科学画報　第３巻第１号（大正１３年７月）

扉繪　噴煙を突破して翔ぶ空中旅行の快（二色寫眞版）
評論　夏の旅行者にのぞむ（主筆　理學士・原田三夫）
―◁色刷寫眞版▷―
踏破す米國の第一峰
手に汗を握らすアルプスの尖岩のぼり
捕らへられたる印度藪林の王―怒號する猛虎
全長五間の小舟で太西洋の怒濤を乘り切つた稀代の冒險兒
次の國際競技の花形探檢王アムンゼン
二いろの機關車・客車用と貨車用
山紫水明・出來かたの違ふ我が國湖水のいろいろ
世界の軍國主義者を震駭せしめたる眉唾ものの怪放射線
自動車で勝手に勝手に登山できるシエラネヴァダ
奇拔を極めた太西洋の底魚ジューフィッシュの男ぶり
霞ヶ浦に米機を迎ふ
―◁繪入讀み物▷―
鵬翼千里　世界的大競技（前海軍技師・杜野福郞）
湖の知識（主筆　理學士・原田三夫）
風景科學　海の木・山の木（林學博士・上原敬二）
リュックサック病院（旅の科學）（醫學士・木島嘉一郞）
▷時計磁石
遍俗遺傳講話　あひの子は大きい（農學士・小野寺二郞）
極北の生活（人類學奇談）（石川三四郞）
鐵道ものがたり（一）（理學士・原田三夫）
密林を分けて登る（高山上の植物帶と高山植物）（上）（理學博士・武田久吉）
今流行に珍果　マスクメロンの話（園藝その月々）（イシイ・ナーセリー主・石井勇義）
家庭科學　きたないお錢（理學士・北村三平）
海山むだばなし（主筆）
▷戀態心理相談室（文學士・小熊虎之助）
常識科學　結晶の秘密（藥學士・靑木紋六）
科學的に正しい時計の持ち方（山下初雄）
羆と間違へられた話（大有珠と洞爺續篇）（理學博士・武田久吉）
▷出版だよりと新刊批評
エヴェレストは遂に踏破し得べきか?（岡部長節）
▷坦砥の如き國立公園の登山自動車道路（畫報）
科學者の愛嬌ばなし（一亭生）
星座めぐり（七月の卷）（古川龍城）
▷世界科學通信（九官鳥）
園藝問答　モグラのノート（石井勇義）
▷發明相談部（辨理士・田中京平）
科學日誌
左門町より