商店界　第１０巻第１0号（昭和５年１０月　特別号）

卷頭言（臨時産業合理局國産愛用委員會會長・中原岩三郞）
經營の採算と決算（立敎大學敎授・伊藤重治郞）
世界の國産愛用運動（日本商工會議所主事・依田信太郞）
不況時代を切り拔ける策　◆商店界の權威者が特に力瘤を入れた大文字◆　◆此の不況時代に自分の商賣と兼業し得るは何か◆　斯う言う兼業を選べ（淸水正巳）
商賣胎内めぐり　興味深々
値段があって定價のない犬の裝身具を語る　婦人の服裝よりも流行のはげしい犬の首輪の珍商賣振
人類の敵―瓦斯と鬪い百貨店に押される炭薪屋　刻々加わる百貨店の壓迫に悲鳴をあげる薪炭商の愚痴
税金を卸して行くソーダ水商賣を語る　唯の水の樣な淸凉飮料にも高い高い税金がかかってる
結局勞動を稼ぐに過ぎない空樽屋の打開話　「雪の日やあれも人の子樽拾い」を地で行く空樽の商賣
十着分から十一着分を生む子供服裁縫業　子供服店も知らない子供服裁縫業の仕事ぶりの打明
[本誌獨得の記事]
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全國各地商店街の研究　特輯大記事
大阪心齋橋風景（大阪）（壽屋企畫課・本松呉浪）
特殊商店街仲店（東京）（白木屋調査課・佐々木良雄）
盛りば廣小路（名古屋）（アドマンクローバー社・後藤長保）
露店に飾られた街（小樽）（小樽新聞社・盛田穰）
國内無比の百貨店街（福岡）（商店硏究社・末次良輔）
小倉市魚町研究（小倉）（園山呉服店・園山佳助）
百貨店の齎す影響（岡山）（スナミ本店・角南芳太郞）
京都市四條通研究（京都）（中央麻雀俱樂部・牧野月城）
成功した遊覽商略（大阪）（九條新聞社・中村實）
札幌狸小路という處（札幌）（札幌放送局・佐久間節郞）
金儲けのヒント提供　思う壺に嵌める宣傳　□大當りに當った宣傳法や、素晴らしく儲かった筆者實驗ずみ廣告法の種明し公開□（谷孫六）
頭の働きは偉大である（「星とフォード」の筆者・京谷大助）
商店に巢喰う病菌の種々（全日本計理士協會理事長・中瀨勝太郞）
店員よお拂箱となる勿れ（商店界編輯長・倉本長治）
自動車はこうして賣れた（マスター・オブ・アーツ・宮川晴好）
愈々決定!!　商店界獨立資金の名譽貸與者發表　耀くばかりの名譽を荷う人々は唯れか、見よ全日本より選ばれたる優良店員、孰れも將來日本商界を代表すべき新人、先ず本誌を見よ
電話商略　販賣の第一戰に立てる商略（編輯部）
萬引の話　金左衞門と仙吉の興味的記述（編輯部）
商店に掛る税の話　商人常識講座としての必讀記事（辻眞）
不景氣對策の珍趣向澤山　失業者新商賣指南（河田榮）
詐欺の正體と其豫防法（警視應刑事部庶務課長・保科久義）
無精な發明物語（特許局・市川かづを）
余が赤裸々な失敗の告白（元三傘堂店主・高能貞次郞）
貴下の名刺はどれですか（編輯部）
商業團體の組織法（法學士・内海源男）
物々しいカフェー戰術（P記者）
不景氣對策の一つ（早稻田大學敎授・長谷川安兵衞）
日本廣告聯盟大會（日本廣告俱樂部・荒木丈太郞）