画報近代百年史 第14集(昭和29年12月)
口絵 勅命下る軍旗に手向ふな=前代未聞のアドバルーン
この年はいと華かなレヴューの幕で明ける=東京宝塚劇場開場
軍事基地朝鮮=宇垣総督時代
「戦いは創造の父、文化の母」=活況を呈する軍需工業
皇帝誕生=「王道楽土」の地?
疑獄政変=岡田内閣成立
解体の季節=プロ文学の壊滅
新劇の試練=新協劇団結成の前後
風速六〇メートル=室戸颱風
〝半島の舞姫〟崔承喜
大西遷=「中国の赤い星」
世紀の破鏡=イタリア憎し
天皇機関説=美濃部憲法葬らる
一蓮托生の契り=満洲皇帝訪日
ドイツ再軍備宣言=ヴェルサイユ体制の崩壊
悩みは春とともに=試験地獄・新婚列車
永田軍務局長殺さる=皇道派か統制派か
抗日民族統一戦線へ=〝力あらば力を銭あらば銭を〟
平和と人道からの袂別=イタリア・エチオピア戦争
神々の検挙=大本教・ひとのみち教団
カイライ政権第二号=冀東防共自治政府
日本を震撼させた四日間=二・二六事件(1)
軍部ファシズムの勝鬨=二・二六事件(2)
広田〝庶政〟一新内閣の成立=軍カイライ政権
ファシズムに死を!=フランス人民戦線の勝利
五月の歌は消えゆく=右翼擡頭あわただし
あたら青春をいけにえとして=軍国行進譜
情痴のきわみ=一世を驚かした阿部お定事件
双葉山時代はじまる
不滅の文学の碑=ゴリキイと魯迅の死
〝民族の祭典〟=ヒットラー・オリンピック
スペインの内乱=人民戦線の勝利と敗北
王冠を賭けた恋=シンプソン事件
日独防共協定の成立=いかなる〝新しき土〟?
西安事件=誰が扉を開いたか?
〝忘れちゃいやよ〟=それは再現できるであろうか?
太平洋の波高し=無条約時代第一年
ゆらぐ憲政の塔=宇垣内閣流産前後
天かける世紀の架橋=神風・戴冠式・文化勲章
さよなら総選挙=政党勢力の余光
「人情紙風船」=時代劇映画の一頂点
路傍の石・濹東綺譚・雪国・その他=暗い谷間の文学の花
第一次近衛内閣の成立=運命の貴公子登場