文藝春秋 SPECIAL 第9巻第2号 = 第31号(平成27年4月)
大人の近現代史入門 最重要テーマ20
満州事変 永田鉄山が仕掛けた下克上の真実(川田稔)
昭和恐慌 高橋是清は格差を拡大した(武田晴人)
張作霖爆殺事件 軍閥中国は「イスラム国」状態だった(広中一成)
国際連盟脱退 松岡洋右も陸相も「残留」を望んでいた(井上寿一)
五・一五事件 エリート軍人がテロに走るとき(別宮暖朗)
二・二六事件 特高は見た「青年将校」の驕り(佐藤優)
軍部の暴走 誰なら陸軍を抑えられたか(大前信也)
日中戦争 蒋介石が準備した泥沼の戦争(北村稔)
三国同盟 「幻の同盟国」ソ連に頼り続けた日本(田嶋信雄)
日米開戦 開戦回避チャンスは二度あった(佐藤元英)
真珠湾攻撃 戦略比較山本五十六は石原莞爾に勝てなかった(星野了俊)
原爆投下 ヒロシマ・ナガサキこそ戦争犯罪だ(宮崎哲弥)
ポツダム宣言 日本は「無条件降伏」ではなかった(五百旗頭真)
東京裁判 戦争裁判の遺産と限界(日暮吉延)
GHQ占領 日米合作だった戦後改革(福永文夫)
人間宣言 天皇・マッカーサー写真の衝撃(眞嶋亜有)
再軍備 海上自衛隊発足の立役者は野村吉三郎(有馬哲夫)
日韓歴史認識 和解が今後も進まない三つの理由(木村幹)
沖縄返還 米新資料が暴く沖縄返還交渉の真相(春名幹男)
尖閣・竹島・北方領土 領土問題 原点は講和条約にあり(小川聡)
特別座談会 世界史の中の昭和史(半藤一利/船橋洋一/出口治明/水野和夫)
70年代生まれの戦争論
対「イスラム国」戦争が戦後を終わらせる(白井聡)
小林秀雄はなぜ反省しなかったか 宿命としての大東亜戦争論(浜崎洋介)
「昭和天皇実録」皇族たちの暗闘(浅見雅男)
三島由紀夫死後四十五年の宿題(小川榮太郎)
超強力クライアントGHQとの戦い 交渉のプロが見た「日本国憲法」の作り方(青木高夫)
日本を滅ぼした「二つの顔」の男たち(保坂正康)
東大、慶応、一橋 カタヤマ教授が解く 近現代史入試問題(片山杜秀)
8・15 安倍談話が語るべきこと(三浦瑠麗)
事実関係無視の論敵に勝つ歴史戦争術 南京・慰安婦論争 本当の敵はアメリカだ(渡辺惣樹)
戦後日本を揺るがした世界十大戦争(菅原出)
大人の近現代史入門年表