変容
―幕府の御料国支配と細川京兆家「領国化」―
（田中淳子）
研究ノート
板倉重矩の京都所司代就任の意義
―板倉重矩の誓状をめぐって―（田中暁龍）
書評
亀田隆之著『日本古代治水史の研究』（梅村喬）
百瀬今朝雄著『弘安書札礼の研究―中世公家社会に
おける家格の桎梏―』（松薗斉）
歴史通信
三重県久居市上野遺跡について（藤田達生）
記録
第３５回「建国記念の日」不承認
２・１１京都府民のつどい（長澤一恵／黒岩康博／
平良聡弘）
声明
「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が教育の場に
もちこまれることに反対する声明
要望書
仙台城本丸跡石垣の保存に関する要望書
新刊紹介
『きのくに荘園の世界』上巻
部会・委員会ニュース