日本国民　第１巻第３号（昭和７年７月）

創作
復讐（川端康成）
友達（阿部知二）
騒擾とおツネ（今野賢三）
月世界の大使〈作者の言葉〉（牧　逸馬）
自殺か？（逸見　廣）
戯曲　山田長政（中村吉蔵）
史劇　西園寺公望（木村　毅）
雄ごころ〈短歌〉（吉井　勇）
賞金一万円・懸賞小説募集規定
志賀直哉論（唐木順三）
シヤルル・ペギーの顔（山内義雄）
日本再訪のピリニヤク（尾瀬敬止）
〈文藝時評〉藝術家は餓死しない（室生犀星）
長篇連載小説予告
青田に幸福の来る日（稲村隆一）
学生思想問題（向坂逸郎）
日本資本主義の最大弱点（赤松克麿）
農業恐慌に於ける新段階（角田藤三郎）
シツクスの世界
右翼革命への抑望（茗荷房吉）
満洲国の前途（大蔵公望）
イタリーの凉風（中村　哲）
ソヴエートの自殺者（森戸太郎）
我日本国民白日飛躍号発売禁止
海上ビルにて（イトー・ハンニ）
旅のノオトから（西條八十）
膚に龍を彫つた令嬢（十菱愛彦）
「盗」の道徳史（坂ノ上言夫）
喜劇　就職第一日（林二九太）
角界展望（司馬三友）
スポーツ新鋭（和木清三郎）
上海より（日本国民欧洲特派員・景山哲夫）
「日本国民主義」の旗をかざして（紀平　規）
満洲気質（戸田貞三）
テロリズムと密偵アゼフ（田口運蔵）
鮎捕り〈口絵三色版〉（片多徳郎）
夏の夜情景（解説　十一谷義三郎）
日本国民大講演会グラフ
別巻日本女性
婦人は変る（山川菊榮）
自殺と情死（河崎なつ）
職業婦人点描（住井すゑ子）
ハリウツドを覗く（飯田孝子）
アトリエの女神（しづゑ・ますぎ）
上海の女達（中條辰夫）
〈短歌〉青嵐抄（島　静絵）
ホテルの夜（櫻木由美子）
山鯨と女性（稲葉三郎）
舞踏劇「堀河夜討」（池田●子）
創作
オペラ館サクラ座（宇野千代）
亀甲（森　三千代）
発声満洲（郡司次郎正）
途上（矢田津世子）
袋小路の家（鷹野つぎ）
葬歌「をさなづま」（美川きよ）