富士 第13巻第7号(昭和15年6月)
◎浮間ヶ原(表紙)(筆・山田義雄)
◎飛んで來た來た(多色刷口繪)(提供寫眞・報知新聞社/詩・與田準一)
◎亞細亞の鬼(多色刷口繪)(筆・嶺田弘)
◇海邊の人々(グラビヤ刷口繪)
◇銃後の撮影所を覗く(グラビヤ刷口繪)
◇冨士グラフ(オフセツト刷口繪)
張り切る時局下の女性
銃後の話題
流行も戰時色
祝支那新中央政府誕生
漢口の春
誌上封切映畫
冨士漫畫大笑館(オフセツト刷口繪)
新連載の大長篇探偵小説
亞細亞の鬼(大下宇陀兒)
銃後物語 鷲の故郷(貴司山治)
時局小説 田園の魂(野澤純)
間諜秘話 戰慄の夜(木村莊十)
輝く大内機の操縦士特別寄稿
翼の蔭に此の努力 地上整備兵(航空兵曹長・片岡喜作)
國策完遂に協力致しませう(社告)
◇物に對する信仰(前商工大臣・八田嘉明)
◇武力だけでは戰爭に勝てぬ(榊原平八)
時代小説 糊練り浪人(木村毅)
現代小説 夜櫻(細田民樹)
社會小説 愛情の權利(秋永芳郎)
時代小説 名月八番鐘(邦枝完二)
農民小説 野良の雨風(和田傳)
◎數字は語る 物を大切にしませう(佐藤誠也)
將棋と碁
(上達の急所)勘所の摑み方(八段・花田長太郎)
(應用自在)隅の正當防衞(七段・瀨越憲作)
◎故郷の唄(詩)(西條八十)
◎青草にならんで(家庭詩)(サトウ・ハチロー)
◎響け軍歌(詩)(田村和夫)
支那兵捕虜の現地座談會(司会・井口靜波)
明朗小説 彼の原價(川原久仁於)
外國小説 ブレイン歸宅す(原作・デモン・ラニヨン/譯・大井眞太)
武勇講談 拔駈一萬石(神田山陽)
映畫小説 美しき爭ひ(鷲田五郎)
時局早わかり 世界の動きを監視せよ(丸山幹治)
私の逢つて來た 支那新政府の巨頭(安藤德器)
大評判の長篇小説
拓士の妻(竹田敏彦)
鶴龜武士道(白井喬二)
春告ぐる嵐(川口松太郎)
德川家康(鷲尾雨工)
新版天下茶屋(吉川英治)
漫畫
◎川柳漫畫(谷脇素文)
◎お勝手天下(川原久仁於)
◎漫畫會場
◎孫部隊(西塔子郎)
◎動亂の歐洲見たまゝ(萬直次)
夏場所相撲評判記(江馬盛)
新作落語 女流作家(桂文都)
コント
◇最後の一葉(原作・オー・ヘンリイ/譯・有本道貞)
◇父の愛(北町一郎)
◇藝界噂話
◇簡素生活 金言名句
◇七月號の豫告
◇笑話倶樂部
◇讀者倶樂部
◇講談社ニユース