婦人倶楽部 第9巻第9号(昭和3年9月)
[口繪とグラフ]
◇初秋(表紙)(多田北烏)
◇秩父靈山の曉色(オフセット)(橫山大觀)
◇花嫁姿(原色)
◇綠衣の聖母の信子(HB)(岩田專太郞)
◇衣類を喰ふ蟲(原色)
◇現代花嫁、お化粧から着附まで
◇秋の手藝
◇三都情調の髮姿
◇月光
◇筑波侯と鹿島伯
◇作家と畫家
◇東都の新景
◇玩具に現はれた地方色
◇お友達
秩父宮殿下御慶事記念女子スポーツ大畫報
秩父宮殿下の御成婚を祝ぎまつりて(武島羽衣/金子元臣/尾上柴舟/與謝野晶子/若山牧水/前田夕暮/中河幹子/太田水穗)
◎十二名家の子女の敎育方針(公爵・一條實孝/伯爵・小笠原長幹/公爵・近衞文麿/公爵・鷹司信輔/男爵・田健次郞/子爵・京極高德/侯爵・木戸孝一/伯爵・壬生基義/伯爵・勝精/伯爵・奧平昌恭/伯爵・酒井忠克/樞密院顧問官・鎌田榮吉)
夫の愛を取戻したい人妻に答へて(中島德藏)
□母の愛の力(樞密院顧問官・鎌田榮吉)
□母の鞭撻(第五高校敎授・八波則吉)
◇嫁ぎ行く間際に沁々戒められた母の言葉 心に銘じた訓(久松三枝子)/餞けの和歌(中野たみ子)/辛抱の二字(大野明子)/言葉にまさる敎訓(末廣冬子)
此時この場合にはこの手を用ひよ(矢野正世)
古今東西名婦かがみ
◎見たまま、聞いたまま、感じたまま 莨の灰と投票(井出醫院長・竹内茂代/取亂さぬ身嗜み(子爵母堂・本野久子)/恩師のお墓へ日參(元女高師敎授・後閑菊野)/橫濱にあった事件(生活改善同盟會理事・塚本はま子)/おかめの面(帝劇女優・森律子)/
ほくろも笑靨(評論家・生方敏郞)
廿五年間の誤傳を正すべく初めて發表された「生ける内田軍曹」の手記 橘大隊長戰死の實相
模範村を培ふ尊き處女の力(優良女子靑年團訪問記)(特派記者)
十年間未だ見ぬ夫を待った貞女(高波見勝衞)
◇私達の結婚條件 すべて親の意見に從ひます(望月内相令孃・望月三重子)/父の意見も人物本位(高橋前首相令孃・高橋小百合)/趣味の一致した男らしい方(小笠原子爵令孃・小笠原日佐子)/第一の望は禁酒家であること(代議士安部磯雄氏令孃・安部愛子)/
男性的な廣さと深さのある方(實業家令孃・西村壽美子)
幸運に惠まれる婦人の人相(小西久遠)
花嫁試驗合格祕訣(結婚當日の卷)
○男は女の、女は男のどこに眼を着けるか(永井柳太郞/橫光利一/山室軍平/三輪田元道/佐藤紅綠/鈴木傳明/米田和歌/福田富美子/松平里子/森律子/三宅やす子)
こんな事をすると奧樣らしくない
◇新婚第一に私達は何を語り合ったか(侯爵令息・松平康邦/床次竹二郞氏令息・床次正一/金杉英五郞氏令息夫人・金杉雪子/山本直正氏夫人・山本七瀨/原田源之助氏夫人・原田富士子)
◎不幸な結婚が幸福に惠まれるまで 嫌ひぬいた夫との結婚が今はこの幸福(ふき子)/きずを持つ身で嫁いだ私が夫の愛を得るまで(伊藤まさき)
□家庭小説 綠衣の聖母(岩田專太郞畫/長田幹彦)
□戀愛小説 双鏡(太田三郞畫/久米正雄)
□傳奇小説 時代日の出島(白井喬二)
□幕末哀史 山百合の草紙(苅谷深〓畫/大佛次郞)
□理想小説 母(伊東深水畫/鶴見祐輔)
□家庭小説 朝顔合戰(田中比左良畫/上司小劍)
□戯曲 或る復讎(富田千秋畫/吉井勇)
□創作 萎れた花(林唯一畫/中河與一)
□明眸綺談 シャロットの妖姫(繪物語)(太田三郞)
□映畫物語 空行かば(パラマウント特作)(加宮貴一)
[私の好きな女]
伊澤蘭奢(金子洋文)
リンドパークの母(近藤經一)
院庭の紫陽花(南部修太郞)
十人の子の繼母を志願した女(沖野岩三郞)
◇新嫁入道具 よき嫁よき妻となる心得 親戚近隣の氣受をよくする新妻の心得/たれにも喜ばれるお客のもてなし方/老人と子供を喜ばせる機嫌のとり方/妻の知らねばならぬ男子洋服に就ての心得/不時の事變に處する新妻の心得/女中の使ひ方躾け方の祕訣
秋口に多い小兒病の素人診斷法(醫學博士・島信)
薄毛の人の髮もかうすれば濃くなる(醫學博士・德永保)
いたづら盛りの坊やの躾け方(田中芳子/成城學園幼稚園主任・小林宗作)
お身體にかうした異狀はありませんか(婦人病自己診斷法)(井出醫院長・竹内茂代)
腎臟病に特効ある西瓜糖の作り方公開(万惣・靑木ぎん)
◇歌に因める三都女性の新案洋髮 聰明に落ちついた芙蓉(東京・マリー・ルウイズ)/ふっくらと優しい白萩(京都・淺井美代子)/華やかに明るい雁來紅(大阪・坂下芳子)
素顔の美しさに見せる男女かくし化粧の祕訣(遠藤波津子)
一寸した注意で美しく見える中年婦人の化粧法(小口みち子)
どうしたら姿が美しく見えるか(山本久榮)
思ひの儘に顔を美しく見せる眉墨の引き方(メイ・ウシヤマ)
可愛らしい秋向の半スエーターとベビーケープ四種 波に絲柳模樣の上品な半スエーター/誰にも樂にあめる山形模樣の半スエーター/最新型の可愛いベビーケープ/簡單にあめるすかし入りのベビーケープ(久保田ふく子/芳賀敏子)
パリーで流行の折疊み式堤袋の作り方(松田鶴子)
どうすれば着物を蟲に食はれずにすむか(衣類協會理事・山下榮藏)
くるひの出ない絞り地仕立の急所(和洋裁縫校長・堀越千代子)
◎味覺なつかし私のお國料理 竹筒の甘露(愛知・太田三郞)/赤い身の鯨(和歌山・佐藤春夫)/燒餅の傳授(長野・加藤正治)/藁で燒く鰹(高知・馬場孤蝶)
新里芋と新甘藷のお料理(九月のお惣菜)(村井多嘉子)
手輕に出來る初秋向の美味しいお菓子(松本幸子)
□我が家で作る美味で重寶なお茶づけのおかず(鏑木照/佐々木小雪/堀内いま子/本田はる子)
▷話頭の婦人
▷九月の俳句(谷脇素文)
▷特別社告
ひとり夜道(婦人俱樂部新曲集)(川路柳虹作歌/町田嘉章作曲)
□芝居物語 十六夜と淸心(神保朋世畫/木村富子)
□落語劇 慈悲の蔓、情の唐茄子(代田收一畫/磯村野風)
□家事問答 千代子の手帖(澄川哲朗)
結婚前後(懸賞)
和一さんのくせ(子供にきかせる話)(北川武夫)
キューピーさんの身の上話(柚木卯馬)
○そろり新左衞門(漫畫物語)(宮尾しげを)
○ピーチャン母子(漫畫)(藤原英比古)
▷美容相談(小口みち子)
▷運命相談(小西久遠)
▷家庭笑話
▷法律相談(大井靜雄)
▷家庭娯樂室
▷講談社ニュース
▷育兒相談(竹内薰兵)
▷當選者發表
▷懸賞人物當て
▷衞生相談(篠田せい子)
▷お茶うけ時