婦人画報　第６０９号（昭和３０年５月）

敎養知識
女性の社会科・２１の問題　特集
①鳩山内閣お誕生（松岡洋子）
②沖縄・小笠原（河村欣二）
③千島・歯舞（河村欣二）
④これからのお台所（船田文子）
⑤住宅問題と土地（浜口ミホ）
⑥社会保障と待避訓練（吉沢久子）
⑦婦人番組と選挙（吉沢久子）
⑧ＡラインとＨライン（野口益栄）
⑨新しい布地（牛山源一郎）
⑩不幸な国の学校給食（伊藤昇）
⑪大学希望者・大学卒業者（福田定良）
⑫放射能と女性の生活（石垣純二）
⑬児童教育の二つの壁（（国分一太郎）
⑭人生論の流行の意味（花田清輝）
⑮自主性への目ざめ（牛山充）
⑯精神をくすぐる女性的なもの（瀬沼茂樹）
⑰日本女性と和製洋画（双葉十三郎）
⑱寸づまりの日本的モダニズム（植村鷹千代）
⑲いけ花のクイズ（水沢澄生）
⑳ミュジカルプレイを見たい（矢沢静一）
㉑勞働五万人の悩み（伊奈一男）
女は平和を論じていられない　座談会（石垣綾子／佐多稲子／鶴見和子／他）
母と子への愛情は限りなく（丸岡秀子）
時の動き・日本の気づかぬ世界の緊張（蠟山芳郎）
詩人の手帳――ツバメ（春山行夫）
新しいしごど、新しい感覚・新しい生活（阿部知二）
映画「麦笛」にみる青春前期（座談会）（宝生犀星／豊田四郎／久保明／太刀川洋一／青山京子）
随筆・日々断想――道のメモ（幸田文）
赤い靴・放浪記（谷桃子）
よい子をつくる家と社会
①食慾不良・滲出体質・有毒色素障害（木田文夫）
②我慢の足りない子・勉強の嫌いな子供（平井信義）
鉱物をたべないと病気になる（野間惟直）
日本の裏窓
①病院の裏窓（藤原審爾）
②木蓮の咲くアパート（吉岡達夫）
③職場の裏窓（沼田健吉）
女性代議士の生活と意見（宮城音弥）
芸能ページ
映画時評「埋もれる青春」を見て（飯島正）
グレイス・ケリーのすべて（南俊子）
映画評論家という名の人たち（今戸公徳）
監督論・デュヴィヴィエ（双葉十三郎）
美術サロン（浜村順）
映画紹介
アドバルーン
舞台ニュース
海外映画ニュース
★グラフ
二木マリコ――ニューヨークの舞台で活躍する（カメラ・早田雄二）
ヨーロッパのこもの（亀倉雄策）
版画風土記・京浜地区（大田耕土）
海のステュワーデス（カメラ・大竹省二）
春の法隆寺（井上靖）
モダンリヴイング
可愛いいペット集
①私はフクロウ（山本常一）
②私と犬（中里恒子）
③熱帯魚を飼うたのしさ（牧野信司）
④小鳥の巻
⑤犬の巻
⑥熱帯魚の巻

生活技術
★グラフ
晩春のよそおい（田中千代）
デザイン教室・ダーツ（伊藤すま子）
世界の風俗人形――ルーマニアの子供たち（竹内菊代）
風薫る（マダム・マサコ）
梅雨の頃に羽織る編物（高木とみ子）
男の服飾――スリッカー（石津謙介）
連載いけばな講座Ⅵ・竹のいれものに（小原豊雲）
法隆寺（阪本滋）
化繊
若い人のコートドレス　直線のスーツ（伊東茂平）
チユニック・スウツ　タフタのドレス（伊東茂）
初夏のツウピース（伊東茂平）
レースのきもの・レースの手芸（山脇敏子／佐田栄子）
今月の料理
大人もたのしめるこどものお節句料理（榊淑子）
ふるさとの銘菓（中村汀女）
湯の秘録（柳原敏雄）
春の魚料理（秋穂敬）
関西の味・なまふ（大久保恒次）
麩まんじゅう（小堀宏一）
計量カップとスプーンについて
こんなお支度で――ハイキングには（吉村満恵）
★本文
このごろの好まれてきた布地（マダム・マサコ）
住宅のまわり――浴室（横村木人）
男ものシヨクピング・ガイド――レインコート（谷長二）
今月の研究室
ルーマニヤの子供たち（竹内菊代）
梅雨時に羽織る編物（高木とみ子）
ハイキングのお支度の製図（吉村満恵）
レースのきもの・レースの手芸（佐田栄子）
わたしのアトリエから　チエックのスーツ　タフタのドレス（伊東孝）

文藝
花いかだ（連載第九回）（小山いと子／絵・森田元子）
女の海（連載第五回）（芹沢光治良／絵・佐野繁次郎）
長谷川時雨（女流文学者読本）（横山美智子／絵・仲田好江）
望郷の街（短篇）（由紀しげ子／カメラ・大竹省二）
読者文芸（選者・泉甲二／中村草田男／壺井栄）