日本史研究 第437号-第442号(平成11年1月~6月)
研究
19世紀における資源保全と生業
-秋田県・八郎潟の漁業を事例として-(高橋美貴)
研究ノート
秀吉書札礼にみる豊臣政権像-小林清治氏の近業に
学んで-(藤田達生)
史料紹介
『儒道統之図』-安藤昌益京都修学に関連する新資料に
ついて-(鈴木宏)
書評
渡辺信一郎著『天空の玉座-中国古代帝国の朝政と
儀礼-』(坂上康俊)
盛本昌宏著『日本中世の贈与と負担』(井原今朝男)
木原溥幸著『幕末期佐賀藩の藩政史研究』(井上勝生)
阿部恒久著『「裏日本」はいかにつくられたか』
(竹永三男)
新刊紹介
『明治維新と京都』/『海軍の外交官竹下勇日記』/
『現代史に学ぶ』
部会・委員会ニュース
研究
長州藩藩祖廟の形成(岸本覚)
1956年の「マグルーダー計画」と日米生産性委員会
-東京・大田区の機械工業にみる保守基盤の形成-
(森健一)
書評
下村效著『日本中世の法と経済』(須磨千穎)
山本四郎編『日本近代国家の形成と展開』(長井純市)
加瀬和俊著『戦前日本の失業対策-救済型公共土木
事業の史的分析-』(沼尻晃伸)
波形昭一編著『近代アジアの日本人経済団体』
(陳来幸)
歴史万華鏡
壬生狂言「湯立」を見る(河音能平)
新刊紹介
『御当家紀年録』/『デモクラシーの崩壊と再生』/
『記録史科学と現代』
部会・委員会ニュース
1998年度 日本史研究会大会特集号
統一テーマ 戦後歴史学の総括
共同研究報告
第一分科会 古代史部会
死へのまなざし-死体・出家・ただ人-(堀裕)
コメント(谷口美樹)
第二分科会 中世史部会
中世前期の首都と王権(大村拓生)
第三分科会 近世史部会
近世における知の配分構造
-元禄・享保期における書肆と儒者-(小林准士)
コメント(宇野田尚哉)
コメント(横田冬彦)
第四分科会 近現代史部会
万国衛生会議と近代日本(尾崎耕司)
日清・日露戦争の世界史的位置(頴原善徳)
コメント(見市雅俊)
総会ニュース
部会紹介
要望書
飛鳥池遺跡の全面保存と建設計画の抜本的な見直しに
ついての要望書
部会・委員会ニュース
1998年度 日本史研究会大会特集号
統一テーマ 戦後歴史学の総括
個別報告
第一会場 法令社会における公共性の構造
-「専制」と「貴族共和制」-
日本古代における「公」と王権
-「国家」概念の受容と変容を中心に-(井上勝博)
律令官制成立史再考(井上亘)
飲食儀礼からみた律令王権の特質(榎村寛之)
「天下」のイデオロギー構造
-唐代中国を中心に-(渡辺信一郎)
第二会場 王権の構造と領主制・権門体制
中世史における戦争と平和
-村落フェーデの実態・達成・帰結-(稲葉継陽)
「在地」の歴史的語義について
-在地造語と在地成語-(梅村喬)
中世の集団と国制(西谷地晴美)
第三会場「国民国家論」とその批判
歴史意識の現在を問う
-1990年代の日本近代史研究をめぐって-
(大門正克)
近世における「国民」の形成(木村直也)
都市社会史から見た国民国家の形成(布川弘)
部会・委員会ニュース
研究
1930年代前半期における輸出統制と植民地
-対英電球輸出問題を中心として-(平沢照雄)
1998年度日本史研究会大会報告批判
共同研究報告-古代史部会(山本幸司)/
中世史部会(近藤成一)
近世史部会(若尾政希)/近現代史部会(飯島渉・
井口和起)
書評
高橋昌明著『中世史の理論と方法』(木村茂光)
山内譲著『中世瀬戸内海地域史の研究』(川岡勉)
竹下喜久男『近世地方芸能興行の研究』(神田由築)
中野節子著『考える女たち-仮名草子から「女子大学」』
(妻鹿淳子)
今井駿著『中国革命と対日抗戦-抗日民族統一戦線史
研究序説-』(菊池一隆)
新刊紹介『改訂版 松代大本営 歴史の証言』
部会・委員会ニュース
研究
内大臣の基礎研究-官制・原型・役割-(川口暁弘)
研究ノート
鉄道経路選定問題と陸軍
-1890年代における本州縦貫鉄道構想をめぐって-
(松下孝昭)
書評
岩崎奈緒子『日本近世のアイヌ社会』(菊池勇夫)
松岡僖一著『土佐自由権を読む』(大木基子)
岩本典隆著『近代日本のリベラリズム』(小関素明)
江口圭一著『日本帝国主義史研究』(芳井研一)
記録
第33回「建国記念の日」不承認
2・11京都府民のつどい(中條健太・大石一男・
古川武志)
新刊紹介
『戦国の寺・城・まち』/『男と女の近世史』/
『東京市史稿篇別目次総覧』/『東京市史稿 事項別
目次索引』
部会・委員会ニュース