歴史と人物 第15年第1号 = 第170号(昭和60年8月)
特集 部下の綴る名艦長の戦闘
名艦長の条件(佐藤和正)
戦艦「金剛」小柳富次 ガ島飛行場砲撃の壮挙(志摩亥吉郎)
巡洋艦「多摩」神重徳 キスカ撤退艦上の一言(越口敏男)
戦艦「伊勢」中瀬泝 二大作戦の大任を完遂(中嶋清一)
駆逐艦「綾波」作間英邇 ソロモン海必中の雷撃(鷲見秋男)
駆逐艦「雪風」寺内正道 群がる敵機に操艦の妙(田口康生)
空母「飛龍」加来止男 艦と運命を共にした最期(川口益)
巡洋艦「利根」黛治夫 レイテ沖敵空母追撃戦(檜喬)
潜水艦「伊26」横田稔 沈着な攻撃に上る凱歌(横山春夫)
海防艦「鵜来」嶋田末次 海上護衛の大胆な遂行(平井宏知)
大発砲艇でオランダ砲艦を分捕る 手記(村田博幸)
壮絶 宇都宮第十四師団の激闘(高橋文雄)
<グラビア>北関東健児の戦歴(構成・高橋文雄)
二世兵士の回顧 ビルマ戦線の日本兵たち(ヒロ・ニシムラ)
<座談会>
准尉の語る軍隊と戦争
(伊藤章/情野定夫/真野義夫/森正吉/司会・伊藤桂一)
戦場に結ぶ友情 ミイトキーナの決死行 手記(八江正吉)
BC級戦犯横浜裁判の全貌(調査・茶園義男)
海軍予備学生戦没者の軌跡(調査・堀内彦男)
日本海軍の頑固者 豊田副武の決断(野村実)
情報戦で敗れた帝国海軍(野村長)
戦艦「霧島」の最期 手記(堀之内士郎)
インドネシア独立秘話 海軍武官前田精少尉の涙(杉田勘三)
<グラビア>海軍大佐神田武夫秘蔵アルバム・
戦雲の比島から駆逐艦長へ(構成・戸高一成)
特集 参謀本部と太平洋戦争
参謀本部興亡七〇年 表舞台に踊り出た「黒子」(加登川幸太郎)
大本営設置間 参謀本部機構の変遷(森松俊夫)
[在籍者の綴る業務と活動]
庶務課(吉江誠一)
編成動員課(美山要蔵)
教育課(中島義男)
作戦課(高山信武)
防衛課(難波三十四)
欧米課(大屋角造)
ロシア課(浅井勇)
支那課(岡田芳政)
謀略課(藤原岩市)
鉄道船舶課(三岡健次郎)
通信課(仲野好雄)
戦史・戦略戦術課(小沼治夫)
大本営陸軍部戦争指導課(甲谷悦雄)
われら豪州本土に上陸せり(山本政義/水野鈴彦)
対豪工作船援護で敵潜水艦を撃つ(赤井八郎)
報告 支那事変後の日本の秘密戦
(岡田芳政/山本憲蔵/藤原岩市)
良民区多忙 -宣昌政務班の日々 手記(師岡永造)
豪州看護婦虐殺の真相 バンカ島の砂を血に染めて(ハンク・ネルソン)
蘭領インドシナの終焉 対日オランダ戦史(A・アウセムス/A・D・クックス)
★学会・講演会メモ・主な学術書・論文ほか(戦争史研究会)
新連載 太平洋戦争の“イフ”
絶対不敗態勢は可能だったか(秦郁彦)