画報近代百年史 第6集(昭和28年12月)
口絵 軍人遺族(六色刷)
一八八八年!憲法議会にかわるもの=枢密院
玉か、はたまた瓦か=帝国憲法発布(1)
天皇は神聖にして侵すべからず=帝国憲法発布(2)
条約改正難航=大隈文字通り失脚す
教育勅語の発布=教育の眼目は「忠良の臣民」の養成に
鉄道網の拡大=山間辟地に伸びる汽車
シカゴに歌声たかし=国際労働運動の昻揚
第一回帝国議会=〝無血虫の陳列場〟
国会議員と壮士=ビゴーの描いた彼等の生態
第二期帝国議会衆議院(六色刷)
オッペケペと壮士芝居=自由の童子川上音次郎
逍鷗紅露の文学の二つの道をうけつぐもの
俗界の高層と神々の殿堂=十二階・ニコライ堂・電車等
大津事件=司法権の独立は守られた
選挙大干渉=民党退治あとはしらね(白根)え
第三議会より第五議会まで=議会てんやわんや
民法出でて忠孝亡ぶ=法律で強制された「淳風美俗」
自然科学の発達=世界に誇る科学者の群れ
十九世紀末の苦悩=ドストエフスキー・トルストイ・ニイチェ
ひと日ふた日は晴れたれど=郡司大尉・福島中佐の壮挙
産業革命=低賃銀軽工業と軍需工業を先頭に
どっこい生きてる=どん底にうごめく下層社会
透谷のたたかい、一葉のかなしみ=近代的人間の解放のために
明治政府戦争を決意す=朝鮮問題おこる
陸奥宗光の切れ味=日英条約の改正
平壤の戦=あとには虫も声たてず
黄海海戦=近代海戦のテスト・ケース
五十年後の運命は神もしろしめさず=総力ヒロシマに結集
ヤールー(鴨緑江)の彼方へ=満洲第一戦
米僊従軍画集から(六色刷)
旅順口虐殺事件=日米条約改正一頓挫
威海衛の陥落=提督汝昌の自殺
外人特派員の眼に映じた戦場風景
勝った勝ったで大騒ぎ=戦中戦後の国内情勢
下関講和会議=不平等条約の主人側に立つ
人民義勇軍の抵抗を排して=台湾武力接収
戦勝祝賀博覧会余聞=はしなくも波紋を投じた裸体画問題
三国干渉=ロシアの酒樽の口を極東へ
償金の行方は?=金本位制の確立と軍備拡張