科学画報 第11巻第3号(昭和3年9月)
|天體寫眞畫報|
子午儀
日本唯一の私設天文臺
星雲と星團
[最新畫報ロトグラヴュア版]
不斷の氷に閉された遊星
日本最初のカンチレバー式架橋
コンクリート浮船の防波堤作業
世界唯一の隕石孔
靈魂不滅論者オーヴァ・ロッヂ
日本で作られた急行用電氣機關車
最新科學グラフ
露出せる炭層の斷崖
卷頭言 天文と人生(理學博士・山本一淸)
|星のロマンス|
最近の天文學界に於ける珍聞(京都帝國大學敎授 理學博士・山本一淸)
月から見た地球(東京天文臺・小川淸彦)
地球に近い惑星と遠い惑星(東京天文臺 理學士・神田茂)
火星再び地球へ近づく(京都天文臺・中村要)
月面に殘る謎の諸問題(東京天文臺・小川淸彦)
一等星の戸籍調(東京天文臺・水野良平)
白畫に見える星(野尻抱影)
宇宙に於ける我が地球の位置(京都帝國大學敎授 理學博士・山本一淸)
天界の女王土星の話(京都天文臺・渡邊敏夫)
古代マヤ族の曆と天文知識(野尻抱影)
ピラミッドは天文臺か(一記者)
世界唯一のアリゾナ大隕石孔(一記者)
地球終滅の時(理學士・石井重美)
暗黑星の正體(東京天文臺 理學士・蓮沼左千夫)
天體進化論の伸展(中央氣象臺技師 理學士・關口鯉吉)
星の默示(佐藤春夫)
|趣味と硏究|
倉敷の二大硏究所と倉敷天文臺(本誌主幹・仲摩照久)
果物や種子の旅日記(北海道帝國大學水産植物學敎室・菅野利助)
ベークライトの奇蹟(藥學士・橋爪檳榔子)
左利と右利の問題(醫學博士・高田義一郞)
歐米新聞夜話(嵐漠歌)
生物の群居と蕃殖(理學士・寺尾新)
北氷の鍵スピッツベルゲン群島(東京帝國大學地理學敎室 理學士・佐々木彦一郞)
ヴァイタグラスの話(東京帝國大學化學敎室 理學士・朝比奈貞一)
通俗地震學講話(中央氣象臺技師 理學士・國富信一)
|科學界ニュース|
紐育市俄古の活動寫眞電送(工學士・佐野昌一)
輕金屬採取の世界的發見
氷の代用をする砂シリカ・ゲルの話
地震豫知の曙光見ゆ
發聲映畫の全盛時代が來た(歸山敎正)
生者のマスク
立體蓄音機の話(工學士・菊地麟平)
褐炭から瓦斯がとれる
ヴィザグラフの發明
動物の言葉の新硏究
太平洋橫斷飛行は終に出來ぬか
科學小説 浮ぶ魔島(甲賀三郞)
[すぐ役に立つ實用記事]
發明ニュース
反射望遠鏡の作り方(京都天文臺・中村要)
活動寫眞機の作り方(歸山敎正)
化學實驗
讀者實驗
九月の園藝(淺川英一)
九月の氣象
星座春秋(野尻抱影)
學界噂話
世界巡禮畫報
科學春秋
錦町より
各遊星と地球の比較