軍事史学 第47巻第3号 = 第187号(平成23年12月)
◆特集 慰霊と顕彰をめぐる諸問題◆
巻頭言 「『慰霊』と『顕彰』という両犠牲」(大原康男)
特別寄稿
日本に眠るポーランド人たち―戦没者に哀悼の意を表して―(エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ)
慰霊と顕彰の都市空間―金沢兼六公園の広場とモニュメント―(本康宏史)
戦没者・兵役従事者の慰霊追悼と陸軍墓地―真田山陸軍墓地の事例を中心に―(横山篤夫)
慰霊の「公共空間」としての靖國神社(藤田大誠)
東部ニューギニア地域における遺骨収集と慰霊巡拝の展開(中山郁)
研究ノート
第六潜水艇遭難者記念碑の建設経緯に関する一考察(山本政雄)
研究余滴
慰霊施設としてのホーエンザルツブルク(小島郁夫)
荻洲立兵陸軍中将とノモンハン戦没者への慰霊―藤田嗣治「哈爾哈河畔之戦闘」製作を中心に―(水谷英志)
戦跡探訪
幕末期の霊明舎と長州毛利家―東山招魂社成立の前史―(中村武生)
書評
田中宏巳『マッカーサーと戦った日本軍―ニューギニア戦の記録―』(葛原和三)
秦郁彦『病気の日本近代史―幕末から平成まで―』(河合利修)
文献紹介
エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ・稲葉千晴編『日本におけるポーランド人墓碑の探索』
ケビン・メア『決断できない日本』
湯浅博『歴史に消えた參謀 吉田茂の軍事顧問 辰巳栄一』
浅見雅男『不思議な宮さま―東久邇宮稔彦王の昭和史―』
『東京古典会創立100周年記念誌』
松本一郎『夢幻のごとき―野田謙吾中将と昭和期の陸軍―』
伊奈久喜『戦後日米交渉を担った男―外交官・東郷文彦の生涯―』
軍事史関係史料館探訪(63) マッカーサー記念館(池田直隆)
第四十五回(平成二十三年度)軍事史学会年次大会報告
例会報告
会員消息
平成二十四年度(第四十六回)軍事史学会年次大会研究発表募集のお知らせ
「特集号」原稿募集のお知らせ
新入会員氏名
前号目次
第三十九回国際軍事史学会日本大会(二〇一三年八月開催予定)の中止について
軍事史学会会則
『軍事史学』投稿規定
編集後記