歴史地理教育 第748号(2009年8月)
特集 戦場の実相――兵士の死と生
なぜ、いま、「戦場」を問題にするのか(吉田裕)
兵士の「戦場体験」がもたらすもの(今野日出晴)
傷痍軍人と「しょうけい館」(東海林次男)
戦場体験と歴史教育――歴教協の研究・実践を中心に(古谷博)
近藤一さんに学ぶ――二つの戦場での加害体験証言(宮城道良)
小学校の授業
連載・地域とともに歩む社会科⑤
錦の昔たんけん――平和学習(小松清生)
1年生活科 おうちの人のしごと(藪内幸代)
中学校の授業 連載・中学校社会科の授業づくり⑤
みこしかつぎを平等に(岩本賢治)
高校の授業 日本史
「渡し」の謎を考える(中尾浩康)
連載
史跡を歩く145
寺内町・一身田(三重県津市)(岩脇彰)
子どもの目
インフルエンザ「騒動」で子どもたちは・・・(森口等)
窓
軍事用語の”ゆらぎ”――教師の常識・生徒の死語(山田朗)
歴史研究最前線51
戦時体験の諸相と歴史教育(滝澤民夫)
世界史散歩⑧
チェ・ゲバラ父娘の広島(菊地宏義)
地域――日本から世界から189
揺れる韓国の歴史教育と新設「東アジア史」(坂井俊樹)
世界を歩く⑤
驚きと発見の旅――パキスタン(1)ムハンマド風刺画に激怒する市民(村上義徳)
みんなでシネマ⑤
「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」(山田麗子)
読書室
『キンダートランスポートの少女』
『学力と新自由主義』
『戦後日本史――時代をラディカルにとらえる』
核廃絶をめざすヒロシマとセミパラチンスクの絆――高校生のカザフスタン・レポート(澤野重男)
負の歴史遺産から戦争と平和について考える――大久野・平和記念資料館へのフィールドワークから(福田喜彦)
埼玉県人がうけとめた婦人参政権と日本国憲法 上「新憲法の実施は女性の独立記念日」(鈴木義治)
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