雑誌レキシ ト タビ 160000577

歴史と旅 増刊 第27巻12号(平成12年9月)

サブタイトル
証言でつづる終戦秘史
著者名
出版者
秋田書店
出版年月
2000年(平成12年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
278p
NDC(分類)
210
請求記号
210/R25/27-12
保管場所
閉架雑誌
内容注記
和書
目次

証言でつづる終戦秘史
ドキュメント「終戦」日記などの証言で再現する「8月15日」
(引揚げ)
出港地の胡盧島は荒涼としていた(三木卓)
(捕虜)
「武装解除された日本人」が受けた不条理な処遇(細木重辰)
(空襲)
8月15日は空襲の余燼の中に明けた(小寺静枝)
(疎開)
疎開先の紀州人は無類に明るかった(坂口和澄)
(捕虜)
独眼竜隊長、英軍を騙しゲリラと取引き(玉井正)

その日軍中枢部はどう動いたか
大本営海軍部の「8月15日」(野村実)
大本営陸軍部の「8月15日」(土門周平)

私の終戦体験
シベリア抑留生活でも旧軍隊の階級は生きていた(三宅清)
伝染病の猛威により多くの同胞が異境の土となった(森清)
玉砕が待っていたソ連国境の8月15日(小野寺きみ)
ナホトカの駅で歌わされた「赤旗の歌」(内海巧)
上海では8月11日に日本の敗戦情報が流れていた(岡井主税)
ああやはり日本が限界だったんだなあ(椋木強)
死ぬときはいっしょ!走りながら友だちは叫んだ(国分輝子)
東京大空襲の惨状は眼を覆うばかりだった(徳嵩力)
国破れて山河在り 城春にして草木深し(戸塚隆司)
「男女組」から解放された日が私にとって終戦日だった(小森開)
ラジオから流れる天皇の声に役場職員のすべてが涙した(三上利夫)
我家上空でくりひろげられた日米両戦闘機の激烈な空中戦(磯部秀吉)
奈落の底から帰還して、戦友の温情に触れた(中村善一)
日本はアメリカの傀儡になってしまうのか(石川秀一)
普通の中学3年生にもどったあの終戦の日(小川宣)
帰国後、待っていたの放浪生活だった(中村芳彦)
その日、シンガポールはパニックだった(小倉貞雄)
戦火で失われていたわが家、そして家族たち(弘津庄一郎)
やはり、平和な時代のバトパパの方がよいな(前田正裕)
インドイシナ戦線でフランス将校が出会った日本人(柏木卓司)
焼け落ちた岡山城周辺には累々と死体がころがっていた(上原一郎)
マニラに向けて発進された米軍進駐の第一報(高木三郎)
少年兵の心に描かれた暗雲と閃光の戦争画(竹折勉)
17歳で迎えた終戦日の記憶は鮮明に残っている(増間信夫)
終戦の日は夜明け近くまで悶々として眠れなかった(林平八郎)
目に焼き付いてはなれない、あの忌まわしい光景(西谷嘉澄)
終戦の日、首相官邸にが決起将校たちに襲われた(西村秀治)

「日・米マニラ終戦会談」始末(御田重宝)
日章旗が降りた日-アジア諸民族の対応(立川京一)
皇族の終戦と停戦使節-陸海軍の軍人になる義務と役割とは(松田敬之)
映画人たちの敗戦前夜-「加藤隼戦闘隊」から「二十四の瞳」まで(佐藤忠男)
海軍最後の作戦「巨大海底空母、幻の出撃」(多賀一史)
陸軍最後の作戦「千島最北端、占守島の停戦軍使」(長島厚)
日記構成 文人たちの開戦と終戦(杉村優)
特別企画 陸軍190全師団の終戦記録(森松俊夫)
グラビア
降伏したマレーの虎
横須賀鎮守府の武装解除