栄養の日本　第６巻第１０号（昭和１２年１０月）

表紙
今日のグラフ
カット（北川實）
巻頭言（戰時食糧問題と國民の覺悟）
長期戰に於ける國民榮養保持政策（松村敏）
體力問題として又精脳問題として眺めたる國民榮養（エス・ボムマア／譯者・帝大名譽教授・宮入慶之助）
世界大戰に於けるロシヤの食糧管制（靑木貞雄）
人體カロリー必需量は如何にして決定されたか（宮下重夫）
酵素の榮養生理學的意義（吉村克之）
混砂米の弊害に就て（公爵・一條實孝）
玉蜀黍を奨む（男爵・盆田孝）
戰時食糧の榮養標準を確立せよ（神戸衛生試験驗所・松島周藏）
食糧動員演習の國民運動を起せ（水野武夫）
世界食飮錄（三橋一夫）
壞血病とヴィタミンＣの發見（佐々木茂）

榮養トピックステイション
　合成ヴィタミンＢの藥劑應用
　米國男女學生の肺結核感染率
　人體新陳代謝の季節による變動
　甲狀腺異常に對する沃度鹽使用の成績
　ブランデーの老熟に銀を使用
　化粧品と皮膚の炎症
　饑餓と生命
　肺炎の最新血凊療法
　穀物の副生品
　食品の着色に就て
　催眠劑服用と人體
　異常妊娠の婦人に對する自家輸血法
　蛋白質と脂肪とで細胞膜を人造

佛教と豫防醫學（今小路了圓）
戰時に於ける野菜の供給に就て（糧友會）
農村家庭榮養改善に縣當局が乘出す

戰時食糧講演會をきく
食事に就てのモンテーニュの随想
非常時代用食の一例
食物雑話
事變貢献の兵糧丸の話
西歐文學に現はれた食事と饗宴の話
先哲諸家の食養觀

榮養展望
　獣肉の代りに安價な魚肉や蝗を
　食餌によって身長は伸びる
　蓮には何んな成分が
　いちぢくの珍味風呂吹きの作り方
　戰時には乾燥野菜を
　鰹節の良否は

編輯のあと