科学画報　第２７巻第３号（昭和１３年３月）

グラビア版
大水力發電機のローター
空中魚雷の威力
雲表の巨人像
ほえざるのアクロバティック・ダンス
面白い龜の習性
マーチン重爆の編隊
信越國境越へのスキー行
七七〇〇呎のレールと流線形不銹鋼列車
段丘風景
川の蛇行
成層圈飛行への待望（東京帝大航空硏究所員　理學博士・淡路圓次郞）
支那博物學の日本博物學に及ぼした影響（東京科學博物館　理學士・後閑文之助）
超音波の新硏究（遞信省電氣試驗所・白石武）
リレー隨筆　アッベ博士とツァイス（理學博士・辻二郞）
ゴム製造工業は一國經濟を支配す（湊谷祝三郞）
三七年度ノーベル物理學賞受賞者　デヴィソンとタムソン（理學博士・菊池正士）
國別にみたノーベル賞受賞者統計
色刷寫眞頁
世界最大の鎔接船
英空軍の水陸兩用練習機
アイス・ヨッティング
鋪裝道路にゴム使用
腕時計の振動が見える
四階建大水壓機
天翔ける戰車
聾者への福音
新型高射砲
英國の新型潜水艦
科學映畫「太陽篇」
アメリカ艦隊の大示威
[初春窓外]　芽生える力と形（東京帝國大學助敎授　理學博士・本田正次）
春を思ふ―雪の札幌より（北海道帝國大學敎授　農學博士・栃内吉彦）
相模川の段丘（理學士・原田三夫）
龜三題（理學博士・岸田久吉）
科學ニュース・レター　ウラニウムより重い超重元素―名石版畫鑑定にGメンの登場―確實に治る肺炎血淸療法―ドイツの石炭石鹼―潜水記錄四二〇フート
人體に潜む驚異(1)　血液篇（牛島健次郞）
金屬工業界の新武器　高周波電氣爐（山北藤一郞）
人種學のデマ製造史（理學士　文學示・吉岡修一郞）
化學界に問題を投じた　重い窒素と重い酸素の分離（理化學硏究所　理學士・白井俊明）
都會は資源を吐く◇塵芥工業の現在と將來（東京市塵芥處理工場長・岩橋元亮）
新設講座　遺傳學史講（東京帝國大學講師　理學博士・篠遠喜人）
|連載記事四篇|
映畫ができるまで(2)（永富映次郞）
身邊化學譜　自然は急變せず（桐生高等工業學校敎授　理學士・益田苦良）
太陽黑點の活動と珍星の往來（三月の天文界）（大阪市電氣科學館天文部・高城武夫）
アジヤ大陸冒險橫斷記（ハンス・ロイエンベルガー）
◇俳句と自然科學◇（古家榧子）
爆發する瓦斯　簡單にできる水素ガスの實驗（理學士・小野一男）
促成蔬菜は何處でつくられるか（石井勇義）
科學小説　星の兒　生物學的幻想曲(3)（H・G・ウェルズ／大平洋一譯）
特別講座　原子核に就て（三）（大阪帝國大學理學部敎授　理學博士・菊池正士）
◆談話室
◆編輯後記
附錄
工業資源としての塵芥處理（六色刷）
小型高速度H28型グライダーの構造