別冊歴史読本　第２４巻第２７号　＝　第５２２号（平成１１年８月）

総論
「悲惨なる精強」の秘密（若槻泰雄）
中国占領地の日本兵（伊藤桂一）
描かれた帝国陸軍の兵隊（嘉瀬秀彦）

第1部　兵営と兵隊
現役と予備・後備
内務班と兵隊
命令と服従
歩兵と砲兵
様々なる兵隊
馬と兵隊
勲章と兵隊
ある兵士の回想　私は「神様」になり損ねた（立木雅由）

第2部　最前線に以上あり
マレー、シンガポール攻略戦
死の島・ガダルカナルの日本兵
人肉むさぼるフィリピンの飢餓戦線
「墓標」と化したブーゲンビル島
占領国の独立戦争に参加した敗残日本兵

第3部　生死を分かつ運命
薄氷のキスカ撤退作戦
サラワケット死の踏破（出澤敏男）
特攻隊員差し出し拒否（吉田穆）
さまざまなる生死の狭間（構成　太平洋戦争研究会）

第4部　ソ連軍との戦い
虎頭要塞の砲撃戦日本唯一、四〇榴の応戦（平松彰他）
穆稜の死闘　砲兵、戦車に肉薄攻撃（田口恵一他）
ハイラルの平原戦　安保山かくて壊滅す（糸永英一）
終戦後、占守島の激闘　侵攻軍への徹底抗戦（大賀親乙）