雑誌リベラル 100033990

りべらる 第10巻第8号(昭和30年7月)

サブタイトル
著者名
出版者
太虚堂書房
出版年月
1955年(昭和30年)8月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
146p
NDC(分類)
051
請求記号
051/R33/10-8
保管場所
閉架雑誌
内容注記
和書
目次

海外漫画傑作選
りべらる阿呆宮
りべらる映画案内
七月の行事
りべらる娯樂室
りべらる川柳
許されるならば 誘拐魔樋口――今は平凡な社会人となった樋口とは? 彼は少女の敵であったのだろうか? ただ彼の半生は語る(樋口芳男)
[りべらるリポート]
秘密クラブの七日間 “白人”(女性)の名に魅せられて、集って来る男、これを餌に稼ぐ男、本誌記者が虎穴に入って見た七日間の記錄(本誌記者)
私が見た赤坂村の裏話 お座敷女中に応募して、本誌記者が体驗した赤坂の数日――偶然にも、そこに見たのは、かつての疑獄の大立物だ(本誌記者)
○ミスアンドレア
○赤坂メモ
○三人の秀駒
[女だけの都]
(第1話) 聖心修道院 私は見た、柔らかな胸が規則正しく女の命を刻んでいるのが
(第2話) F女囚収容所 連れ去られた小さな唇、その感触に円い乳房が泣き続けるのだ!!
(第3話) T歌劇団寮 絹をさくような悲鳴。嫉妬に狂うお姉様の手が醜くくゆがんだ
たった一人の女死刑囚 カナリヤのお使いが、あなたのところへ参ります――今は恩赦の望みも断たれ、一人獄窓に狂う女死刑囚のこの頃(牧修人)
水死人の札束 じっとりと水気を含んだ六十万円の札束。水に浮んだ二つの女の仏様に、事件の謎は次第に深まって行くばかりだ(三谷祥介)
幸福なる恋愛(日夏由起夫)
りべらる物知り辞典(中野栄三)
人生案内(編集部)
回数の話(山口晋平)
女に対する男の七つのタイプ お笑いになってはいけません。あなたもこんな男のなかの、どれかなのです(日夏由起夫)
四月のニューズから
連載漫画・日本女紀(3)(小島功)
りべらる・さえら
漫画・女ありて(しのざき凡)
[現代のお伽噺]
★聖書に隠されたソロモンの秘密 あった!!ソロモンの祕宝八千億を祕めた、これがあの殿堂なのであろうか?(渚十三郎)
★シンデレラ姫物語 お伽噺の御殿の中で、タイの王子と結ばれる日は?日本版シンデレラ後日譚(竹井謙)
★男になった女体 「あんたにやるよ」もういらなくなった姫鏡台、男性寮へ移るその日の表情(向山順)
○赤ン坊生むべからず
○はなしの種
○海外新人グラマー
山のキャンプのアダムとイブ(鳴海一二)
りべらる百貨店(桜田温)
二色口絵 桑の実物語(堂島一画/野高一作)
紙屑の中の人生 白い指、垢にまみれた手―その思い出を祕めて何れ火の中に消える反古の一生。言葉なく綴る世相の記錄である(飯倉新)
絵物語 夕鶴(山崎百々雄画/日夏由起夫)
○扉
○編集室
=小説=
マリの死に関する三つの証言 マリが死んだ!!乱れたスカートの間から白い太腿が俺の眼を射る。流れる血がそこに止る――俺は確かに負けた(田代幸男/石原豪人画)
たるやおせん 「あては、そんな浮気女ではおまへん!」夫からまで裏切られたと知ったおせんの憎悪は反動的に激しく昂ぶった(沙羅双樹/堂昌一画)
恐ろしき演出 黴くさい骨董屋の片隅で無気味な光をはなっている宝石……俺は十年も前からその石の魔性に魅入られていたのだ(香山滋/富田千秋画)