商店界 第8巻第8号(昭和3年8月)
卷頭言
店員諸君の立身策(主幹・淸水正巳)
店員諸君に捧ぐ諱非子の「説難」(讀賣新聞營業局長・矢野正世)
大のいたずら小僧から大番頭となった手腕家 三越の豐泉益三君(白假面生)
一小店員から勤續して小賣部長に叩き上げた 龜屋の遠藤慶助君(XYZ生)
十三歳から四十年間奮鬪織物問屋王國を守立てた 丸桝の小堀治三郞君(日本紡織通信社・越川菱花)
樽拾いから身を起し灘酒を向うに築上げた 渦卷正宗の吉原淺治君(日本酒新聞社・高橋進)
子飼いから心齋橋店の主任となった 丹平の吉川源治郞君(心齋橋新聞社・久保田秀吉)
三十有餘年勤續主任として腕をふるう 國分の中川恒藏君(飮食料通信社・北垣晶規)
二千圓の借金で一流のネル店を築上げた 小松原次郞君成功談(心齋橋新聞社・久保田秀吉)
今日の店員制度をどう見るか 代議士・思想家・作家・敎授・商工會議所理事等廿數名士の回答記事
百貨店對抗策(淸水正巳)
時事槪評三篇(時事新報經濟部長・森田久)
誌上商店街見物(淸水正巳)
商店界ニュース
海外商賣視察
笑轉界
商品知識
名古屋に生れた商店會
在庫品の整理と棚卸完全法(松坂屋庶務課長・坂手英雄)
問屋の出張販賣の實情と良法(長岡逸郞)
商店界同人の銀座行進曲(同人合作)
棚ボタ式で親類の店員となるな(本松呉浪)
米國で流行せる月賦販賣とは(白木屋專務・山田忍三)
傳染病保菌者に對する店員への注意(警視廳防疫課長・井口乘海)
新らしい算盤の稽古(名古屋珠算學會・加藤久雄)
八月の閑散は新秋への活動準備期 就業時間を短縮して能率を上げよ(中外産業調査會編輯長・高橋謙三)
漫畫店員物語(中島俊吉)
晩夏の圖案と廣告文句(富田森三)
諸國名産由來記七 琵琶湖の源五郞鮒(松川二郞)
小學敎師より成功したダットン女史(アリゾングレー)
商賣の相談・讀者の支店
商賣特種・ドン
記者俱樂部