日本児童文学 復刻版 第45巻
日本児童文学 1970 七月号
自由な創造と批評の前進のために
一九七〇年度社団法人日本児童文学者協会活動方針
一九六九年度日本児童文学各ジャンル別成果報告
一九七〇年度社団法人日本児童文学者協会事業計画
一九七〇年度三賞決まる
いま考えていること・略歴(前川康男)
受賞の感想・略歴(安房直子)
受賞のことば・略歴(小西正保)
受賞のことばにかえて・略歴(中島信子)
協会賞作品選考経過報告(久保喬)
〈選者のことば〉(今西祐行、小出正吾、関英雄、山本和夫、与田準一)
新人賞作品選考経過報告(大石真)
〈選者のことば〉(猪熊葉子、上笙一郎、鶴見正夫、長崎源之助、那須田稔)
北川千代賞作品選考経過報告(早船ちよ)
〈選者のことば〉(小出正吾、山本藤枝、吉田とし)
第十回 日本児童文学者協会新人賞作品 さんしょっ子(安房直子)
第十回 日本児童文学者協会新人賞作品 石井桃子論(小西正保)
第二回 北川千代賞佳作第一席作品 薫は少女(中島信子)
公明党・創価学会と児童文学(鳥越信)
新しく発見された 新美南吉・十七歳の作品日記 連載第四回・代用教員の日記(一)(巽聖歌)
〈日本童謡史の試み 29〉『おとぎの世界』の童謡2(藤田圭雄)
〈第二十二回定例研究会報告〉昨今の詩と童謡(斎藤了一)
〈報告書〉(小林純一、香山美子)
書評『うそつき大作戦』『父小川未明』『若草色の汽船』
たんなる戦争告発を超える(永井明)
古人の求めるところ(香山登一)
失われたものの魂の祈り(西沢正太郎)
連載少年小説 第9回 さらばハイウェイ(砂田弘、小野田俊/絵)
海かぜ山かぜ〈ローカル児童文学〉
普及活動に力を入れて(倉持正夫)
地道な活動を積みあげて(吉橋通夫)
ごめんください小河内芳子さん(青山和子)
ポストの数ほど子供図書館を(清水美千子)
同人雑誌推薦作・詩 ふとんの中でほか(高橋吉子、高木あき子、立石巌、ふくしまやす)
児童文学同人雑誌評 新星を待つ(木暮正夫)
児童文学読本
子どもと物語の世界
実践の立場から(代田昇)
子どもの心理と物語の世界(乾孝)
児童文学のさまざまなかたち
さまざまなジャンル―ジャンルの思想―(関英雄)
創作児童文学のさまざまな表現形態(乙骨淑子)
おとなの文学と子どもの文学の表現形態
おとなの文学の子ども像と児童文学の子ども像(砂田弘)
子どもに読まれるおとなの文学(わだとしお)
おとなはどのように児童文学にかかわっているか
巌谷小波・若松賎子の場合(福田清人)
小川未明の場合―『赤い船』を中心として―(奈街三郎)
宮沢賢治の場合(続橋達雄)
マーク・トゥエンの場合(亀井俊介)
ゴリキーの場合(西郷竹彦)
切り張りケストナー入門(上野瞭)
A・A・ミルンの場合(猪熊葉子)
魯迅の場合(竹内実)
ある教師の場合(木暮正夫)
ある母親の場合(関日奈子)
日本の文学的風土と児童文学
座談会(紅野敏郎、尾崎秀樹、菅忠道、猪熊葉子、大石真、古田足日(司会))
童話―その文学的風土(横谷輝)
児童文学の源流と発展をさぐる
黎明まえの子どもの文学(益田勝実)
寓話の時代から物語の時代へ―イソップ・ペロー・デフォ・スウィフト・グリム・アンデルセン―(上野瞭)
アンコウの吊し切りのこと―名作とわたし―(今江祥智)
名作の評価について―いわゆる「名作」にたいする疑問―(新村徹)
十九世紀名作の社会的背景(安藤美紀夫)
民話と民話文学のあいだ―再話にみる過去と今日の問題―(大川悦生)
児童文学とは何か〈討論〉
児童文学とはなにか―その一つの試み―(横谷輝)
その問いかたと答えかた―「児童文学とはなにか」をめぐって―(国分一太郎)
子どもにとって児童文学とはなにか(増村王子)
座談会・児童文学とは何か(上笙一郎、久保喬、後藤竜二、鳥越信、横谷輝、古田足日(司会))
児童文化における児童文学の位置(上笙一郎)
わたしの作品
「星の牧場」の誕生(庄野英二)
童話解説(坪田譲治)
むく鳥のゆめ(浜田広介)
子どもの声を聞いて(まどみちお)
子どもの手紙に答えて
子どもの手紙に答える(石森延男)
『みどりの川のぎんしょきしょき』をよんでくださった上田市の内山伯子さんへ(いぬいとみこ)
くまの子ウーフへの手紙とその返事(神沢利子)
大っきくなって、大っきくなって(斎藤隆介)
こどもの手紙にこたえて(たかしよいち)
返事の書けない手紙―「ぼくは王さま」のことなど(寺村輝夫)
子どもの手紙にこたえて(中川李枝子)
子どもの手紙に答える(長崎源之助)
子どもの手紙に答えて(那須田稔)
小さい読者から手紙を貰った時の気持(前川康男)
子どもからの手紙(松谷みよ子)
「書くな、いや、書け」という読者に(吉田とし)
児童文学研究書解題(渋谷清視)
口絵写真あり