画報近代百年史 第12集(昭和30年1月)
口絵 野獣派の天才たち
大銀行制覇のきっかけ=金融恐慌のあらし
軍閥政界進出の発端=田中内閣成立
北伐の進展と国共分裂=蔣介石と毛沢東
恐怖から対外侵略へ=山東出兵
空の英雄と球場の王=リンドバーグとベーブ・ルース
ジュネーヴ軍縮会議決裂=建艦競争に狂奔する列強
芥川龍之介自殺す=小市民インテリの不安
なんでもかんでも一円だ=円本・全集の洪水
サッコ=ヴァンゼッチ事件=アメリカの黒い手
モスクワは招く=ソヴェト革命十周年記念祭
速い!速い!=地下鉄・女子短距離界
果して民意は反映されたか=第一回普選実施
〝一九二八年三月十五日〟=日本共産党大検挙
相次ぐ弾圧=三団体解散と治維法改悪
〝満洲某重大事件〟おこる=済南事件と張作霖爆死
ヒット・レコード=現実からの逃避
始めて飜える日章旗=第九回オリンピック大会
〝人民の名に於て〟=不戦条約調印
天皇制厳然たり=即位大礼・明治節
マネキン・モボ・モガ=当年流行最尖端
委員長大山郁夫=新労農党の結社禁止
昭和のアルセーヌ・ルパン=説教強盗
〝山宣ひとり孤塁を守る〟=白色テロの犠牲はつづく
学生野球の黄金時代=早慶戦
激斗はつづく=渡政の死と四・一六事件
緊縮内閣の成立=浜口ライオン首相登場
天地尖端=ツェッペリン伯号とアッパッパ
大恐慌=世界を震撼させたウォール街の嵐
金解禁=十三年ぶりに眺める金貨
ロンドン軍縮会議=統帥権干犯といきり立つ軍部
〝憲政常道〟=浜口か犬養か、景気か不景気か
〝プルナ・スワラジ〟(完全独立)=インドの反英運動
大恐慌と産業合理化の嵐=未曾有の失業地獄
豊作飢饉=働けど働けど
市ヶ谷別荘超満員=相次ぐ疑獄
「蟹工船」=プロレタリア文学の開花
築地小劇場分裂以後=プロレタリア演劇
「何が彼女をそうさせたか」=傾向映画のかずかず
大学は出たけれど=不景気世相断片
エロ・グロ・ナンセンス(六色刷)
ライオン首相狙撃さる=東京駅頭の遭難