科学画報 第19巻第4号(昭和7年10月)
空を征する人類の飛躍(全グラヴュア版)
|季節と時の問題|
短波無線飛躍時代來る(遞信省技師 工學士・小野孝)
寄生植物の興味ある智慧(理學博士・竹内叔雄)
先住民族の珍しい遺物と人骨發見(尾道高等女學校長・吉野益見)
野球の科學(前早大野球部マネーヂア・内藤楠夫)
雌雄の換羽と産卵數(農林省畜産試驗場技師 農學博士・芝田淸吾)
大東京新名所巡禮(中村道太郞)
問題の女に化けた男(醫學士 藥學士・橋爪檳榔子)
北日本・空の幹線を飛ぶ(一等飛行士・小川寬爾)
飛行の難所・富士山の氣流(三等飛行士・加藤正世)
|最新科學界展望|
臺灣海岸で見る風蝕作用(臺北高等學校敎授 理學士・齋藤齋)
面白い民族表情の硏究(京城帝國大學講師・大野利武)
ラヂュームの魔力と危險(醫學士・加藤照義)
第二極年とは何にか(工學士・妹尾太郞)
精巧な航空用寫眞機の威力(鄕巖夫)
原子エネルギーの時代來るか(理化學硏究所 理學士・宮部甫)
夜光塗料の原料となる「發光物質」(理學博士・加瀨勉)
人の一生と其榮養(バチラー・オブ・サイエンス・織戸正滿)
最新科學グラフ 再び作る昇天の新記錄/完成した佛國陸軍のダイル・バキャラル大型陸上飛行機/人工のオロラがロスアンゼルスに輝く/陛下のヨットと戰艦ネルソン號/米國の暴動とタンク隊の活躍/米陸軍の八吋列車砲/オイロッパ號から發射された飛行機/
ドイツで始めて建造されたオートジャイロ/觀衆をあっと驚かせたアクロパシーの妙技/アクロン號に發着する小型飛行機五臺/シュテッチン市上を飛ぶ二つの怪物/フォード翁の誕生日に贈られた珍寶/ロケット自動車又走る/バルチック海岸上空に打上げられたロケット/
沈沒船の保管庫を開く世界一の錠前屋
[科學隨筆]
科學者の見た家相(工學士・山田淳)
失踪者の搜査と防止法(寮佐吉)
快走船Xボート綺譚(乾信一郞)
機械は人間を支配するか(上塚貞雄)
▷將來の發明(大手町輝治)
▷ロボットは買ひませんか(高井貞二)
|實用と製作|
電熱恒溫器の製作と利用法(遞信省電氣試驗所・大竹羊三)
レンズの欠點と其補正(理化學硏究所 工學士・吉城肇蔚)
壓搾空氣動力の模型飛行機(工學士・我孫子三郞)
船舶無線操縱裝置の作り方(江角宣喜)
模型飛行機の設計(東京帝國大學航空硏究所 工學士・木村秀政)
十月の星空(小森幸正)
世界科學展望 天文(神田茂)/醫學(加藤俊夫)/鑛物(吉城肇蔚)/海軍(野間久治郞)/醫學(秋葉朝一郞)/航空(佐々木民部)/植物(本田正次)/生理(橋爪惠)/物理(渡邊俊平)/橋梁(藤田行藏)/榮養(有元邦太郞)/化學(石動弘)/電氣(渡邊軍治)/
人類(鈴木良太郞)/工學(妹尾太郞)
熱帶の珍植物(解説)