歴史と旅 第26巻第14号-第17号 = 第409号-第412号(平成11年9月~12月)
増刊9/10号(第26巻14号)
闇が生み出した怨霊、冥府の住人、
鬼など物の怪が支配する暗黒の魔界!
日本史の恐怖残酷物語集
[巻頭史論]
「もののけ」が日本の歴史を動かしてきた(武光誠)
仏教が説く恐怖の地獄
恐怖の世界が意味するもの(久保田展弘)
[恐怖の怨霊伝説]
聖徳太子の怒り 怨霊のいる原風景(中津文彦)
龍に乗る豊浦大臣の怪霊 蘇我入鹿(豊田有恒)
悪疫病という名の死魂 長屋王(小椋一葉)
魔性と化した廃后の魂魄 井上皇后(小林久三)
長岡京怨霊譚異聞 早良親王(田中澄江)
平安王都に祟る菅公の怨念 菅原道真(三谷茉沙夫)
血書に誓う大魔縁の怨恨 祟徳上皇(黒部了)
魂魄は大魔となりて 後醍醐天皇(松永伍一)
[幽鬼と化した魔界人物]
和歌を詠む小野小町の髑髏(岡本小夜子)
人肉食らう安達ヶ原の鬼婆(竹内智恵子)
大江山酒呑童子の真実(辻ミチ子)
妖怪変化百鬼夜行の正体(豊嶋泰國)
みちのくの鬼神 悪路王の正体(三好京三)
[戦国残酷物語]
大魔王信長の比叡山焼き討ち(春名徹)
荒木村重一族阿鼻叫喚の地獄絵図(河合敦)
豊臣秀次妻妾三条河原の大虐殺(左方郁子)
斎藤道三父子骨肉の惨殺劇(秋元藍)
無惨!鳥取城の渇え殺し(小石房子)
[ミステリアス作家が描くこの世ならぬ物語世界]
上田秋成の怪異小説(清原康正)
夏目漱石の夢幻世界(篠田達明)
小泉八雲の怪奇探求(小泉凡)
平田篤胤の幽玄研究(大宮司朗)
泉鏡花の幽艶物語(村松定孝)
江戸川乱歩の残酷世界(小林久三)
横溝正史の恐怖推理(縄田一男)
[本当は怖い昔ばなし](天堂晋助)
瓜子姫
牛方と山姥
蛇女房
子育て幽霊
鉢かづき姫
飯食わぬ女房
雁取り爺
舌切り雀
カチカチ山
雪女
[幽霊が現れるとき]
妄念と怨念に迷う幽霊(石井明)
牡丹灯籠とお露(木原浩)
番町皿屋敷とお菊(平木健介)
四谷怪談とお岩(平木健介)
真景累ヶ淵と累(平木健介)
加賀武士の怨霊と神剣(大宮司朗)
あの世で門前払いをくらった亡霊(大宮司朗)
[妖怪が乱舞するとき]
哀れ冤罪の鬼
人々の周りに存在する女鬼、男鬼(中村光行)
王朝人の「物の怪」体験(豊嶋泰國)
あの世から帰還した人の冥界報告(伊藤悠可)
さまざまな妖怪たち
鵺・雪女・橋姫・猫股・山姥ほか(三谷茉沙夫)
このあいだ聞いた妖怪話
口裂け女・トイレの花子さんほか―(三谷茉沙夫)
[カラー口絵 モノクロ口絵]
現世妖怪絵図
<鬼・狐狸・河童・天狗・怪女・鬼女・龍蛇
・大蟹・怪獣・猫>(写真・文/村上健司)
平成11年10月号(第26巻15号)
かくて「日本の一番長い日」が始まった!!
特集 大日本帝国の最期の日
巻頭史稿
大東亜共栄圏構想の大義と蹉跌(野村實)
挫折を重ねた和平工作(戸部良一)
鈴木貫太郎終戦内閣の苦闘(保阪正康)
ドキュメント八月十五日
「終戦詔書」の作成秘話(茶園義男)
陸軍大臣阿南惟幾の従容たる自死(平間洋一)
軍令部次長大西瀧治郎の壮絶な自刃(森山康平)
近衛師団長森赳殺害事件(細木重辰)
東部軍管区司令官田中静壱、衝撃の拳銃自決(細木重辰)
第五航空艦隊司令長官宇垣纒、最後の特攻(木山玄)
厚木基地第三〇二航空隊の反乱(渡辺洋二)
陸海軍の本土決戦構想(森松俊夫)
連合艦隊の終戦 日本海軍残存艦艇の命運(多賀一史)
外地日本軍将兵三二〇万の八月十五日
関東軍 満州国の落日(今村了介)
支那派遣軍 百万精鋭軍の終戦(平塚柾緒)
南方軍 幻の大東亜共栄圏(中山隆志)
第十七方面軍 三十八度線の虚実(御田重宝)
アジア諸国の八月十五日(田中健之)
南京国民政府 主席代理陳公博の最期
インド 反乱の汚名をつっぱねた国民軍
インドネシア 独立は一民族のものならず
ビルマ 国家主席バー・モウの亡命生活
強力読物
芭蕉そのエロティシズム〔上〕(岸宏子)
娘義太夫竹本綾之助艶物語(東野りえ)
戦国時代入門10
ヨーロッパに伝わった能のことば(千草子)
乃木希典とドイツ語日記(梶野満)
緒方惟直ヨーロッパ滞在追想行(西岡まさ子)
一代で興亡を体験した実業家松本重太郎(祖田浩一)
カラー&記事
ふるさとの歴史288 白壁と舟板塀の蔵屋敷の町並
近江商人発祥の里五個荘町(編集部)
城郭解体学―「書院造り」(西ケ谷恭弘)
古往蹣跚27 鋒鋩隅田川(小澤重行)
江戸艶色過激草紙27
大奥で熟れた女は泣いたり泣かしたり(淡野史良)
珍・難・寄姓を追う34
烏・大鳥・鴇姓と地名(丹羽基二)
藩史ものがたり186 丸岡藩下(小林秀樹)
中村半次郎=桐野利秋の幕末維新をゆく17
西南戦争〔四〕(栗原智久)
地球紀行[砂の国エジプト 下](生駒忠一郎)
遊楽句園〔10〕
今さら俳句、今から俳句、今だから俳句(石寒太)
「小倉百人一首」を旅する10 伊吹山(町田雅子)
忙中閑筆
神々の座を仰ぐヒマラヤの聖地(久保田博幸)
バヌアツに魅せられて(荻島浩)
城めぐりあれこれ(菅井靖雄)
宇多源氏後裔の旗本(永田伝三郎)
連載小説 本所奉行事件帖 第20回(堀和久)
カラー&モノクログラビア
歴史の肖像傑作選 筒井順慶/東京大学史料編纂所蔵
大長江をゆく 武漢(鎌澤久也)
なつかしの町並旅情スケッチ
富山県東礪波郡井波町八日町通り(千原昭彦)
ワンポイント東海道 脇往還/姫街道
古城幻影 人吉城
いしぼとけ巡礼
遠野の五百羅漢(滝本正明)
陶芸の里を往く 信楽焼(みわ明)
神になった日本人
忠義に散った士魂赤穂浪士/大石神社
東京・近郊の名水紀行 等々力渓谷と不動の滝
れきたび博物館
安土城・1999/安土城考古博物館
歴史トピックス
伊達家上屋敷の庭園・富本銭の造幣局!?
読者レポート
沢庵ゆかりの東海寺探訪(芹川哲也)
わたしの旅のエッセイ
私の修学旅行引率体験記から
れきたび情報&記事
旅つれづれ(秋吉茂)
新養生訓46 北政所(大宮司朗)
丹羽基二の「家紋と苗字の診断室」
歴史インフォメーション
歴史・文学・娯楽・味覚の情報あんない
読者ひろば
新刊書紹介/書評本プレゼント
催しものあんない
出版広告
次号予告・増刊予告
編集後記
平成11年11月号(第26巻16号)
二〇〇〇年NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」
のプロローグ
特集 関ケ原 戦国武将命運を分けた選択
我に勝算あり!家康の関ケ原構想(二木謙一)
家康の子らの関ケ原 結城秀康/徳川秀忠
/松平忠吉/武田信吉(笠谷和比古)
天下分け目の決戦に興亡を賭けた一族
決戦のキャスティングボードをにぎった
毛利一族(古川薫)
予め用意されていた関ケ原脱出の筋書
島津一族(三木靖)
東軍でも西軍でもない第三の道を狙った
黒田父子(黒部亨)
悔やまれる決戦前日の大津開城 京極兄弟(樹夕子)
鮮やかな進退で一族の繁栄を勝ち取った
細川父子(加来耕三)
西軍を選択した武将群像
上杉景勝 武門上杉氏の意地と誇り(小野榮)
佐竹義宣 両端観望して出でず(羽村滋)
大谷吉継 病身に鞭打って友情に殉ず(羽生道英)
宇喜多秀家 一命なげうつ覚悟(浜野卓也)
長宗我部盛親 天運に身を委ねて(渡辺誠)
立花宗茂 五十万石の誘惑を一蹴(岩井護)
西軍諸将列伝 保身に賭けるか義に殉ずるか!?
八人の男が西軍に参陣するまで(外川淳)
東西に分かれて戦った父子
真田昌幸・幸村vs信之
複雑な世渡りの計算と誤算!(百瀬明治)
九鬼嘉隆vs守隆
海の大将の意地と時流の狭間(中江克己)
生駒親正vs一正
徳川に賭けた子の戦功が父を救う(福崎正)
蜂須賀家政vs至鎮
功を奏した「阿波の古狸」の知恵(須藤茂樹)
東軍を選択した武将群像
最上義光 家康の盟友として(片桐繁雄)
山内一豊 関ケ原でも内助の功(河合敦)
前田利長 弟利政の不服従(戸部新十郎)
福島政則 三成憎しで家康につく(永岡慶之助)
東軍諸将列伝 東軍へ加わった諸将の関ケ原
合戦前とその後の運命の転変(下山治久)
井伊直政 抜け駆けの真意(桐野作人)
寝返り組の論理
己れの信念を強制する三成への反発(原遥平)
関ケ原領主 竹中重門の決断(火坂雅志)
強力読物
芭蕉そのエロティシズム〔中〕(岸宏子)
縄文系山岳民が中世武士団を作った(安藤真)
観念論をふりかざした歴史の思いちがい(岡部光景)
知られざる梶原景時像の発見(梶原等)
貨幣と古代医術 富本銭は本当に通貨か(槇佐知子)
カラー&記事
ふるさとの歴史289
万葉ロマン恋歌の里 東近江(編集部)
城郭解体学―「車寄・玄関」(西ケ谷恭弘)
古往蹣跚28 三才女(小澤重行)
江戸艶色過激草紙28
名月や朱に交われば赤くなる(淡野史良)
珍・難・寄姓を追う35
色で表わした木の姓(丹羽基二)
藩史ものがたり187 棚倉藩上(守谷早苗)
中村半次郎=桐野利秋の幕末維新をゆく18
西南戦争〔五〕(栗原智久)
地球紀行[戦国インドシナ半島 上](生駒忠一郎)
遊楽句園〔11〕
今さら俳句、今から俳句、今だから俳句(石寒太)
「小倉百人一首」を旅する11 嵯峨野(町田雅子)
忙中閑筆
賢治も歩いた豊沢雑感(渡辺芳文)
ニューブリテン島で会った軍人の想い出(種田強一郎)
黒色火薬と生兵法(中井安治)
読者史稿
楠木氏・甲斐荘氏と駒入吉祥寺(金本勝三郎)
連載小説 本所奉行事件帖 第21回(堀和久)
カラー&モノクログラビア
歴史の肖像傑作選 高田屋嘉兵衛(北方歴史資料館)
大長江をゆく 江蘇省南京(鎌澤久也)
なつかしの町並旅情スケッチ
広島県尾道市東土堂町(千原昭彦)
ワンポイント東海道 旅籠/赤坂宿・大橋屋
古城幻影 鶴ケ城
いしぼとけ巡礼
霊諍山の猫神(滝本正明)
陶芸の里を往く 会津本郷焼(みわ明)
神になった日本人
七生報国の忠魂・楠木正成/湊川神社
東京・近郊の名水紀行 お鷹の道・真姿の池湧水群
れきたび博物館
幕末の会津と若松市の成立/若松城天守閣郷土博物館
歴史トピックス
伊縄文土器に人の姿をかたどった文様
葛飾柴又に寅さん帰る
れきたび情報&記事
旅つれづれ(秋吉茂)
新養生訓47 富岡鉄斎(大宮司朗)
丹羽基二の「家紋と苗字の診断室」
歴史インフォメーション
歴史・文学・娯楽・味覚の情報あんない
読者ひろば
新刊書紹介/書評本プレゼント
催しものあんない
出版広告
次号予告・増刊予告
編集後記
平成11年12月号(第26巻17号)
はるかなる時を超えてよみがえる仏教伝来の道
特集 シルクロードと玄奘三蔵の生涯
特集史稿
玄奘三蔵のおくりもの(鎌田茂雄)
陳家の四男坊 若き日の玄奘(長澤和俊)
シルクロード玄奘三蔵の旅路―往路―
河西回廊 それは密出国から始まった(濱田英作)
トルファン 高昌国王との悲しみの契り(長澤和俊)
天山山脈 はるかなる山嶺越えの白き道(古曳正夫)
キルギス 草原の遊牧民の王ヤブグ可汗(本多海太郎)
サマルカンド ソグドの大都城アフラシアブ(土谷遥子)
バーミヤーン アフガニスタンの巨大仏像(樋口隆康)
インドにおける仏教聖地巡歴(久保田展弘)
シルクロード玄奘三蔵の旅路―復路―
タシュクルガン
パミール高原の国境山麓の町(加藤九祚)
ホータン 西域南道の仏教都市の幻影(松本龍見)
敦煌(とんこう)
大唐の香りと砂漠の大画廊(松本龍見)
『大唐西域記』の謎(桑山正進)
その1 『大唐西域記』はなぜ書かれたか?
その2 『大唐西域記』は別にあった!
弁機密通事件の真相
その3 なぜナーランダーへ行ったのか?
その後の玄奘 西安に残るおもかげ(伴野朗)
日本に残る三蔵法師のおもかげ(安田暎胤)
夢と冒険を求めたシルクロードの旅人たち(高橋徹)
『西遊記』はどのようにして誕生したか(磯部彰)
玄奘三蔵の歩いた道/地図
強力読物
芭蕉そのエロティシズム〔下〕(岸宏子)
戦国時代語入門11
板東声と呼ばれた戦国方言譚(千草子)
読切り時代小説 深川万年町 直助屋敷(祖田浩一)
カラー&記事
ふるさとの歴史290
都の文化伝える遠流の島 隠岐(編集部)
城郭解体学―「数寄屋」(西ケ谷恭弘)
古往蹣跚完 神話再繙(小澤重行)
江戸艶色過激草紙29
袖すり合うも少々の縁(淡野史良)
珍・難・寄姓を追う36
ニワとクラの苗字(丹羽基二)
藩史ものがたり完 棚倉藩下(守谷早苗)
中村半次郎=桐野利秋の幕末維新をゆく完
余波(栗原智久)
地球紀行[戦国インドシナ半島 下](生駒忠一郎)
遊楽句園〔12〕
今さら俳句、今から俳句、今だから俳句(石寒太)
「小倉百人一首」を旅する12 淡路島(町田雅子)
[特別寄稿] いま見直される路面電車(伊奈彦定)
唐招提寺レポート
天平の甍 平成大解体修復(玉城妙子)
忙中閑筆
歴史文学と映画―「梟の城」の場合(篠田正浩)
信州の鎌倉塩田平と二年詣り(小山和)
織田信長の慈愛(岡田正人)
ウズベク流茶法(伊東ユキ子)
わたしの旅エッセイ/
千住回向院とペットのお墓(小林兎善雄)
連載小説 本所奉行事件帖 最終回(堀和久)
カラー&モノクログラビア
シルクロードの旅人
三蔵法師 玄奘(東京国立博物館蔵)
大長江をゆく 上海(鎌澤久也)
なつかしの町並旅情スケッチ
群馬県甘楽郡甘楽町小幡(千原昭彦)
ワンポイント東海道 町並/関宿
古城幻影 福井城
いしぼとけ巡礼
北条の五百羅漢(滝本正明)
陶芸の里を往く 出石焼(みわ明)
神になった日本人
音曲芸道の祖神・蝉丸/蝉丸神社
東京・近郊の名水紀行 殿ケ谷戸庭園
れきたび博物館
三蔵法師の道展/招待券プレゼント
歴史トピックス
映画「梟の城ついに公開!!
藤原宮跡で大規模建物跡
れきたび情報&記事
旅つれづれ(秋吉茂)
新養生訓48 伊達政宗(大宮司朗)
丹羽基二の「家紋と苗字の診断室」
歴史インフォメーション
歴史・文学・娯楽・味覚の情報あんない
読者ひろば
新刊書紹介/書評本プレゼント
催しものあんない
出版広告
次号予告・増刊予告
編集後記