国立歴史民俗博物館研究報告　第２４０集（令和５年３月）

近世陰陽師の祭祀と祭文―奈良暦師吉川家文書の地鎮祭の祭文を中心（松山由布子）
近世における江戸暦問屋と大小暦―『暦記録』にみる幕府統制の実態（小田島梨乃）
奈良弘暦者・吉川家の近代―陰陽師の身分喪失と暦師の稼業継続（下村育世）
節合される声とモノ、共創される「津波文化」―リアス・アーク美術館の震災展示から（川村清志）
昔話「三枚のお札」と謡曲「黒塚」「山姥」―山と里の対比から（津金澪乃）
【研究ノート】
播磨国矢野荘研究の軌跡と展望―一九三二～二〇一九（赤松秀亮）
【資料紹介】
歴史家への道程―塚本学日記（小池淳一）
旗本土着と戊辰戦争―伊豆の松下加兵衛とその周辺（樋口雄彦）
【調査研究活動報告】
熊本大学医学部所蔵熊本県内古墳出土人骨の年代学的調査―辻古墳・経塚古墳・向野田古墳・千崎古墳群・桐ノ木尾ばね古墳・成合津２号古墳・中大村石棺群・下大村石棺・大鼠蔵山古墳・瓜山横穴墓（清家章／坂本稔／瀧上舞）
熊本大学医学部所蔵弥生時代の人骨の年代学的調査―笹尾遺跡・神水遺跡・畑中遺跡・大坪貝塚（藤尾慎一郎／瀧上舞／坂本稔）
考古学データによるヤポネシア人の歴史の解明―２０２１年度の調査（１）（藤尾慎一郎／木下尚子／山田康弘／清家章／坂本稔／瀧上舞／篠田謙一）
井上文庫の整理と調査（服部一隆）