歴史と旅 第27巻第9号-第12号 = 第421号-第424号(平成12年7月~9月)
2000年7月号=第27巻9号(421号)
特集 古代女帝とよみがえる飛鳥の都
石と水からなる飛鳥の宮都(猪熊兼勝)
斉明天皇と古代の国家構想(千田稔)
酒船石遺跡のナゾと真実を探る
●身の施設か [酒船石のある丘陵は祭祀の場。その
聖なる地を祀るために山麓に身を清める場所を
設けた](網干善教)
祭儀場か[亀の背に導かれた水。それは王権の永遠と
女帝の長命を祈る神仙思想を反映した変若水だ]
(辰巳和弘)
庭園か[土木技術史の観点から見れば、宮殿に付属
する庭園の池と組み合う導水施設と推定できる]
(岩本圭輔)
発掘担当者が語る 酒船石遺跡の概要と今後(西光慎治)
土木・造園と斉明女帝の素顔(直木孝次郎)
皇極女帝の内政と外交 蘇我大臣家と妥協(小林敏男)
斉明女帝の内政と外交 積極果敢の治世(遠山美都男)
飛鳥人の精神生活[信仰革新の世紀](高橋徹)
斉明天皇の[三失]批判 有間皇子事件(小石房子)
斉明が天武に託した[大王家]の思想(松尾光)
東アジア情勢と斉明政権の消長(武光誠)
若葉の飛鳥路を歩こう
紀行 推古女帝の飛鳥路(左方郁子)
紀行 斉明女帝の飛鳥路(小椋一葉)
紀行 持統女帝の飛鳥路(玉城妙子)
飛鳥の謎の石造物を訪ねて(編集部)
テクノポリス飛鳥 よみがえるライフライン(木下正史)
[都市景観を探る]邸宅・道・饗宴場・時・上下水道
飛鳥史跡図
日本列島まるごと歴史散歩 和歌山県の巻
[河口の歴史ロマン] 和歌山城とその城下町
[海辺の町つたい歩き] 醤油の湯浅、伝説の道成寺
[弁慶と熊楠の町] 熊野水軍の紀伊田辺
[熊野三山への祈り道] 熊野古道(中辺路)
[奥熊野の禊ぎの場] 湯ノ峰温泉と古道散策
[南紀に鎮まる古社] 熊野三山をたずねて
[紀州徳川家の別荘地] 渓谷の湯の里龍神温泉
[真言密教の聖地] 空海開創の高野山
(久保田栄男/みわ明/村谷宏)
紀ノ川の流れに失われた時を求めて(編集部)
カラー口絵
うらうらの和歌山に時をさがして
時の旅人 さかのぼって橋本まで
木の国の湯は歴史が深い
ブッダを求めて 7
多彩な弟子たちとブッダ(久保田展弘)
郷愁の風景 都電物語 18番志村坂上~神田橋
19番王子駅前~通三丁目
20番江戸川橋~須田町(石堂秀夫)
城郭解体学 38石曳き(西ヶ谷恭弘)
石の動物園 7蛙―田の神のお使い(村上健司)
地球紀行
[マンダラ絵図のチベット (上)](生駒忠一郎)
「小倉百人一首」を旅する 19吉野(町田雅子)
戦国大名家の研究[毛利氏 下](柴原直樹)
苗字・地名偏見録 7
苗字誕生の一パターン(丹羽基二)
江戸艶色過激草紙 36
心中の気圧配置は西高東低(淡野史良)
遊楽句園 [19]
今さら俳句、今から俳句、今だから俳句(石寒太)
ファミリーツリー
民俗学の巨人 柳田國男とその一族(祖田浩一)
特別読物
新史料に見る新選組の金銭感覚(木村幸比古)
忙中閑筆
後の後の先次郎(西村望)
丸亀城雑感(谷光太郎)
〝大杉栄〟に心ひかれる時代気分(辻秀雄)
漫画エッセイ咒呪の国勝手行
おみしゃぐちの諏訪 2(永久保貴一)
想い出の都電 臨時車掌奮戦記(小野磐彦)
短編連作シリーズ 知れぬが花 [上](竹田真砂子)
カラー&記事
中山道逍遥 古跡の里 西美濃路(写真と文・小山和)
源氏物語12景 石山寺
(写真・横山健蔵/文・岡本小夜子)
歴史と民族への旅 エチオピア連邦民主共和国 Ⅱ
(写真と文・久田博幸)
世界遺産 奈良・興福寺(写真と文・井上博道)
なつかしの町並旅情スケッチ 広島県福山市鞆町鞆
(絵と文・千原昭彦)
博物館情報「聖地日光の至宝」
そごう美術館/招待券プレゼント
歴史の肖像傑作選 宗義智(東京・養玉院蔵)
れきたび情報&記事
新養生訓 55本阿弥光悦(大宮司朗)
丹羽基二の「家紋と苗字の診断室」
旅つれづれ(秋吉茂)
歴史トピックス<徳川家光の日光・大猷院廟「奥の院」
初公開/東京都千代田区の飯田町遺跡に
大名屋敷跡!!>
読者ひろば/読者プレゼント
新刊書紹介
催しものあんない
出版広告
次号・増刊予告
編集部から
表紙/酒船石遺跡の亀形石造物(明日香村教育委員会)
表紙デザイン/笹澤小夜(スタジオVag)
2000年8月号=第27巻10号(422号)
特集 巨城炎上!大坂の陣
大坂の陣に家康が描いた天下太平構想(小和田哲男)
豊臣氏滅亡へのシナリオ
謀略戦Ⅰ 天下の家老から征夷大将軍へ(宮本義己)
謀略戦Ⅱ 鐘銘問題から撹乱工作へ(中津文彦)
ドキュメント 大坂冬・夏の陣(蒲生眞紗雄)
戦国の三姉妹
長女淀殿 太閤栄華に幕を引いた女城主(吉田知子)
次女お初 豊臣と徳川のあいだに立って(秋元藍)
三女お江 将軍の母、天皇の姑(相原葉子)
人物でつづる大坂の陣
大坂方の宰相・総司令官 大野治長(逢河信彦)
苦悩の大凡人 片桐且元(典厩五郎)
凡器か将器か、実像に迫る豊臣秀頼(高野澄)
戦国最後を飾る名将 真田幸村(加来耕三)
豪傑八人衆の大坂の陣
木村重成 戦場にその身を散らした美男の将
長宗我部盛親 徳川方の藤堂勢を駆逐した大戦果
(辻秀雄)
後藤又兵衛 燃焼しつくして散った歴戦の勇将
薄田兼相 「燈武者」は岩見重太郎の後身か!?
(河合敦)
塙団右衛門 樫井の戦で落命した夜討ちの大将
大野治房 秀忠軍を翻弄した西軍の指揮官
(左方郁子)
明石全登 切支丹を結集し乾坤一擲家康を狙う
毛利勝永 長子勝家と共に家康本営に再三突入
(武田鏡村)
大阪城を歩く[豊臣の城 徳川の城](編集部)
たくましきかな戦国女性(吉見周子)
千姫ものがたり(安西篤子)
大坂の陣余話
酒封じの神となった徳川の若武者本多忠朝(百瀬明治)
豊臣秀頼生存伝説を探る(中江克己)
家康は大坂の陣で死んだ!?(駒敏郎)
日本列島まるごと歴史散歩 青森県の巻
[みちのくの城下町散策]
弘前城と津軽十万石の城下町を歩く
[八甲田の山なみ]
雪中行軍の悲劇の舞台八甲田をめぐる
[日本の道100選]
城下町黒石を歩き中町のこみせ探訪
[縄文時代への旅]
五〇〇〇年の時空を超えて三内丸山遺跡を歩く
[ローカル私鉄の旅]
小説『津軽』に描かれた太宰治の故郷 金木町
[十三湖への旅]
豪族安東氏の本拠地十三湊の遺跡を訪ねて
[斗南藩と霊場恐山]
本州最北端の地下北半島をめぐる
[陸奥国への旅]
南部氏発祥の地奥羽の城下町三戸
(久保田栄男/みわ明/村谷宏)
季節の彩風に出会う 小牧温泉・奥入瀬の旅(編集部)
カラー口絵
季節の彩風に出会う旅
弘前の洋館めぐり
霊魂あつまる下北半島 恐山
ブッダを求めて 8ブッダの死と仏塔崇拝(久保田展弘)
郷愁の風景 都電物語 21番千住四丁目~水天宮前
22番南千住~新橋
23番福神橋~月島通八丁目(石堂秀夫)
城郭解体学 39石積み技法と工具(西ヶ谷恭弘)
石の動物園 8猫―魔性とされた動物(村上健司)
地球紀行
[マンダラ絵図のチベット (下)](生駒忠一郎)
「小倉百人一首」を旅する 20木津川(町田雅子)
戦国大名家の研究[真田氏 上](関保男)
苗字・地名偏見録 8
あそぶ、とぶ、まなぶ(丹羽基二)
江戸艶色過激草紙 37
かかったかなと思ったときの神頼み(淡野史良)
遊楽句園 [20]
今さら俳句、今から俳句、今だから俳句(石寒太)
忙中閑筆
新緑「春もみじ」(笹本一夫)
あがりの庭(堀田あけみ)
地域の文化と観光を融合した
〝東北の観光王〟杉本行雄翁(編集部)
漫画エッセイ咒呪の国勝手行
おみしゃぐちの諏訪 3(永久保貴一)
わたしの旅エッセイ
吉良上野介屋敷の衝撃(天辰哲也)
短編連作シリーズ 知れぬが花 [中](竹田真砂子)
カラー&記事
中山道逍遥 郷愁の東美濃路(写真と文・小山和)
源氏物語12景 清涼寺
(写真・横山健蔵/文・岡本小夜子)
歴史と民族への旅 イエメン共和国 Ⅰ
(写真と文・久田博幸)
世界遺産 奈良・元興寺の地蔵盆
(写真と文・井上博道)
なつかしの町並旅情スケッチ 小樽市色内本通り
(絵と文・千原昭彦)
博物館情報 世界四大文明展/招待券プレゼント
歴史の肖像傑作選 酒井忠勝(小浜市教育委員会蔵)
れきたび情報&記事
新養生訓 56東郷平八郎(大宮司朗)
丹羽基二の「家紋と苗字の診断室」
旅つれづれ(秋吉茂)
読者ひろば/読者プレゼント
新刊書紹介
催しものあんない
出版広告
次号・増刊予告
編集部から
表紙/大阪城とNHK大河ドラマ「葵徳川三代」
出演者:淀殿(小川真由美)、家康(津川雅彦)、
秀頼(尾上菊之助)
表紙デザイン/笹澤小夜(スタジオVag)
2000年9月号=第27巻11号(423号)
特集 天皇と宮家 激動の近代史
宮家(皇族)とは何か 近代皇族制度(岩井忠熊)
耐え忍ぶ帝王学 「私」否定の論理(久保田信之)
11宮家の華麗なる近代史
伏見宮家
ほとんどの明治創立宮家の源となった(佐藤朝泰)
閑院宮家
長者の風格、参謀総長十五年の載仁親王(佐藤朝泰)
山階宮家
〝空の宮様〟〝鳥の宮様〟を出した家系(松崎俊弥)
梨本宮家
日本近代の荒波を正面から浴びた(松崎俊弥)
北白川宮家
病没、事故死あいつぐ悲劇の家系(百瀬明治)
久邇宮家
皇族軍人の鑑、香淳皇后のご実家(井門寛)
賀陽宮家
話題多き野球大好き宮様の所業!(井門寛)
東伏見宮家
特旨を以て元帥府に列せられる!(松田敬之)
竹田宮家
スポーツの国際舞台で中心的役割(森実与子)
朝香宮家
現存する唯一のアール・デコの邸(森実与子)
東久邇宮
終戦直後の内閣総理大臣に就任!(松田敬之)
ここが違う!新旧皇室典範(高橋紘)
宮様の海外留学事始め(岩尾光代)
廃絶宮家 小松宮家・桂宮家・華頂宮家・有栖川宮家
(高野澄)
宮家と華族の事件史
久邇宮朝融王の婚約破棄事件(麻田弓彦)
戊辰戦争と宮様 東武皇帝(星亮一)
太平洋戦争と三直宮
秩父宮・高松宮・三笠宮(三谷茉沙夫)
ドキュメント 十一宮家の皇室離脱(川田敬一)
現在の宮家(稲生雅亮)
華麗なる宮家の残映を歩く(河合敦)
香淳皇后さまを偲ぶ
久邇宮良子女王と杉浦重剛(所功)
日本列島まるごと歴史散歩 福井県の巻
[城下町紀行]
越前松平氏の城下町福井市街を歩く
[戦国武将の居館跡探訪]
朝倉氏の栄華を伝える一乗谷遺跡を歩く
[日本最古の天守閣]
国重文 丸岡城の城下と永平寺を歩く
[歴史と文学と旅]
高見順の生誕地港町三国と東尋坊
[宿場町ウォーク]
若狭から京への中継地 若狭街道熊川宿を歩く
[越前国府の町]
武生の紫式部公園と由緒ある名刹をめぐる
[港町浪漫紀行]
大陸との交易の拠点若狭路の玄関敦賀
[JR越美北線城下町散策]
朝市と名水の城下町越前大野を歩く
[暦と陰陽道の里]
安倍晴明の末裔土御門家の故地を歩く
(久保田栄男/みわ明/村谷宏)
海のある奈良 若狭小浜古城と名刹の旅(編集部)
カラー口絵
〝海のある奈良〟 若狭小浜古城と名刹の旅
戦国大名の夢の跡 一乗谷朝倉氏遺跡
水上勉の小説から生まれた 越前竹人形
ブッダを求めて 9理想の仏陀像への祈り(久保田展弘)
郷愁の風景 都電物語 24番福神橋~須田町
25番西荒川~日比谷公園
26番東荒川~今井橋(石堂秀夫)
城郭解体学 40石材の調達(西ヶ谷恭弘)
石の動物園 終
犬―早くからペットとされた動物(村上健司)
地球紀行 終
[中越国境、雲上の少数民族](生駒忠一郎)
「小倉百人一首」を旅する 21京都(町田雅子)
戦国大名家の研究[真田氏 下](関保男)
苗字・地名偏見録 終 「平成」の原意(丹羽基二)
江戸艶色過激草紙 終
モテないときの神頼みは惚れ薬(淡野史良)
遊楽句園 [21]
今さら俳句、今から俳句、今だから俳句(石寒太)
ファミリー・ツリー
法学会の大御所 穂積陳重とその一族(祖田浩一)
忙中閑筆
チェロ協奏曲(小林伊久雄)
湖水地方への旅(和田光弘)
伯父黒澤明の死(島敏光)
歴史トピックス
竹久夢二の美人画「夢香洲夏夕幻影」発見
おすすめ旅ガイド 瀬戸内海笠岡諸島めぐり
わたしの旅のエッセイ
春御香宮神社から(日浦千明)
漫画エッセイ咒呪の国勝手行
おみしゃぐちの諏訪 4(永久保貴一)
短編連作シリーズ 知れぬが花 [下](竹田真砂子)
カラー&記事
中山道逍遥
郷愁の里 木曽路と馬籠と妻籠(写真と文・小山和)
源氏物語12景 須磨
(写真・横山健蔵/文・岡本小夜子)
歴史と民族への旅 イエメン共和国 Ⅱ
(写真と文・久田博幸)
世界遺産 奈良・東大寺(写真と文・井上博道)
なつかしの町並旅情スケッチ 宮崎県日南市飫肥町
(絵と文・千原昭彦)
博物館情報 葵 徳川三代(徳川美術館)/
招待券プレゼント
リニューアル「歴史と旅」広告
れきたび情報&記事
新養生訓 57牧野富太郎(大宮司朗)
丹羽基二の「家紋と苗字の診断室」
旅つれづれ(秋吉茂)
読者ひろば/読者プレゼント
新刊書紹介
催しものあんない
リニューアル第一弾!!予告
増刊号予告
出版広告
編集部から
表紙/東久邇宮盛厚王と成子内親王(毎日新聞社提供)
表紙デザイン/笹澤小夜(スタジオVag)
2000年9/10増刊号=第27巻12号(424号)
証言でつづる終戦秘史
ドキュメント「終戦」
日記などの証言で再現する「八月十五日」(保阪正康)
終戦の記憶
[引揚げ]
出港地の胡蘆島は荒涼としていた(三木卓)
[捕虜]
「武装解除された日本人」が受けた不条理な処遇
(細木重辰)
[空襲]
八月十五日は空襲の余燼の中に明けた(小寺静枝)
[疎開]
疎開先の紀州人は無類に明るかった(坂口和澄)
[捕虜]
独眼竜隊長、英軍を騙しゲリラと取引き(玉井正)
[その日、軍中枢部はどう動いたか―]
大本営海軍部の「八月十五日」(野村實)
大本営陸軍部の「八月十五日」(土門周平)
わたしの終戦体験
シベリア抑留生活でも旧軍隊の階級は生きていた
(三宅清)
伝染病の猛威により多くの同胞が異境の土となった
(森清)
玉砕が待っていた、ソ満国境の八月十五日
(小野寺きみ)
ナホトカの駅で歌わされた「赤旗の歌」(内海巧)
上海では八月十一日に日本の敗戦情報が流れていた
(岡井主税)
ああ、やはり日本は限界だったんだなあ(椋木強)
普通の中学生にもどったあの終戦の日(小川宣)
帰国後、待っていたのは苦しい放浪生活だった
(中村芳彦)
その日、シンガポールはパニックに陥った(小倉貞雄)
戦火で失われていたわが家、そして家族たち
(弘津庄一郎)
やはり、平和な時代のバトパハの方がよいな
(前田正裕)
インドシナ戦線でフランス将校が出会った日本人
(柏木卓司)
焼け落ちた岡山城周辺には累々と死体が転がっていた
(上原一郎)
死ぬときはいっしょ!走りながら友だちは叫んだ
(國分輝子)
東京大空襲の惨状は目を覆うばかりだった(徳嵩力)
国破れて山河在り 城春にして草木深し(戸塚隆司)
「男女組」から解放された日が
私にとっての終戦日だった(小森開)
ラジオから流れる天皇の声に役場職員のすべてが涙した
(三上利夫)
わが家上空でくりひろげられた日米両戦闘機の激烈な
空中戦(磯部秀吉)
奈落の底から帰還して、戦友の温情に触れた
(中村善一)
日本はアメリカの傀儡になってしまうのか?
(石川秀一)
マニラに向けて発信された米軍進駐の第一報
(高木三郎)
少年兵の心に描かれた暗雲と閃光の戦争画(竹折勉)
十七歳で迎えた終戦日の記憶は鮮明に残っている
(増間作郎)
悲喜こもごもだった私の軍隊生活(霞鳥信夫)
終戦の日は夜明け近くまで悶々として眠れなかった
(林平八郎)
目に焼きついてはなれない、あの忌まわしい光景
(西谷嘉澄)
終戦の日、首相官邸が決起将校たちに襲われた
(西村秀治)
「日・米マニラ終戦会談」始末(御田重宝)
日章旗が降りた日 アジア諸民族の対応(立川京一)
皇族の終戦と停戦使節
陸海軍の軍人になる義務と役割とは?(松田敬之)
映画人たちの敗戦前後
「加藤隼戦闘隊」から「二十四の瞳」まで(佐藤忠男)
海軍最後の作戦
巨大海底空母、幻の出撃(多賀一史)
陸軍最後の作戦
千島最北端、占守島の停戦軍使(長島厚)
日記構成 文人たちの開戦と終戦(杉村優)
特別企画 陸軍一九〇全師団の終戦記録(森松俊夫)
【グラビア】
降伏したマレーの虎
横須賀鎮守府の武装解除
出版広告
おくづけ
表紙/玉音放送を聞くグアム捕虜収容所の日本兵
(戸高一成氏・提供)
表紙デザイン/相良孝道