新潮45 第18巻第6号-第8号 = 第206号-第208号(平成11年6月~8月)
18巻6号(6月号)
特集人間嫌い
ひとり暮らしのひとりごと(関川夏央)
交友を絶つ決定的な'その日'(吉本隆明)
シマザキ・トーソンを誰も知らない(奥本大三郎)
「子供嫌い」が'転向'するの記(中島らも)
芸能界での有為転変に自分を知る(杉田かおる)
馴れ合いのコミニュケーションだらけ(松野大介)
いちばん「まともな」人たちのいる国(養老孟司)
都会には住めず、田舎の人間も嫌い(野田知祐)
美人以外は話したくもなくなる(水木しげる)
「お前など生まなきゃ良かった」(斎藤綾子)
三十年間、一人で戦争した後に…(小野田寛郎)
「人間好き」がなぜ挫折するのか?(岸田秀)
小説を書くという悪事をなす中心点(車谷長吉)
殴られた側はけっして忘れちゃいない(本橋信宏)
放蕩ダケガ人生ダの「ろくでなし」(白川道)
特集本当は恐ろしい…
本当は恐ろしい「日本国憲法」(ビートたけし)
「長嶋茂雄」のウッフッフフ(庄司憲正)
いきがって食べる「生魚」の恐怖(藤田鉱一郎)
超御機嫌「小渕内閣」(兵頭二十八)
「大学病院」信仰の破綻(保阪正康)
「景気回復」で日本沈没(水谷研治)
なんでオメエに「選挙権」(さかもと未明)
「有機農法」という名の新興宗教(村野まさよし)
〔本当は恐ろしい面白コラム〕
Eメール、郵便貯金、イルカ、天然水、ピル、整髪剤、温泉、赤ワイン、健康
遂に出た最後の物証・500円札(一橋文哉)
一家四人惨殺「十九歳」犯人の現在(祝康成)
「民主の女神」柴玲、十年の虚実(譚路美)
法廷で始めて発した被告ゴビンダの肉声(佐野眞一)
少年と銃、デンバー虐殺の深層(加藤祐二)
父・石原慎太郎の作法(石原良純)
カルトで崩壊、中京帝国(福田和也)
オイディプスの悲劇(長部日出雄)
雛祭り・五体不潔・仮死状態(野坂昭如)
往復書簡「罪と罰」・死刑との対話(池田昌子・陸田真志)
いい加減にしろ「夜明けの新聞の匂い」(曽野綾子)
オツムにオムツを「夜更けのちゃるめら」(西部邁)
明治天皇(ドナルド・キーン)
「戦艦大和」日記(早坂暁)
記憶の鏡 ゴールドラッシュ・カントリー(奈良原一高)
「一期一会」(俵万智)
「この顔」を見よ! 宇多田ヒカル(嵐山光三郎)
死ヌ死ぬエビリバディ(黒鉄ヒロシ)
[毒舌コラム]
蛙鳴蝉躁 ブンガク界の宇多田ヒカル現象(仁科薫)
諷刺花伝 カラスと玉ネギ(八田利一)
突然変医 バイアグラでわかる厚生省のインチキ(柴田二郎)
経政傾国 ケータイ栄えて国滅ぶ(水木楊)
電波狼藉 「学級崩壊」討論会の崩壊(鈴森髑髏)
18巻7号(7月号)
特集古典の御利益
「源氏物語」(田辺聖子)
「人間の起源と性淘汰」(長谷川真理子)
「捜神記」(南伸坊)
「花伝書」(渡辺保)
「ぢいさんばあさん」(小谷野敦)
「塵劫記」(伊達宗行)
「平家物語」(大塚ひかり)
「ヨハン・シュトラウス」(阿川佐和子)
「ハムレット」(松岡和子)
「ファウスト」(柴田翔)
「ニーベルングの指輪」(松本零士)
「厩火事」(吉川潮)
「ローマ帝国衰亡史」(橋口収)
「トロイメライ」(春風亭小朝)
「論語」(根本順吉)
「聖書」(石堂淑朗)
「公明党」ナンジャラホイ(大江舜)
「ユーゴ空爆」なんじゃ螺補遺(兵頭二十八)
十九歳「通り魔」に敗れた「実名報道」(柳田邦男)
キューバ危機・ケネディ盗聴テープの裏側(桜井均)
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズバイク便ライダー日記(大泉実成)
特別対談「菊次郎」のギャク(ビートたけし・さくらももこ)
遍路の心 グループサウンズの雄から俳優への道(萩原健一)
ドキュメント「竹下登」皇民党事件の深層(岩瀬達哉)
おエライ「新聞記者」こそリストラの対象(福田和也)
深まる地獄の季節(長部日出雄)
連載打切り・デパート・速達郵便(野坂昭如)
第十二回新潮学芸賞発表
「ものがたり 芸能と社会」(小沢昭一)
「トオイと正人」(瀬戸正人)
読書人と著作人「夜明けの新聞の匂い」(曽野綾子)
プライヴァシー傍受を甘受し給え「夜更けのちゃるめら」(西部邁)
明治天皇(ドナルド・キーン)
「戦艦大和」日記(早坂暁)
記憶の鏡 パンプロナ(スペイン)(奈良原一高)
「一期一会」(俵万智)
「この顔」を見よ! 藤原紀香(嵐山光三郎)
降りつづく雨(内山節)
死ヌ死ぬエビリバディ(黒鉄ヒロシ)
[毒舌コラム]
蛙鳴蝉躁 慎太郎センセイと健三郎センセイの「老人力」(仁科薫)
諷刺花伝 ウイーンのオペラはヴィトンのバック(八田利一)
突然変医 親方日の丸病院の医療過誤(柴田二郎)
経政傾国 無用の長物「文部省」消えてなくなれ(水木楊)
電波狼藉 テレビ釘付けオバタリアンのシット(鈴森髑髏)
18巻8号(8月号)
自殺無用の「アメリカ式リストラ対処法」(楡周平)
医者にかかると殺される(麻生千晶)
「朝日新聞」社説と「大江健三郎氏」に問う(柳美里)
誰も知らない「君が代」の起源(高森明勅)
迷える小羊を救え!「洗脳セミナー」潜入記(さかもと未明)
「節操」がない(ビートたけし)
日本の平壌「神戸市」(田中康夫)
我が”巨悪”を嗤う(前大蔵省主計局長・涌井洋治)
「バチカンの下半身」を暴露した発禁本騒動(西田和也)
ドキュメント「竹下登」皇民党事件の深層(岩瀬達哉)
スーパーゼネコンとの「我が闘争」(松居一代)
「年収二千万円、愛人あり」スポーツ・アナの優雅で悲惨な私生活(赤坂英一)
叔父・石原裕次郎への憧憬(石原良純)
内陸でやってくれ。中国製原発(福田和也)
「修道院」に見た資本主義の原型(長部日出雄)
毛虫・SM・ゴミ奉行(野坂昭如)
我らモンゴロイドの原産地「夜明けの新聞の匂い」(曽野綾子)
インフラもスープもなき精神構造「夜更けのちゃるめら」(西部邁)
明治天皇(ドナルド・キーン)
「戦艦大和」日記(早坂暁)
記憶の鏡 パンプロナ(スペイン)(奈良原一高)
「一期一会」(俵万智)
「この顔」を見よ! ヒラリー・クリントン(嵐山光三郎)
死ヌ死ぬエビリバディ(黒鉄ヒロシ)
[毒舌コラム]
蛙鳴蝉躁 そこのけそこのけ”人権”様が通る(仁科薫)
諷刺花伝 ジンマン先生の煽情主義(八田利一)
突然変医 「カルテ開示」はなぜ時期尚早か(柴田二郎)
経政傾国 公徳心なき中国の「実験」(水木楊)
電波狼藉 最後は揉み手する「皆様のNHK](鈴森髑髏)